2023年9月28日~30日  
    爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳・五竜岳 4

 今回は爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳・五竜岳の縦走コース。途中には八峰キレットもある。

雨が降れば、危険なコースなので中止予定。1週間前くらいから天気が気になり、一日に何度も調べる。しかし調べるサイトによっても少しずつ違うので判断に困った。最終的には前日の午後決定。一日目は午後雨が降るかもしれないが、柏原新道で種池山荘までの登山なので、二日目以降に雨が降らなければ実施できると決定した。

  JRで最寄りの駅から乗車。多治見で揃って、特急信濃に乗り換える。信濃大町からはリーダーさんがタクシーの手配済み。1100前には扇沢の登山口に到着。少し腹ごしらえして、登山開始。雨こそ降っていないが、ガスっていて、展望はない。「あ~あ 残念!」と思っていたら、駅見岬という表示。振り返るとガスの切れ間から、扇沢の駅が見えた。ちょっと嬉しくなる。そして、道の隅にはゴゼンタチバナが赤く可愛い実をつけている。それを見て癒される。しかしその後雨が降ってきて、レインウエアに身を包み黙々と歩き1440種池山荘に到着。その間休憩は8分のみレインを着た時だけ?

二日目晴れ。朝、山荘からは登る爺ヶ岳がドーンと見えている。外に出ると雲海の上に富士山、八ヶ岳や先回登った穂高連峰も見える。知った所が見えるのが嬉しい。そして今日の難所に備えて心引き締める。600少し前にスタートする。爺ヶ岳につく前に雷鳥3羽と出会う。少し小ぶりなのでまだ子ども?胸の下はすでに白くなり冬支度になっている。近くで見ていても逃げることなく私たちを楽しませてくれた。また、地面に赤い可愛い葉。「これなぁに?」と聞くと「ウラシマツツジ」と教えてもらう。こんなに多いのは珍しいと聞き、得した気分になる。そして爺ヶ岳南峰到着。雷鳥と出会い時間を15分?位使ったので、ゆっくりせず次に向かう。布引山を過ぎたあたりで、蝶々が1匹!「あれ~アサギマダラ?」と思っていると私たちの方に近づいてきて「そうよ!わたしよ。」とばかり言いたげに、ヒラヒラ飛んで、羽を見せてくれる。こんな所に1匹だけ、頑張っているのに驚いた。そして、楽しい山登りはここまで、鹿島槍ヶ岳に向かうあたりからは岩場の連続。もう話をするゆとりもない。鹿島槍ケ岳(2889m)は双耳峰。どーんと構えている。とにかくしっかり3点確保をしながら、特に下りは、足場見て、「次はここ、次はあそこ」と心で思いながら進んだ。途中数日で80歳になるという男性に出会った。「70歳から百名山を目指し、あと2座残すだけ。」という。若々しく精悍な感じ。私たちより年配の方が元気だと勇気を頂けた感じがした。「この先も少しも、気を抜けるところはないよ。」とアドバイスをもらった。確かに、北峰を過ぎ、問題の八峰キレット(動画で学習はしていった)では梯子と鎖場、でもそれ以上に何もついていない所の方が怖かった。

キレット小屋には予定より早く1305到着、ヤレヤレ。とにかくみんなで休憩する。

また心配になってきたのが翌日の天気、一日雨は降らない予報のはずが、午後雨予報になっている。五竜山荘まで行けばなんとかあとはレインウエアを着て歩けばいい。とにかく早く着くべし。

 三日目、小屋の中では風の音がすごくて、ビュービューといっている。寒さ対策にレインウエアも着込んで500出発。まだ暗いので、ヘッドライトの明かりで進む。キレットを過ぎているが、いきなり岩場の連続。昨日あった人に、「どちらへ行かれますか?」と聞いても、ほとんどの人は爺が岳から降りる、鹿島槍から降りるという人ばかりで、縦走の人はほとんどいなかった。五竜岳(2841m)は大きくなかなかたどり着けない。口ノ沢のコルなんて、なんであるんだ、下ったらその分登らないといけないじゃないか!風も強い。それでも何とか標識のある所まで行った。

着いたと思い写真を頼んだら、「山頂はあっちですよ。写真はいいですよ。」と優しく言われ、嬉しいやら、ちょっとがっかりと複雑な気持ち。でもザックはデポし、すぐに行くと写真撮影。看板をもったりして、楽しんでいる間に、そんな気持ちは消えた。ゆっくりはしていられない。920に山荘を目指す。そこまで、雨がもってくれれば・・・。岩場と風に苦戦しながら、1015なんとか山荘へ着く。山荘で、水やお湯を買ったりした。雨でこの先ゆっくり食事できないと思い、それぞれ腹ごしらえをする。そして、若い人から私たちの年を聞かれて答えるとびっくりされて「かっこいい!」と言ってもらった。私たちが楽しく生きていないと、次の世代が希望を持てないといつも思う。だからこれからも山を楽しみたい。

 この先、リーダーがもっとも嫌がっていたロングコース。リフトまで、アップダウンもあり長い。とはいっても現実的には聞いても、よくイメージはできていない私。とにかく下山なんだから・・・ロングコースでも歩き易くなっているし、紅葉がきれいだし、こんなお楽しみをあるじゃないと思ったのは束の間。だんだん疲れてくる。マックスになったのは、「あっ リフトが見えた!これで歩かなくてもいい。」と思ったら、近くまで行ったら、動いていない。あれ~さっき確かに動いているのを見たのに。夢か幻か?がっかりしながらあと20分歩くの~!?やっとの思いで、ゴンドラまでたどり着いた。雨は降らずたどり着けたのは幸いだった。

 五竜岳を登ってくる人は多かったが、時間的な問題もあると思うが、縦走の人とは出会わなかった。それだけ今回のコースを登山する人は少ないという事。途中の看板にも上級者コースとあった。こんな山行には自分だけでは不可能。誘ってもらい、私に合わせてもらったことに感謝する。  (潤)

 

 

 2023年9月25日  
    木曽駒ヶ岳 2

 6年ぶりに木曽駒ケ岳に登った。

 バス乗り場の菅の台730着、ロープウエイ乗り場のしらび平は820着。多くの人で溢れていてロープウエイはぎゅうぎゅう詰めだったけど臨時便が増便されストレスなく行動できた。 2017年7月の写真を見ると残雪がある。今年の夏は暑かったからなあ、雪はなかったけどさすがに涼しかった。

 宝剣岳の鎖場、岩登りはワクワクして楽しかった。今年は北アルプスに行く機会に恵まれなかったので宝剣岳を楽しめて本当に満足できた。天気も良く360度の眺望で富士山や御嶽山、北アルプスの山々が望めた。

 山は少し紅葉しているようにも思えた。お花の時期は過ぎていてチングルマの綿毛が秋を待っていた。

千畳敷カールの眺めはいつ見てもすばらしい。日帰りでアルプスに来たような気分になれる木曽駒ケ岳だった。       (日)

 

 2023年9月24日  
    乗鞍岳 18
名+1名

9月の定例山行で乗鞍岳に行ってきました。

今回も人数が多いため、マイクロバスで向かいました。乗鞍高原からは乗用車は山岳バスに乗り換えになりますが、マイクロバスはそのまま乗り入れができるので便利です。乗鞍高原では乗鞍岳の全貌が見渡せ期待が高まります。山岳道路の急斜面とヘアピンカーブでどんどん高度を上げ、途中スキー場のスロープを抜け畳平に到着します。

 

畳平で準備を整え、剣ヶ峰に向け出発します。畳平からは剣ヶ峰に連なる峰々が良く見渡せます。途中、富士見岳分岐を過ぎると整備された道を肩ノ小屋に進みます。肩ノ小屋では目の前に剣ヶ峰の雄姿が広がります。

肩ノ小屋からしばらくは急登となります。途中に雷鳥の親子がいて和ませてくれました。登りの途中からは乗鞍のハイマツのスロープの向こうに槍穂高の山並みが望めます。頂上小屋まで辿り着くと剣ヶ峰はもう一息です。登山者もかなり多いため山頂手前では山頂標識での写真撮影で行列になっていました。

 

山頂からは槍穂高の他に、八ヶ岳、中央アルプス、御岳山、白山などが見渡せ360度の大展望です。人も多いため絶景を楽しんだら下山に向かいます。頂上からの下山ルートは下山の行列と登ってくる人もあるため結構な混雑です。頂上小屋から下ったところで剣ヶ峰からの眺望の名残を惜しんだところでその先を急ぎます。

肩ノ小屋で昼食を取ってくつろいだ後、最後の富士見岳を目指します。富士見岳からは背後に剣ヶ峰の雄姿が、眼下にはハイマツのスロープが広がり最後の雄大な景色を楽しめました。

 

畳平に着いた後は乗鞍に別れを惜しみながら山岳道路を下ります。帰りの時間になると槍穂高にも別れを惜しむように雲が掛かっていました。今回は快晴の恵まれた天気で気温も思った程下がらなかったので登山日和のいい山行になりました。(足)

 

 2023年9月18日  
    雨飾山 7

 前日に登山口の雨飾高原キャンプ場にて前泊。

 気合の入ったキャンプ飯!メインは鶏の丸焼き!いろいろ美味しく食べました。寝る前には空に星がキラッキラッしていて天の川まで見れて感動!

 朝4時半、暗い中、出発。熊笹の藪こぎで濡れないように、みんなレインウエアを身に着けてヘッドライト装着してスタート。

 

 最初はなだらかなスタートだが、その後、けっこう急登が続く続く。長かった〜。そして、今度は下り、下り、どんだけ下るのー?!沢まで下りました。荒菅沢です。

 ここから布団菱の岩壁が見えて景色に圧倒されます。紅葉はまだ早いようです。10月に入るときれいだそうですね。

 ここからは下った分も含めて、また登る登る!

 丸太のハシゴや岩場を登り、どんどん標高を稼ぎます。

 8時半頃、笹平。ここからは眺める山の稜線が素敵!

9:15に雨飾山、登頂!まわりは真っ白。何も見えません。

 でも頂上少し手前では、一瞬ガスが抜け、女神様の横顔がうっすらと確認できましたよ。

これは合成写真です (笑)

 

 晴れてきて暑くてカッパを脱いだり、またガスってきたり、雨にも降られてまたカッパ着たり、脱いだり、天気もめまぐるしかったですね。

 

 とにかく、思ってた以上にハードなお山で、、、みんなで無事に登頂できて良かったー!

 

〔登山口から山頂まで〕

・登り:4時間半・下り:3時間45分

・累計標高差:1141m・距離:10.7km (鎌)

 

 2023年9月17日  
       瓢が岳  11名

 信仰を集める高賀三山のひとつ瓢ヶ岳に登った。

最初は急登できつかった。 岩場あり、木の根も張り出している。岩場の渡渉はワクワクする。水かさは少ないのでわざと水に浸かってざぶざぶと歩いた。 

 骨が平から山頂へ向かう途中では身の丈程に笹が茂っていて藪漕ぎした。

 天気は良かったので期待していたのだけど、残念ながら山頂からの眺望はなかった。

そんなことは気にせず、みんな昼食でお腹を満たしていた。 

 本来、山行は10日の予定だったが、天候がイマイチ不安定いうことで17日にリベンジ山行という事になった。確かに、雨が降れば岩場歩きや渡渉は危険を伴うコースだと思った。定例山行の日にちを変更したリーダーの判断は正解だと思った。 

 変化に富んだこのコースはまた登ってみたい。  (日)

 

 

 

 2023年9月17日  
       白山 1
 + 3

2年前の1010日に一人で日帰りで白山に登り、今回が2年ぶりの日帰り登山を計画した。白山にはまだ登ったことのない健脚の3名を案内しながらの登山である。 

640駐車場に着いたが2年前に登った10月に比べれば車はまだ少ない。7時頃から急登のブナの巨木の中の道を登る。天気は快晴で、気温は比較的高い。ブナやオオカメノキ、ナナカマドはまだ紅葉していない。

 

三方崩山、御嶽、乗鞍、北アルプスが見渡せた。大倉山手前から白山が顔を見せる。このあたりからダケカンバとササの中の登山道を登るとリンドウが多く咲いていた。その後マツムシソウも咲いていた。眼下には白水湖もよく見える。

室堂に着いてから昼食後、御前峰への急登を登ると山頂では記念写真を撮るために行列ができていた。山頂は風もなく寒くはなかった。御前峰から下り、お池巡りをした。今年は雪が少なかったのであろうか油ガ池は水が涸れていた。一番大きな翠ガ池はエメラルドグリーンでいつ見てもきれいである。7つの池巡りをしてから大汝峰まで登る登山者は少ない。 

登山道脇にはイワギキョウが多く咲いていた。大汝峰に登るころには雲がかかり、今回は日本海ははっきりとは確認できなかった。千蛇ガ池は例年のごとく万年雪があった。室堂で小休止後下山した。一人は大汝峰だけは登らなかったものの、ゲストの3人はしっかりと歩けていた。特に山ガールの美女2人は健脚であった。このコースの往復は普通なら1泊2日で登るのが通例である。ちなみに今回の山行では歩行時間8時間34分、休憩1時間29分、合計10時間3分、累積標高差は1,767m、距離18.3km 歩数は約4万歩であった。   (H)

 

 2023年9月17日  
     台高 又剣谷 1
  

 久しぶりの遠征で道の駅吉野路上北山で前夜泊。朝7:00、朝食をすませて8:00入渓! まずは二俣(ルート確認)すぐの堰堤を巻き、目的のゴルジュへ(何度来ても素晴らしい)。すぐに滑らかな滝が次々現れる天気も良く快適なリバーハイク。上へ上へとつめていく、最終40mの滝。マイナスイオンを感じながら軽食をすませ、尾根より下山しました。   ()

 

 2023年9月10日  
     阿木川 本谷 2
 + 1

 

 

中津川の阿木川の沢登りに行ってきました。

春日井を6:00に出発して8:15に阿木川本谷の風神神社から入渓します。

 今回はゲストの若手を加えて3人での山行です。天気も晴れ渡り、沢の水が気持ちよく感じます。下界は真夏日ですが全く暑さは感じません。途中に渓流釣りの人もいたため、高巻きしてやり過ごします。

しばらく行くと何箇所かの滝があり、場所によっては滝の淵を泳いで滝の脇に取り付きます。渓流の流れの渡渉あり、滝のシャワークライミングありで変化に富んでいて楽しめます。私は滝の途中の取り付きで滝壺に落ちてしまい、ずぶ濡れになってしまいましたが、確実に確保してもらっていたため無事乗り越えました。

 若手のゲストはさすが身軽でクライミングの経験もあるため、快調な足取りで遡行していきます。11:20にはこの日の目的地の標高1000ⅿ地点にたどり着き、この日の遡行を終了しました。

 帰りは林道を戻り風神神社手前で雨がぽつぽつし始めましたが、何とか天気にも恵まれ気持ちのいい沢登りでした。   (足)

 

 2023年9月3日  
    比良山系・八池谷 1
   

 

ガリバー旅行村の登山者駐車場で支度、20分後に明るい沢へ。登山道経由の後入渓、リバーハイクを開始しました。

 沢の形態はハシゴ、ロープ、クサリも設置されていて1級上と初級向けです。迫力のある滝、滑らかな滝、とくにゴルジュには感動でした。また行きたい沢!

 ステキな山行になりました。   (市)

 

 2023年9月3日  
    鳳来寺山 8
名 + 22  

今回の県連交流山行は山岳会から30人の参加で、スルジェは8人だった。

 集合場所の湯谷温泉駐車場を3班に分かれて、裏参道コースを10時過ぎにスタート。登山道(間伐道)に入る。整備された林道(参道)を50分弱で湯谷峠に。ここで東海自然歩道に合流。ここまでの樹林帯を登るのに無風で暑くて大汗をかいた。さらに鳳来寺パークウェイにかかる歩道橋を二度越えて、20分ほどで行者越えの入り口に到着。行者越えの急登の岩場を登るメンバーと回り道をするメンバーとに別れて登り、少し上で合流した。そこから、また樹林帯の中を鳳来寺境内までは40分かかった。ここで昼食。予定より1時間ほど遅れているため、今回の山行はここまでで終了したいとリーダーにつげられる。頂上まで行きたい人と、ここまでで十分と思う人など悲喜こもごもだった。昼食後は東照宮を参拝しただけで、もと来た登山道を湯谷峠経由で駐車場に戻った。5時間弱の山行だったが、結構きつかった。 

暑さの終わった秋の紅葉シーズンに、もう一度来ても良い山だと思った。   (横)

 

 2023年8月29日  
    開聞岳 1
   

早朝から開聞岳の見える長崎鼻まで行き、朝陽に照らされる開聞岳を期待しましたが、山頂には濃いグレーの雲が、帽子の様に被っていて、雲が動こうとしない様子。朝食を食べて、ゆっくり、かいもんふれあい公園駐車場に到着。グレーの雲が白い雲に変わっていました。

 蒸し暑い日で、太陽の光が眩しく、公園の中の道を2合目登山口まで歩きます。登山口の看板があり、登山開始。土壁? というくらいの大きく窪んだ細い道を探検するみたいに進みました。だんだん、登山道もすれ違える幅になってきたけど、花もなく、苔の生えた樹林帯をひたすら登ります。結構な急登。足の細い長い蜘蛛や大きな蝶がゆったりと飛んで、応援してくれていました。青い海も青い空も樹林帯の中からは見ることができず、やっと、5合目にベンチがあり、青い海が見えました。「おぉ~、やっと、見えた。綺麗な海」。暑いなか、やっと風を感じることができました。

 あと半分。これからが楽しい岩場かなと期待。7合目で引き返してくる方も見えました。「岩場が大きくて苔もあり、滑りそうだから、引き返してきました」と話されていました。子どもたちは、ひょいひょいと高い段差も楽しそうに下りてきていました。苔もいっぱい生えている樹林帯に大きな岩や小さい岩があります。気を付けて三点確保。仙人洞は、深い洞穴になっていて、ほんと、仙人がいたのかな? と思わせるくらいの大きな洞穴でした。岩場をさらに進み、7合目を過ぎると、木々の合間から東シナ海のブルーがド~ン!と展望が開けてきました。「やったぁ~! これが見たかった。ホントに綺麗なオーシャンブルー! 波打ち際の白が、また美しい」。

8合目付近の大岩にハシゴ、ロープもあり。御岳神社の赤い鳥居が山頂近くにありました。山頂到着。山頂は、大きな岩がいっぱいで、寝転んで空を見ている人もいました。空はガスっていて白い。まだ、白い帽子を被ったままかと思っていたら、雲の動きが速くなり、パッと開けてきました。今だ! と写真を撮るけど、また、すぐ白くなっての繰り返し。青い空は、時々見えていたので、ちょっと待ちましたが、薩摩富士からの360°の展望は諦めて下山開始。樹林帯では、ツクツクボウシがいっぱい鳴いていました。下りの5合目からの暗い樹林帯は、火山礫がゴロゴロしていて、滑りそうで慎重に歩きました。2合目登山口の看板の所に戻ってきました。

 登山口から少し歩いたところで開聞岳を見上げたら、白い帽子もなくなり、くっきりと山頂が姿を現し、美しい円錐形の薩摩富士を見ることができました。午後から、登っていく方と何人かすれ違いましたが、きっと、山頂では、360°パノラマ展望が見えていることでしょうね。素敵な山行体験ができました。    ()

 

 2023年8月29日~30日  
    御嶽山 1
名 + 4  

ゲストの4名はスルジェ山の会のOBである。最高齢82歳、他70代半ばの方々と共に3063mの御嶽山に登る。ここ数年山らしい山から遠ざかっているというメンバーもいて、皆、今回の山行に様々な思いを持って臨んでいる。 

 1100ロープウェイ飯森高原駅に降り立ち御嶽山の姿を仰ぎ見て出発。ゴゼンタチバナの赤い実やリンドウの花に癒されながら、歩きやすく整備された登山道で女人堂まではまあまあのペースだったが、そこから石室山荘までのガレ場混じりの階段の急登がきつかった。しかし、各々のペースで休憩を取り、標準タイムの2倍近くはかかったが石室山荘に到着。

翌朝、4:30に出発と決めていたが、風の音を聞いて「私、やめとこうかな」「もうちょっと明るくなってから出ようか」など弱気な声が出たが、一人が「ともかく外に出て歩こう」と言って、全員着替え始めた。外は思ったよりも寒くなくて素晴らしい雲海と紫色の山々に元気をもらい、登っていくと剣が峰の手前でご来光を拝むことができた。剣が峰(山頂)では、白山、北・南・中央アルプス、八ヶ岳、富士山の勢ぞろい。おまけにブロッケン現象が見られて、自分の影に後光が差しているのを見て感激した。やっぱり山の早朝は値千金!弱気に負けずによかった!!シェルターの横に先の噴火で亡くなった方たちの慰霊碑があり、冥福を祈った。

その後、石室山荘に戻って朝食をとり、8:30頃出発して下りはほぼ予定通りの歩きでロープウェイ駅に到着した。 

 私は御嶽山は2回めであったが、1回めは噴火後の規制中だったので今回初めて山頂まで行けた。また、晴天に恵まれて花や眺望が楽しめたこと、OBの方たちにスルジェ山行の思い出話なども聞けたことでとても充実した山行となった。  (杉)

 

 2023年8月27日  
    鈴鹿・蛇谷 1
名 + 2   

 前日の天気を確認して鈴鹿蛇谷へ沢登りに行ってきました。かなりの増水で油断はできない中で核心部は空身で登攀、荷上を繰り返し、各自のロープ▪︎システムを確認して金山尾根へ仲間と無事、乗り越すことができました。下山時も慎重に正しく歩きました。山はやめられません!!     (市)

 

 2023年8月23日~24日  
     御嶽山 
 4名   

 何度も登ったことのある山だが14年の噴火後は、なかなか行けなかった。18年9月の定例で二ノ池まで行ったのが最後だったと思う。7月末に登山の規制が緩和され、やっと剣ケ峰まで登れることになったが、火口縁を一周する御鉢巡りはまだできないという。台風などの影響で2週間ほど山行するのが遅れたが、当日は何とか晴れとなった。登山口のある田の原駐車場はウイークデーにもかかわらず、かなりの車が停まっていた。

 8時過ぎに7合目を目指してスタート。久しぶりの3000m級の登山だ。最初は緩やかな登りをゆっくりと歩く。7合目を過ぎると傾斜がきつくなる。おまけに風もなく日陰もないため暑い。8合目避難小屋には9時半に到着、ここで小休止。ガスが出始め、おまけに雨も降ってきた。まだ先が長い。次の9合目には約1時間で到着。風雨が強くなってきたので避難小屋前で、いやいや雨具をつけた。王滝頂上を経由して剣ケ峰には12時過ぎ到着。本来なら外輪山の継子岳、摩利支天山、継母岳などのピークが見ることが出来るのだがガスで何も見えない

 小休憩の後、岩場の登山道を五ノ池小屋に向かう。2時間かかって五ノ池小屋に着いた時には、疲労でクタクタだった。久しぶりの小屋泊だ。きれいな小屋で人気もあるという。食事もまあまあ、おまけに夕食後にピザが宿泊者全員にサービスされた。

翌日は5時半朝食、6時40分に王滝頂上に向け下山にかかる。前夜は強風が吹き荒れていた。今朝も風雨が激しい。1時間強で二ノ池小屋に。ここでコーヒーブレイク。

王滝頂上を過ぎて9合目、8合目と岩場が続く。CL以外の3人が雨で滑るため何度も転んだ。1140分に何とか駐車場に着いた。景色はまったくだめだったが、登山道脇には紫のリンドウが何カ所か咲いていたのには癒された。帰路の途中の桟(かけはし)温泉で、食事と二日間の汗を流すつもりだったが、食事が出来なかったのは残念だった。ひなびた温泉で4人での貸し切りだったのは嬉しかった。

《追記》9年前の噴火前日に妙高・火打から帰る電車の中から木曽福島駅で降車する団体客を見て、翌日に御嶽に登るのだなと友人と話したのを覚えている。あの中の何人かが被災したかと思うと他人事とは思えない。冥福を祈りたい。    ()

 

 2023年8月22日  
     黒 岳  
4名   

北海道最終日、一日雨のため旭岳を延期したので、黒岳だけが残った。前日から話し合いをし、「400出発にして、層雲峡へ6:00に着けば、ロープウェイとリフトを併用すれば短時間で登り、石室も見て、下山できる。」との判断になった。 

予定より少し早めに出発できたので、予定通り。ロープウェイで5合目までリフトで7合目まで上がる。6:50からいよいよ登山開始。樹林帯はほんの少しで、すぐにハイ松や背の低い木で、陽射しが容赦なく照り付ける。まだ朝早いのに1時間遅かったら、どうなるのだろう。水分補給しながら進む。ジグザグに登っていくコースではあるが、急登でもある。ひたすら登る。汗をかきかき8:15山頂到着。ロープウェイから見た片面絶壁の三角にとがった所まで、行けるのだろうか?そちらに向かうと、なんとロープが張ってあり、おまけに岩にペンキでおおきな×。そうだよなぁ~。あんな所行かれたら、事故ばかりになってしまう。登る途中にも、ハイ松の中に突然大きな岩が並んで、立っている箇所もあった。やっぱりあれらは、キャッチフレーズ「カムイミンタラ(神々の遊ぶ庭)」、神様の場所なんだと言い聞かせる。

山頂は涼しい風が吹きとても気持ちがいい。泊まってみようか?なんて案もあった石室を見に下る。登ってきた道とは打って変わり、広々として、お花も咲いている。前日に登った旭岳もよく見える。黒岳石室は、日本で唯一管理人がいる所。興味津々で、見学させてもらう。こんなところに石室を作った人は、すごいなぁと思う。桂月岳がすぐ近くに見えていたが、ここは登らず、引き返すことにした。山頂までは、広々とした景色に気分良く歩ける。その先の下山は、「結構急登だったね。」と言いながら、一気。11:00には、層雲峡におり、今回の山行終了。最後の最後まで余すことなく、山登りを楽しんだ旅だった。同行のメンバー、そして事前のアドバイスを下さった会の皆さんのおかげです。ありがとうございました。         (潤)

 

 2023年8月21日  
     旭 岳  
4名   

予定していた820日(日)は雨天だったため、予備日の21日(月)に旭岳に登ってきました。ロープウェイで姿見の池駅から20分ほど歩いて姿見の池に行き、旭岳に直行する登山者が多いのですが、今回は池から時計回りに中岳分岐、間宮岳を経て最後に旭岳に上るコースを選択しました。

中岳分岐付近までは緩い上り坂で笹薮の中を朝露に濡れながらも冷たさに癒されながら歩く。その先はがらりと風景が変わり、細かい硫黄まじりの流れの川を傍らに見ながら、岩の急登を登りました。中岳分岐頂上まではひたすら登り。音を上げるころにやっと、なだらかな間宮岳が見えてきました。山頂の平原を、眺望を楽しみながら歩き、裏旭テント場に到着。そこから見える旭岳へのザレ場、しかも急登に備え、長めの休憩をとる。

 体力が回復しているにも関わらず、旭岳への最後の急登は過酷でした。ずっとザレ場、しかもストックが刺さらないほど地面が硬く、3歩登って2歩ずり下がるほどのペースでしか進めず、アリジゴクの巣に落ちたアリの気分になる。

 人一人が通れるほどの溝があり、その中は比較的滑りにくいが、慎重に降りてくる沢山の登山者に譲らなければならず、なかなか入れない。

そのような道を細い丸太を何本も背負い下ってくるパーティーに出会う。「それはなんですか?」と話しかけるとトイレブースを囲う丸太とのこと。20キロほどはありそう。山の環境を整えるために働いていらっしゃる方々に自然と頭が下がりました。

 小一時間で旭岳山頂に到着。平日にも関わらず人が多い。ガスで眺望も良くなかったため早めに下山する。下山時初めの方は急な下りのため再びアリの気分になる。途中、シュウシュウと音を立てている火山ガス噴出口を見下ろせる場所があり、しばし見とれる。 なだらかな道、スリルの楽しめる道、バリエーションに富んだ道を楽しめた山行でした。   (西)

 

 2023年8月20日  
     御前山 
 5   

朝6時に春日井を出発。国道41号線を通り途中天気も良く、朝もやのかかる山々を眺めながら下呂を過ぎ、飛騨萩原駅を通り四号目登山口へ そこから出発。 

川に沿って 右へ行ったり左へ行ったり川沿いの岩を登っていきます。この岩が苔が生えていて滑りやすく気を付けながら注意してゆっくり登るのですが、 かなり疲れるので休息をとりながら時間をかけ登りました。屏風岩を通り、 地中から聞こえる流れる水音を聞きながら頂上へ向かいます。

頂上は曇っていたので残念ながら御嶽山は見えませんでした。帰りは岩を下るのは不安だったので、上村ルートに変更し背丈以上ある熊笹の間を通る山道で下山しました。なだらかですが、うんざりするほど長い山道を下り、途中かみなりから雨に降られ、ずぶ濡れになり下山しましたが、そこから四合目登山口まで雨の中道路を歩きました。 

思いのほか時間がかかり遅くなったのでせっかく下呂へ来たのに温泉にも入れず急いで帰ってきました。(梶)

 

 2023年8月20日  
     小秀山 
 3名   

健脚コースで小秀山に登りたいとの希望の2名とともに、久々ぶりに二ノ谷から登ることとなった。天気予報では午後2時から雨の予報であった。 

出発時の乙女渓谷は薄暗い。渓谷沿いに設けられた木製の長い架け橋遊歩道は濡れていて滑りやすい。ねじれ滝、和合の滝、烏帽子岩などを見ながら登ってゆくと約80mの落差の雄滝に出る。マイナスイオンを十分に感じながら小休止し滝の左手を登りきり、子滝や孫滝を見ながら渡渉し、その後二ノ谷から少し離れるが、再度二の谷に入り、2度目の渡渉、さらに登ってゆくと大きな鎧岩に出る。高度を上げてゆくと第一展望台、第二展望台に出る。第一展望台で小休止をとった。春であればシャクナゲが見事な休憩地である。  

ここからいよいよ核心部のカモシカ渡りの岩場に出る。木の根や岩につかまりながら垂直に近い岩稜帯を登ってゆく。このコースの醍醐味が最も感じられる箇所の一つである。ここを通過すると登りがなだらかになり三ノ谷の分岐部に出る。小休止後さらに急登を登りきると兜岩である。この岩の左側から登るが本来は御嶽山が眼前に見られるはずであるが生憎天気は曇りで展望が得られなかった。ここから第一高原、第二高原、第三高原を経て山頂までは遠く感じる。第三高原の登山道には多くのコバイケイソウがみられ、いくつかは花が終わり種をつけていた。この群落は以前よりも増えていた。山頂に着いた途端に大きな落雷の音が響いた。

山頂で記念撮影後、小休止し落雷を避けるためにすぐに下山を開始した。このころから第一高原までは小雨に降られた。その後雨がやみ、三の谷から下山した。このコースは岩場もなく、勾配も緩やかで危険箇所もなく歩きやすい。下山路の後半は、ヒノキなどの伐採のために登山道は一部変更されていた。三の谷の登山道入口に着く前から本降りとなり雷の鳴る中での下山となった。

下山後は温泉で汗を流してから帰路についた。YAMAPによると休憩を含めた歩行時間9時間57分、歩行距離11.7km、登りの累積は1,587mであった。二ノ谷から登るルートは健脚コースで心して登る山である。(林)

 

お盆に大日ヶ岳に行き、標高と標高差を比べて大差が無かったので、完全に舐めており全く想像とは大乖離しており、小秀山恐るべし!!(野)

 

ずっと行きたかった小秀山、やっと行けました。歩き始めの木道が想像以上によくスベリ、そして長い。何度も転び手強かった。行程は長く急登で体力のいる山。次回は大滝側からの短いルートで雪を被った御嶽山を見たい。(張)

 

 2023年8月19日  
  上富良野岳 三峰山 富良野岳
 4名   

観光で北海道へ行ったことはあるが、登山は今回が初めて。

北海道登山一日目。上富良野岳、三峰山、富良野岳を登る周回コース。

 凌雲閣駐車場から533にスタートする。熊がでるといけないと、熊鈴をリーダー4個、私は家にあったありったけの3個、他のメンバーは1個ずつ、4人で9個もの鈴ぶら下げて歩く。ザックの下で時々、お尻に当たる。「がんばれー!」と言っているようだ。三段分岐を超えるあたりから右に見えてくる山並み稜線を眺めて、「あそこ、かっこいいね。」なんて言っていた。後になり、自分が歩くコースだったことに気がつく。渡渉があるはずが、からからに乾いていたので助かる。そして分岐で↑富良野岳の表示。まっすぐか?左か?地図アプリも確かめ、十勝岳方面に向かう。

 途中エゾシマリスに出会った。金華山の台湾リスを見慣れている私は、なんと小さくて可愛いのかと思った。そんなルンルン気分で進んだが、濡れた木の階段が続き滑らないように慎重に行くが、だんだん息が上がってくる。「フー!」ストックを出して、水分補給し、再スタート。内心『あれ~』と思っていただけに、いつもの自分に戻りほっとした。安静火口から煙が見え、気分もアップ。そして上富良野岳登頂。十勝岳が目の前に見えてくる。先がとんがっていて、かっこいい。すぐ近くに見えるし、上富良野に上がった人は皆十勝岳に行く。「わぁ~ 行ってみたいなあ。」でもダメダメ。今回は富良野岳とあきらめた。休憩をし、食事をしていると、トンボがあたり一面飛んでいる。トンボを捕まえるため、トンボの目のあたりを、指をくるくるさせたことはあるが、数が多すぎで、見ていると自分の目が回りそうになる。これはいけないと、思わず目をそらした。 

三峰山を目指すと、稜線に出た。気持ちがいい。あっちにもこっちにも雲海。そして、地面にはチングルマの畑。他の花も咲いていた痕跡がある。さすが花の百名山。「花の咲いている時に来てみた~い。」三峰山は確かに、アップ、ダウンがあり峰3つ。展望がすごくいいのに、人はいない。でもとても気分はいい。 

富良野岳に向かう道中は思ったよりも長く、峰を見てはあれかな?これかな?と思いながら進む。途中雷がゴロリ。「ヘー 大変。どうする?」と思ったが一つだけ。見上げる富良野岳はガスっている。残念。でも登頂する頃には・・・と期待していくと、なんと晴れた。そして人もそれなりに多い。

 下山は、分岐までは同じコースだが、別ルート。富良野岳に来る人はこちらのコースが多い。下 るのみと思ったが、巻いて下るので、これが長かった。

 

 花の百名山だけあって、最初から最後まで可憐な花たちが私たちを和ませてくれる。名前を聞いても三歩歩くと忘れてしまう私だが、見るのは楽しく、「これ何でした?」とまた聞くと、教えてくれる先輩に感謝しながら、1332無事下山した。ナキウサギは先頭の人しか見れなかったが、また来たいと思う山だった。  (潤)

 

 2023年8月14日  
   屏風山(瑞浪)
 3名 +1   

 7月の黒斑山以来、久しぶりの山行で瑞浪の屏風山(794m)に行ってきました。花も綺麗だったが、山頂からの景色も抜群だった。

 登山口のある笹平に車を止め、8時過ぎにスタート。きれいに植林された杉林の中の登山道は無風で蒸し暑い。最初のピークの月山までの1時間は、いきなりの急登で汗がしたたる。そこから少し下ったところの黒の田東湿地にはサギソウ、コバギボウシ、シラタマホシクサなどが咲いていた。とくに初めて見たサギソウが素敵だった。そこから小さいピークをいくつか越え、10時過ぎにやっと山頂に着いた。途中は樹林帯のため、まったく眺望がなかったため、頂上から眺めは最高だった。伊吹山をはじめ東濃の山々のほか、いつも登っている弥勒山が見えたのにはびっくり。

 ちょっと早かったが昼食に。時々吹く風が気持ちいい。30分ほどで下山にかかる。台風の影響で下山時、雨の心配もあったが杞憂に終わった。12時には笹平に下山できた。  (横)

 

 2023年8月13日  
    大日岳
  1名  

 近年はキャンプ込みでどこかの山に行っているが、今回は台風影響により直前まで山域を決めかねており、2日前に太平洋側への山行は諦め、急遽日本海側への山域とした。

 大日ケ岳は例年年始で単独スキー合宿??しているスキー場の山頂であり、時期は違うがお世話になっているスキー場を上から眺めてやろうとの思いで、この山に決めた。

 前日 夕方より近隣キャンプ場の整備されてない場所をテン場とし、ソロキャンを楽しみ、翌日 大日ケ岳にアタックする計画とした。 

 山行日当日は、前日の深酒? 片付けのグダグダ? 単独山行からの気の緩みetcにより、スタート時間が1時間程度ずれ込んだ!!

 登山ルートは良く整備され非常に歩きやすい状態であった。前半で一部直登箇所もあり、こんな状態が続く様なら気持ちが折れるな・・・なんて考え、また途中ウグイスの声など聞こえ、この時期なら蝉じゃないの?・・・とも思いながら山頂を目指した。

 道中及び展望台の表示がある場所では眺望無しで、ようやく頂上に到着したが大日如来のお出迎えと共に白山・別山がハッキリ確認できた!! 御岳・乗鞍・恵那山は靄っておりましたが、山容は確認できた。 

 今回の目的は眼下に見えるであろうスキー場を一望する事であったが、残念ながら全く見えなかったが、帰りに大日如来に今冬もスキー場に来るから( `・∀・´)ノヨロシクってお願いしました。   (の)

 

 2023年8月12日  
    恵那山 
  1名  

 恵那山に登るコースで最も時間のかかる宮前ルートで登ったことがないので、日の長いお盆の休みを利用してロングコースを登ることにした。事前の下調べで往復12時間は必要とのことで、440分に自宅を出、550分に恵那山神社の駐車場に着く。計画書よりも30分早い6時にスタート。気温は20℃で天気は快晴である。宮前の登山道に入るとすぐに渡渉。水量は少ない。ここから薄暗いスギ林の中の登山道となる。しばらくは緩斜面が続くが汗が噴き出す。宮前コースは山頂が20合目になっているとのことである。5合目の崩落カ所あたりから急登が始まる。この崩落個所は数少ない見所である。枯大桧では立派な涸れヒノキに出会う。徐々に広葉樹との混合林となり、稜線に出ると恵那の街並みが見える。登山道の両側は朝露の降りた笹が生い茂り、ズボンが濡れた。予想に反し風はないものの気温は低くて非常に涼しい。標高2,000mあたりまで登ると登山道はなだらかとなり、シラビソや立ち枯れ木が点在する。空峠から山頂まではまだ距離があり長く感じる。山頂に着く頃には、曇りとなり涼しい。花は少ないがバイケイソウだけは多くの花を咲かせていた。帰路は下りのために予想以上に早く歩くことができ午後250分に駐車場に戻ることができた。

 このコースでは3名に出会っただけで、ロングコースのためか、人気がないようであるが登山道に危険個所は殆どなく、迷う個所もない。ただ展望は稜線に出るまでは得られない。以前歩いたことのある黒沢ルートは今は廃道になっていた。          (H)

 

 2023年8月7日  
  木曽駒ケ岳 宝剣岳
  2名  

 山の会メンバーが駒ヶ岳に行ったことを聞きH氏の駒ヶ岳行きたい!宝剣岳に登りたい!のリクエストにより決定しました。台風の影響で天候が不安定、当日まで天気が分からない状況でしたが出発直前情報で雨マークは午後から午前中は曇りとの予報となった。若干天候に不安はあるもののワクワクとした気持ちいっぱいで千畳敷駅に到着。駅を出ると壮大な景色がガスで真っ白状態。「雨が降らないだけヨシ!」とポジティブなH氏は初宝剣岳なので数回経験のある私が今回ガイドとして、いざスタート。

 平日とあって登山客は多くはなかった。皆、乗越浄土に向かったようで我ら二人だけが極楽平への道へ向かった。登山道の貸し切り状態で遠慮なく歩けるのはいいが賑わいにも欠けてちと寂しい感じもした。普段なら極楽平に上がりきり振り返ると遠くに富士山が見えるはずなのに、やはり見渡す限りガス一色。一瞬風が吹きガスを散らすと駅の屋根が見えることはあったが、前に進むべき道も十数メートルしか見えない。そんな中で歩き進めると今回の第一目的、宝剣岳がうっすらと見えてきた。数年前の記憶がよみがえる。○○が縮まるほどの怖さを感じる箇所が一つある。今までも通れているから大丈夫だろうとは思っていたが、やはり目の前に来たら恐怖心が沸いてきた。エイッと半ば飛ぶようにし無事越すことができた。このあとは余裕の道なりの記憶だったが、なかなか険しい岩場が続く。あれ?こんなんだったっけ?と自分の記憶の曖昧さに笑えて来る。それでも宝剣岳の頂きに到着することができた。ここでもガス一色だったが反対側から上がってきた登山者にお願いし元気な姿で記念撮影。宝剣岳を下り中岳を経て駒ヶ岳方面へ向かう。

 駒ヶ岳山頂で昼食を摂っているとライチョウ一家が現れた。他登山者と共に撮影していると子ライチョウが親と離れた方向へ行ってしまった。親ライチョウが「こっちだよ、戻っておいで」と呼んでいるように鳴いていたが、子ライチョウはそれを聞かずドンドン進んで行ってしまう。鳥の世界でも子供は自由なんだなと微笑ましく思えた。駒ヶ岳山頂からは唯一エーデルワイスが咲いている処を通りながらの下山。宝剣岳に登頂し、ライチョウとも合え、エーデルワイスも見れ、大満足の駒ヶ岳山行でした。(直)

 

 2023年8月3日~5日  
  木曽駒ケ岳リハビリハイク(テント泊)
  1名 + 1

 5月下旬に登山学校の岩登り途中で左足を痛めるが(御在所前尾根P4で負傷)、なんとか、かばいながら、手伝ってもらいながら下山できた。捻挫かな?とも思ったが、結果的に、左足小指と薬指の付け根あたりで2か所、骨折していた。1ヶ月程、仕事も(もちろん山も)休み、自宅療養していた。こんな事、人生ではじめて!足が思うように動かせない大変さを味わうこととなる・・・。 

 怪我から2ヶ月経過し、たまにまだ足の痛みはあるが、医師からは「どんどん足を動かすように!動かすことで骨が強くなっていきます」と言われていて、山歩きしたくてたまらなかった。

 今回はリハビリ登山ということで、本当にゆっくり木曽駒ヶ岳、テント泊も兼ねて歩いてきました。 

 このメンバーで木曽駒テント泊は5年ぶり。その時はテントで1泊し翌朝、私の片目が腫れて(虫さされ)しまい、山頂アタック諦めて下山していたので、リベンジ登山でもありました。 

 木曽駒は何度か来ているけど、山頂でもこんなにゆっくり出来たのははじめて。いつも帰りのロープウェイ時間を気にして慌ただしかった。

 テント泊はいつもワクワクする。前日の準備から始まって、張り綱は何本持っていこう?ペグは何本?と、行き先のテン場を想像しながら準備準備。当日テン場で、どこに張ろうか?向きは?日の出はどっち?どの石で固定しようか?この平らな石はテーブルにしよう!など工夫して設置することも地味に楽しい。

 1泊も良いけど、一度張ったテントで2泊過ごせるのはもっとリッチなことで嬉しい!真ん中の日がまるっとゆっくり楽しめる。夕日も朝陽も。一回寝坊しても翌日リベンジできる(笑)。

 今回はテン場でのんびり過ごしました。(実は半分くらい高山病的症状出てテントでのびていた)

 テン場から山頂への途中で、ライチョウ親子達の群れと遭遇!

 人から逃げるでもなく、伸び伸びと気持ちよさそうに砂浴びしていました。親が子供達に、こうやるんだよ、と教えているかのように、、、!登山者は皆、そおっと足を止めて見守っていましたが、とても可愛かった。

 こんなたくさんのヒナたちも初めて。砂浴び見るのも初めて。中央アルプスでは一時期は絶滅してしまっていたライチョウさんも、増えてきているんだなと嬉しく思いました。

 (中央アルプスでは1960年から2018年頃までは絶滅していたとのことです)

  足の具合はどうか?というと、下りの時、たまーに足の着き方で痛い時があるので注意しながら足を運びました。

 下りのルートを歩きながら、時々、足が痛いので、こんなことでリハビリになっているのかな?と不安な気持ちにもなった。でも、終わってから足のマッサージしながら、足の様子も良いので、リハビリはこういうものかもしれない、これで骨や筋肉を強くして治っていくんだろうなと感じました。 

 これからも引き続き、怪我には気を付けながら、山歩き楽しみたいと思います。  (鎌)

 

 2023年8月3日~5日  
    燕 岳 
 4名  

北アルプス燕岳に行ってきました。中房温泉で前泊し0550中房温泉登山口を出発。快晴でしたが午後から雨予報であったため、お昼前に燕山荘到着を目指し登り始めました。

北アルプスの三大急登と言われているだけあり、最初の休憩の第一ベンチにたどり着いたときには思わず“着いた~”と声が出ました。第二、第三、富士見ベンチと休憩を取りながら登り“合戦小屋10分”という看板を発見。もうすぐと思っていたらこの10分が長い・・・なんとか小屋に到着し、スイカにありつけました。合戦小屋を出てしばらく歩くと救助のためかヘリの音。左前方には槍ヶ岳が見えてきて感動。1時間程で10:40燕山荘に無事到着。すぐにチェックインでき、荷物を置きランチを食べた後、燕岳へ。

雲が出て山頂から景色はあまり見えませんでしたが、登山道の左右にはコマクサの群生があり、ピンク色の花がとてもかわいらしく咲いていました。

午後は山々を見ながらケーキやビールを味わいゆっくりと過ごし、夕食は山小屋の方から自然保護の大切さや温暖化問題、山の話など興味深い話をうかがいながら美味しくいただきました。

翌朝は山荘横のヘリポートで日の出を待ち、槍ヶ岳、燕岳、遠くには雲海の中の富士山も見ることができ、とても素晴らしい景色を堪能しました。朝食後はゆっくりコーヒータイム。0650下山開始。途中2組に分かれてしまいましたが、第2ベンチで合流。1030登山口に無事到着。温泉に入りさっぱりして帰路につきました。

 今回初めて北アルプス登山そして山小屋泊でした。天候にも恵まれて同行の皆様のサポートのお陰で無事に山行を終えることができました。ありがとうございました。   ()

 

 2023年8月2日~ 4日  
    前穂高岳・奥穂高岳・涸沢岳 
  4名  

82日~4日 前穂高岳(3090m)、奥穂高岳(3190m)、涸沢岳3110m)に行ってきた。

計画は春からあったので、穂高岳の情報はいろいろ目につく。特に事故のニュース、滑落等が多い。そして定例会議の場では、7月は計画へのアドバイス、山行前日の8月はコースは違うが、奥穂岳先週行った人の話を聴く。「土日で人も多く、落石もあった。石は落としては絶対行けない。と教えてもらい、肝に銘じる。

2600 春日井の高蔵寺を出発。仲間をピックアップし、上高地を目指す。

あかんだ駐車場から、バスに乗り換え、上高地へ到着。すでに1100だったので、昼食をとり、1泊目の岳沢小屋に向かう。樹林帯の中を登るので、直射日光はあまりないが、急登なので、暑いこと暑いこと。沢山の登山者とすれ違う。明日もこんなにすれ違いの人多いと危険な場所が多いだけにどうなるのかと思った。途中、風穴があり、「すずし~い」と穴の前に立ち一息入れる。あまりの気持ちよさに、涼むことに専念し、誰も写真は撮らなかったことに後で気づいた。そして岳沢小屋に到着。後ろを振り返れば、焼岳、乗鞍岳、後ろには御嶽も見える。そして削られた山肌と樹木の色が何とも言えず美しい。写真で見たのと同じ!わぁ~、これが見ることができただけでもここに来た甲斐があったと思った。1500頃には雨が降り出したが、その前の到着で良かったと思う。 

早めの夕食をとり、雨が止んだ外に出て、明日登る方を見ると、重太郎新道と言われる道筋がなんとなくわかる。「えっ すごい急登。ここを登るのだなぁ。」と覚悟する。

 3日朝400起床。ヘルメットも着用し510出発。(行くときに、私に「重そうなザックですね。テント泊ですか?」と声をかけられる。思わず「初心者なので・・」と答えると、そうかそうかという顔をされた)。まず前穂高岳を目指して進む。梯子、鎖場もあり、もう三点支持が要求されるところばかり、重いザックで体が振られそうになる。でも思い切り前傾姿勢になるときは、背中全体で重みを支えることができて、楽になる時もある。動画をみて学習してきたが、実際自分が登るのは大違い。今田重太郎さんはどうやって登山道を整備したのだろうと思いながら、やっと紀美子平についた。重いザックをデポし、サブザックに替えて、前穂高岳山頂へ。初めは重いザックを下ろしたせいで、体がふわふわした感じさえした。ここからが正念場、言われた通り三点支持。「安全第一ゆっくりでいいよ。」と声をかけてもらいながら、何とか山頂へ。山頂は思ったよりも広くお天気も良かったので、360度のパノラマが楽しめて、はしゃぎ過ぎて30分もいた。

 またゆっくりと紀美子平まで戻り、重いザックを背負い奥穂高岳を目指す。ここからが吊尾根と言われる所だ。緊張感が走る。ずっと両手、両足を使い、慎重に慎重に・・と思いながら何とか奥穂高岳まで進む。山頂はガスが出始めてしまったが、仲間のうち3人は登ったことがある槍ヶ岳が見えて、話が弾む。今日の宿泊穂高岳山荘に向かう。 

 南陵の頭までが、とても長く感じられた。少し平らな所も出てきて、ずっとこんな感じかなと思ったのが大間違い。山荘のまでの道の最終が急転直下。「え~最後の最後にこれかぁ~」緊張した。山荘についたときには思わず4人でハイタッチをした。中に入ってからは、ゆっくり4人でお喋りをしていると、またザーと雨が降ってきた。昨日より激しい。他の登山者も交えて、夕食をとりながら話をした。その人が、山小屋でのマナーを聞いてきたので、私も学ぶのには良い機会だった。

 4430サブザックで、涸沢岳のご来光を見に行く。30分で登頂と聞いていたので、簡単な山かと思ったら、これも急登だった。風も冷たい。でも常念の横からご来光が見えて、とても美しかった。子どものころ同居していた祖父がいつも朝顔を洗った後、お天道様に向かって拝んでいたことを思い出した。下山後、朝食をとり、あとは上高地まで下山するのみ。ザイテングラードはまだ危険なので、ヘルメット着用で行く。後ろを振り返れば、昨日登った前穂高岳、奥穂高岳見える。その間に「吊尾根」があり、名前の通りだとよくわかる。あんな凄い所を歩いてきたのだと感心する。

下から登って来る人も多いが、サルもよく見た。ハイマツの実をとって食べているのもいる。岩場の先で「お前ら ここまでは来れないだろう」と言わんばかり、寝転んでストレッチしている?全体的に小ぶりのサルが多くて可愛い。涸沢小屋で、ソフトクリームを食べたり、お茶を飲んだり休憩した。ここでも意外と時間をとってしまった。3人はこの後の道のり横尾から徳沢園、上高地までの経験者なので、「この長い道が一番嫌なんだなぁ」と話している。横尾からは2人の速いこと。速いこと。どんどん人を抜いていってしまうので、周りの人から注目されるほど。後ろを歩いてくれた先輩が「景色もみたいでしょう。着いていかなくてもいいよ。」と言ってくれて、前の人に言葉をかけてくれた。それからはいろいろな登山者に声をかけ、話を聞いたりして進んだ。すれ違う人は、横尾から明日北穂高岳に向かう人が多い。上高地に着くと、先に行った人もわかりやすい所で待ってくれたので、もちろん合流した。しかしまあなんと人人人、金曜日なのにこんなに観光客が多いなんて、急いでバス乗り場に並んだ方が良いとの判断した。帰りには、温泉に入り食事もして帰路についた。

 今回の山行は、岳沢小屋の予約が取れなくて、最初の計画日程より1日早まった。おかげで、混雑も少なくお天気にも恵まれたので、ラッキーだった。 

最後に今回3人の先輩に見守られながら危険な場所も登り降りことができた。本当にありがたい。スルジェ山の会に入っていなかったら私は行くことができなかった山行である。本当に良かった。次の来年の山、コースの提案までしてもらった。感謝!感謝!です。    (潤)

 

 2023年7月30~ 31日  
    富士山(富士宮ルート) 
  2名  

日本の最高峰富士山3776mに行ってきました。

いつかは登ってみたいと思っていた山ではあるものの私が登るなんて・・・。スルジェ山の会の仲間が登る企画をしているのを、一緒に聞いていたのがきっかけです。先週、私も一緒に登りたかったのですが、予定があり参加できない。仲間を誘い、ツアーで別日程を押さえ、2名での山行となった。私も富士山に行けると気持ちはルンルン。でも高山病は心配で、無理なら途中で下山する覚悟で行った。 

私たちは、ご来光を見るため夜登る、富士宮ルート、ガイドなしのフリープラン。8:00に名古屋出発、各地で参加者を乗せたり、バスの乗り換えがあり、五合目到着は16:20。しかしバスの中でガイドの方が、説明しているのを一緒に聞いた。その情報の中で良かったのは深呼吸が大切。(これは先週行った仲間があげたHPにもありました)。「特に大切なのは吐くこと。ろうそくの火を吹き消すようになが~く息を吐く」と言っていました。これは守っていこうと思いました。

バスを降りると、富士山保全のブースがあり、1000円払って、焼き印のついた保全協力者証をもらった。高地順応が大切と聞いていたので、40分ほどウロウロしてから登山開始。 

 先輩から「とにかく体を慣らすために、ゆっくりゆっくり、これくらいだよ。」と見本まで見せてもらってきているので、ゆっくり歩くのを心掛けた。1820に新七合目、御来光荘到着。夕食をとり、起床と出発を相談する。山行計画では、バス会社のツアーのタイムスケジュールに合わせて、030にしたが、先週の仲間は土日、吉田口ルートという事もあり、2140出発している。山荘の人にも聞いてみたが、「みなさん1200頃から支度されますよ。早くいけばベストポジションが確保できますね」とのこと2300起床で、出発に決める。(しかし私は2310くらいに起こしてもらった。)

 2350に出発するが、歩いている人は少ない、少ないと何となく不安になるが、登り進めるとだんだん人も多くなってきた。元祖七合目、八合目と進むと、同行の仲間が不調なってきた。途中酸素も吸ってみるが、九合目の小屋のベンチで、「ここで待ってる。」と言い出した。私はどうしたものか? 先週の仲間の山行では、励まして山頂まで行っている。頭が痛いとか、吐き気はない。私が一緒に下山するのが筋道だよね? 判断に迷った。しかし「次の山行が控えているから、明日病院へ行くようなことでは困るから一人で行ってきて、ここで待ってるから。山小屋だから安全」と言われ、悪いが決心して、一人で山頂を目指す。と言っても沢山の人が登っているので、大きな不安はない。九合五勺手前から渋滞。酸素を吸っている人の音も聞こえる。ガイドだろうか「吐いて~吐いて」の声も聞こえる。

そして無事登頂、ご来光を見て、影富士なるものも見た。どこかのガイドが「赤い影富士は珍しいですよ」と言っている。何もかも初めての私はそうかそうかと思うばかり。剣が峰にも足を延ばし、浅間神社奥宮で、安全をお願いし、下山に向かう。九合目では、もう下山したかなと思った仲間が丁度言伝えをして、下山しようとしている所に会え、一安心。「ゆっくり下山しようね。時間はたっぷりとある」。仲間も下山して行くほどに、体調を取り戻した。

今回の山行では、いろいろ考えることがあったので、帰りのバスでは、仲間とばらばらに離れた時の原則を話し合った。 

そして、これから富士山に行かれる方に、参考までに砂埃対策としてゲーター、フェイスマスクはあった方がいいです。(今回フェイスマスクをもっていかなかったので、この砂埃を吸っているのかと思うと残念な気持ちになった)

途中若い女子から、「ストックは使った方がいいですか? 持っているのですが」と聞かれた。「下山はあった方が楽だよ」と言うと使い出したようで、また途中で会うと「楽!」と言っていました。寒さ対策には防寒具とカイロも有効ですね。

 今回若い人が多いのと、コロナ明けで外国籍の方の多いことを感じた。富士山はやっぱり超有名な山で、皆さん登ってみたいと思うのは一緒と痛感しました。無事下山できたことに感謝します。 (潤)             

 

 2023年7月30日   
    鈴鹿・渋川
  1名  

 キャニオニングで有名な鈴鹿•渋川へ行ってきました。午前中は晴れで涼みながら、慎重沢を楽しみました。安全のために残置もあり、たくさんのパーティーでにぎやかでした。    (市)

 

 2023年7月25~27日   
    幌尻岳  1名
  

最後に残したくない山、残ってしまった山、その結果として印象深い幌尻岳。

額平川の渡渉と言うより初めての沢歩きに戸惑いながら遡上するが下りは経験者、流れが緩く膝程度の深さなら流れに逆らいながらザバザハと力強く歩けばこの時期の水温はほどよく冷たくて気持が盛り上がり安定感は抜群です。

入山当日は天候回復に期待して幌尻山荘に泊まりましたが、翌日も自然には勝てず悪天候、命の水までは小雨で蒸し暑く北カールの尾根歩きからは心地よい風が吹き、お花畑に癒されたが新冠コース分岐からは強風に見舞われ山頂で記念写真を撮るのがやっとで、北カールは雲の中、頂上からの眺望もなく戸蔦別山から六ノ沢への下山をあきらめる。

下山は単調だか命の水では脇道に20m 程くだり、水量はほどほどだが冷たくてホットする、この時期は枯れることもあるので小屋での情報が必要となる。 

翌日の朝に下山する予定でゆっくりと歩いたが12時に幌尻山荘に到着してしまったので、行動食をとり荷造りを済ませ下山をした。幌尻山荘までの往路は標準時間で歩けたが復路は余裕で出発したが疲れもあり、バス時刻の30分前までかかり林道では少し焦る。

天候次第ですが、初日に登頂し山荘泊して翌日の下山がお勧めです。帰りは渡渉終点から第二ゲートまではアブに悩まされる、長袖・長ズボン・防虫ネツトが望まれる。

山頂では一人かと思ったが運よく新冠コースからの二人ずれがいて写真を撮り合う彼らの一人も100名山達成でダブルで祝い合いました。

山頂から写真をsuruje掲示板にアップしたところ多くの方からコメントを頂きありがとうございます。100名山を達成できたのも会員皆様のお陰と感謝しています。ご褒美として日本一の釧路湿原に行き、ノロッコ号に乗車し細野大観望・釧路湿原展望台・サテライト展望台と温根内・北斗木道を散策しました。

温根内の散策路は23日に羆の目撃情報があり暫く立入禁止になっていましたが運よく散策でき湿原の中の散策でその雄大さに圧倒されます、ベストシーズンは5、6月のタンチョウツルの繁殖期みたいです、広大で陰がなく早朝ですら背中が燃えそうです。

 これまでは縦走路など厳しいルートに挑戦してきましたが今後はノンビリ登山に切り替え長く続けることを目指します。   (和)

 

 2023年7月25日   
   トムラウシ山  4名
  

  多くの登山をする人にとっては憧れはあるものの厳しい山と印象がある北海道トムラウシ山。 今回リーダーから声を掛けてもらい、嬉しいと思いつつも皆の足を引っ張ることがないように!とトレーニングを重ねて4ケ月。

  壮大な景色と貴重な動物との出遭いに期待し725日早朝424短縮コース登山口より出発。近頃のニュースで熊があちらこちらで出没していると聴いていたため熊対策をあれこれと考えていたが、結局基本の熊鈴を携帯するに落ち着いた。空模様こそ雲に覆われてはいるが涼しく歩けるためいい条件。鳥の囀りも聞こえていてこの後に晴れを予感させ気分上々の4人パーティー。足を進めてカムイ天上を過ぎた辺りから雨粒がポタポタと頭をたたき始めた。レインウェアを着込んでさらに進むとガスの中に遠くの山々が見えてきたがどれがどの山なのか分からず、それでも晴れることを期待し前を進む。コマドリ沢分岐を過ぎたところで熊の糞を発見。本体に遭遇するのは遠慮するが糞遭遇には鼻歌が出てくるほど楽しさが増した。かなり溶け始めていた雪渓を横目で見ながら登りつづける。ガレ場に出ると「キキッ」と小さい鳴き声が聞こえ始めた。直ぐ近くにいる!と分かるが姿は見せない。

 声の主に遭いたいワクワク感を高めながら進むが風が強くなり始める。時折立っていることができないほどの強風が吹き、ハイ松の影に身を縮こませてやり過ごしながら、やっとのことで前トム平へ到着する。ここで他登山者より「この先はガスで登山道が分からなくなっているから引き返す」と情報を貰い、我がチームも勇断することに。残念な思いを抱きながら引き返すと先ほどの「キキッ」の声の主ナキウサギが姿を見せてくれた。一瞬だったがフワフワとした毛並みと片手に収まりそうなコロっとこじんまりとした可愛らしさが伝わった。一同「ワ~」と一気に歓声を上げ山行の疲れが飛んだ。引き返しの道中は雨降りで道がぬかるんで全員転びまくりの泥まみれ。次回リベンジ山行は是非とも晴れの日に!と願うばかり。   (直)

 

 2023年7月22~23日   
   日韓合同 富士山(吉田ルート)4名 + 5

 722日(土)、800名古屋駅からツアーバスで出発。1600に吉田口五合目駐車場に到着し、準備を整えて1620登山を開始する。1820に指定された七合目の山小屋に着いてカレーライスの夕食と仮眠をとる。ツアーのパンフレットにはご来光を見るために030頃出発となっていたが21:00過ぎ、山小屋の人に「すごい数の人たちがぞくぞくと登ってきている。もう歩き始めなければ、渋滞でご来光に間に合いませんよ。」と起こされて2140に出発する。 

 七~八合目は岩場でヘッドランプをつけてはいるが、やはり高山病気味なのか、睡眠不足なのか頭がふわふわして足元が危なっかしい。空には満天の星。地上にはヘッドランプの光がジグザグの天の川のように上へ上へと登っていく。途中のいくつもの山小屋から登り始める人たちが次々に出てくる。九合目の岩場でついに全く動かなくなると、寒くてダウンの上にレインコートの上下を着た。動かないと眠くなると言いながらストックを支えにしている仲間もいた。

 八合目辺りから韓国組のUさんが不調を訴えるので、何度か渋滞の列から外れて休憩を取る。本当は自分も足がだるくて助かった。みんなで励まし合って410、やっと山頂へ到達!!浅間神社奥の宮の太鼓が鳴り響く中、見渡す限りの雲海の一点がピンク色から徐々に濃いオレンジ色へ染まって太陽の上端が顔を出す。たくさんの人たちが夢中で写真を撮っていた。

 その背中側には大きな火口がぽっかり口を開けていて、正面に剣が峰(最高地点)が見えるが、寒いし帰りのバスの時間もあって、ゆっくりはできなかった。下りはブルドーザー道の下山専用道をジグザグに下りる。砂のようなザレ、小石のザレでスリップしやすい。やはり、Uさんがつらそうなのでたびたび休む。仲間がザックを背負ってあげたり、腕を支えてあげたりしていた。 

 920全員が五合目駐車場にゴールし、バス出発の1000に間に合いほっとする。「富士山でご来光を見たい」という韓国の仲間の願いをかなえることができて嬉しかった。天気が良くて本当に良かった!!

 夏休みに入って最初の土日で混雑は覚悟していたが、ここまでとは。登山客の四分の三ぐらいが外国からだった。アジア系、欧米系、インド、中近東・・・世界の富士山人気がすごい!五合目まで観光で来る人も多くて、休憩所や食事場所、お土産売り場、バス待合の様子を見ていると「ここは浅草」と言いたくなる雰囲気だ。そんな中1つ気になったのは「富士山保全協力金」1000円を払うテントの前を八割方の人が素通りしていくこと。今や世界の宝の富士山なのだから、資金を確保して保全する対策もしっかりしなくては。 

 とても大変ではあったが、日本の最高峰の富士山に韓国の山仲間と登り、最高の達成感を得た。山頂で見たご来光はずっと私の心に残るだろうと思った。  (杉)

 

 2023年7月23日   
   台高・白倉又谷  
1

  梅雨も明け夏本番、どうしても沢に行きたい。

 奈良県の白倉又谷はキャニオニングで年齢問わずにぎわっていて、涼しくまったりできました。百聞は一見に如かず!   (市)

 

 2023年7月21~23日   
    西穂~ジャンダルム~奥穂~前穂  
1名 +
α 

1日目は上高地バスターミナルから歩き始め、西穂登山口を13時すぎに通過。登山道は整備されていて歩きやすいが暑さが半端では無い。汗が流れ落ち、体力を奪う。16時前には西穂高山荘に着く。夜はアジフライの美味しい夕飯を頂き、早々に寝ました。

2日目は朝4時に山荘を出発する。登山日和です。西穂高山頂から奥穂高への岩陵縦走開始、痩せて石ゴロゴロの岩稜、アップダウン、間ノ岳、逆層スラブの岩場を登り、天狗の頭から天狗のコル、ジャンダルムは長野県から巻き、ロバの耳、馬ノ背を過ぎ奥穂高へと! 登山道は浮石、もろい岩、鎖場が多く、気が抜けない、絶対に落石は起こしてはいけないと言われ、忍者のようにそっと歩きました、あっという間の10時間でした。

 3日目は奥穂高から、前穂高岳、紀美子平、重太郎新道へて、岳沢登山口へ降りました。けが無く降りる事ができ、手厚い指導、素晴らしい山の技術力、今回参加したガイドツアーのリーダーと支えあった仲間達に感謝です。    (井)

 

 2023年7月16~17日   
   夏山・黒斑山  
20

浅間山の外輪山の黒斑山に行ってきました。今回は夏山山行で人数が多いため、マイクロバスのレンタカーで向かいました。黒斑山登山口の駐車場は満車でしたが、丁度車が1台空いたため停める事が出来、ラッキーでした。 

登山口からは比較的なだらかな登りで、遠くの山並みが良く見渡せます。槍が鞘の手前にはドーム型の避難小屋があり、さすが火山地帯なんだなぁと感じました。槍が鞘からは雄大な浅間山の裾野の広がりが迫ってきます。しばらく行くとトーミの頭からは、さらに浅間山の斜面が迫り大迫力です。この先の外輪山も見渡せるようになり、緑の斜面が美しく広がります。

黒斑山からは浅間山が眼前に迫り、山頂の様子まで良く見渡せます。浅間山の雄大な景色と外輪山のなだらかな峰々の景色を堪能できる充実した山行となりました。

黒斑山は花の百名山に指定されているだけあって、登山道の傍らに多くの山草が可憐に咲いています。


 

当日の宿泊は湯ノ丸キャンプ場でのテント泊でした。テント設営後はツェルトの設営訓練も行い、普段できない実地訓練でいい経験になりました。

また、夜にはみんなで三つの鍋を作って、にぎやかな夕食になり、大満足の1日でした。   (足)

 

 2023年7月16~17日   
    夏山・四阿山
 15

 湯ノ丸キャンプ場、5時に出発。天気は、快晴。朝露を払い、テントを撤収し、ザックに荷物を詰めて、四阿山・根子岳の登山口である菅平高原登山口へ、マイクロバスで向かう。

牧場では、清々しい朝陽をうけて、牛が牧草を食べている。菅平牧場は、すでに標高1,600m

 青い空、白い雲、ホントに素敵な登山日和です。登り始めから「あっ、槍だ!」と指さして仲間の弾む声。北アルプスの絶景が広がっています。山の稜線がホントに綺麗で見とれてしまいます。樹林帯の歩きやすい緩やかな登山道を少しずつ登ります。高山植物を見つけながら、小四阿まで。「次は、中四阿だね。」と、山頂の四阿山からの展望を楽しみに歩いていくと、四阿高原分岐のところに大きな岩がありました。三点支持で登ってみると、素敵な北アルプス展望がくっきりと見えました。

 さらに、中四阿経由で日本百名山である四阿山山頂に到着。ミネウスユキソウ、クルマユリ、ゴゼンタチバナなどお花も見ることができました。山頂の四阿山では、トンボがいっぱい飛んでいました。出来るだけ日陰を探して、昼食をとり、次は、根子岳へ。四阿山から急勾配で足元を注意しながら、大隙間と言われる四阿山と根子岳への間に到着。樹林帯の下りは、ややきつく、熊笹を手でつかみながらバランスをとって下りました。

 根子岳への笹原が綺麗に見え、登りのルートがしっかり見えるけど、ちょっときつそう。「ようし、頑張るぞ。」大きな岩場も見え、あそこまで行ったら、四阿山が見えるだろうなと期待し、少しずつ急登を上がりました。岩の上から下の方を眺めると笹原を歩いてくる仲間の姿が小さく見え、ほんと心地よい稜線歩きで雄大な熊笹の生い茂る草原の風景を楽しむことができました。根子岳からの360°展望も絶景。御嶽山、乗鞍岳、焼岳、穂高岳、槍ヶ岳、唐松岳、白馬岳、雨飾山、火打山、妙高山、八ヶ岳、蓼科山、富士山などお山が一気に見えます。 

根子岳は、花の百名山。ハクサンチドリ、テガタチドリ、イワカガミ、ゴゼンタチバナ、アヤメ、クルマユリ、ミネウスユキソウ、ヤマハハコ、ハクサンフクロ、ウツボクサなど、沢山の花を見ることができました。根子岳の山頂は開けていて、ガレ石に座り、笹原の稜線展望を眺めながら、行動食を摂り、下山の準備。根子岳山頂にもトンボがいっぱい飛んでいました。根子岳からの下りは、歩きにくいガレ場。ズリッと滑らないよう慎重に足元を見て歩きました。やっと、展望テラス。北アルプスの山々の名前の書いてある看板があり、改めて山の名前を見て、確認することができました。天気も良く、清々しい高原の風を感じながら、笹原の絶景を満喫することができ、楽しい山行となりました。最後は、菅原高原ソフトクリームで乾杯。濃厚でとても美味しかったです。日本百名山の四阿山と花の百名山の根子岳の2本立てでちょっとお得感あり、お天気も快晴で素晴らしい眺望の楽しい山行となりました。ありがとうございます。   (中)

 

 2023年7月2日   
   木曾駒ケ岳  
4

春日井を500発。菅の台バスセンター駐車場に710に着いた。既にバス・ロープウェイのチケット売り場にも、バスの乗り場にも長い列が出来ている。私たちはそれぞれの列に2名ずつ手分けして並び、順番を待つ間に交代で登山の準備を済ませた。 

バスに乗車できたのは8:05。ロープウェイ千畳敷の駅に着いたのは8:50。リ-ダーの指示で高山の環境に体を馴らすためここで30分の休憩をとる。千畳敷のパノラマを初めて見たという同行の会員は雄大な眺めに感激していた。私は2回目だがやっぱり、このカールを取り巻く宝剣に連なる山壁は自然のスケールの大きさを感じさせる。

乗越浄土までの厳しい急登をあえぎながら登ると、あとは中岳から木曽駒ヶ岳の間のゆったりしたアップダウンの登山道だ。木曽駒ヶ岳ってこんなに丸っこい山頂だったっけ!?宝剣岳との対照がおもしろい。快晴の空、遠くに南アルプス越しの富士山。近くに御嶽、乗鞍が見える。馬の背、将棋の頭につながる登山道もよく見えて爽快だった。

千畳敷や中岳の巻道ではハクサンイチゲ、ミヤマキンバイ、イワカガミ、ナナカマドなどの花が咲いていた。 

前日の定例会で会員に教えてもらった菅の台での乗り継ぎや花の情報などが役に立ち、一日、無駄なく、ゆっくり夏山を楽しむことができた。感謝!! (杉)