2022年06月29~30日

 赤岳~横岳~硫黄岳  3

 春日井を5時に出発。美濃戸口から奥の林道はうわさに聞いていた通りのボコボコ道で、15分かけてガタガタと右に左に揺れながらゆっくりと車を進ませ赤岳山荘駐車場に停めた。駐車場付近ではアブの襲来にちょっと苦戦しました。なかなか手強い!アブとの格闘を終え、9時10分に登山開始。

 登りは南沢ルートから途中、行者小屋で休憩し、文三郎尾根より赤岳へ。今回は久しぶりの小屋泊のため、先日の青年小屋テント泊山行では13キロのザックを担いでいて、それと比べたら軽いが、意外と重い9キロ程になってしまっていた。

 行者小屋からはヘルメット着用。今回、私は初ヘルメット登山でドキドキ。文三郎尾根では長い階段や岩を鎖で登るところが続きスリリング。

上を見上げると赤岳から横岳に続く岩峰が迫っていてド迫力。

 赤岳手前の稜線に出た瞬間、そびえ立つ富士山の姿にメンバーは声を上げテンションMAXに。そこから最後の岩場を登ると15時10分、赤岳山頂に!

 富士山、南アルプス、中央アルプス、御嶽山、乗鞍岳、北アルプス、浅間山、奥秩父連峰、ぐるっと360度の眺めと、若干強めの風がとても心地良い。先月権現岳に登った時にこちらの赤岳を羨望の眼差しで眺めていたが、今度は赤岳側から眺め返している優越感。30分程下ると、今回宿泊する赤岳展望荘に到着。

 2日目は6時前に出発し、横岳、硫黄岳をぐるっと回ります。前日は、強風のため縦走を諦めて下山してきた登山者と何組かすれ違っていたので心配していたが、前日よりも風は収まっていたので良かった。

 横岳までの稜線では、鎖場や梯子場のあるアップダウンを繰り返す岩場が多く三点保持を心掛けながらゆっくりと進みます。周りの風景にも惹き付けられ、心も弾ませながら歩きます。

 横岳へ向かう途中に、ツクモグサという、本州では白馬とここ横岳付近にしか咲かないという花を探し、何とかみつけました。

 硫黄岳では、打って変わってなだらかな独特の山容となります。硫黄岳山荘で、まだ9時なのにお腹がすき過ぎてラーメンを私だけ食べました。メンバーには待っててもらって申し訳なかったが、その味が忘れられない、美味しかったー。

 その後、赤岳鉱泉小屋経由で北沢ルートから下山。駐車場に13時過ぎに無事到着。温泉に浸かって身体を癒しつつ、17時台に春日井に戻りました。お天気にも恵まれ、とても充実した2日間の山行となりました。 (鎌)

 

 2022年06月29日

  知床半島・斜里岳  6

 前夜から降り続く雨で水量が増えて川渡りが危険ではないかと、まずは静岳荘の管理人さんに状況を尋ねました。結果、行けるところまで行くことにしました。雨合羽を着て、6時に静岳荘を出発。20分足らずで、一つ目の渡渉です。注意深く川を渡りました。しかし、そこからが何度も渡渉が続きます。

 水が増水しているためか、どこに足を置くとよいかを見極めるのが大変です。まずはリーダーが一歩一歩足の位置を確かめ、6人全員が渡り切ることを確認してから次の渡渉を目指しました。ゲーターを履いていても、靴に水が入ってきます。当然靴下は濡れ、とにかく足を滑らせて転ばないことだけを考えて渡りました。さらに、一か所だけはロープを使わないととても歩く気がしない岩場があり、ザイルの出番。木と木をつないで、何とか岩場を歩くことができました。7時35分に仙人洞に到着。予定では下二股までに着いている時間です。まだ渡渉が続きます。

 何とか渡渉を終えて、旧静岳荘跡から下二股まで歩き、旧道と新道の分岐地点を見てから折り返すことにしました。というのも、雨が降りやまず、帰りの渡渉が行きよりも水量が多くなると予想されたからです。安全を考えて、今回は下二股の分岐地点から、帰りの渡渉にも気をつけて、何とか10時過ぎには静岳荘に着くことができました。

 安全を考えての登山、怪我無く無事に川を渡ることができたのは、リーダーやサブリーダのおかげです。平日だったせいか、山で会ったのは二組、三人だけでした。「たやすくは登ることができない斜里岳です。またいつかリベンジできたらいいな」と思いつつ帰途につきました。(堀)

 

 2022年06月27~28日  巻機山・苗場山  5

6/27 巻機山

山麓の民宿に前泊して600に登山口を出発。すぐに雨がパラパラしてきたがブナ林が雨を遮ってくれた。樹林帯を出ると大粒の雨になった。しかし、雲の動きが速く、時折薄日が差してくるので、雨具を脱いだり着たり忙しかった。前巻機を過ぎ、避難小屋の辺りに来ると、池塘とイワイチョウ・コイワカガミ・ワタスゲのお花畑が美しい。その背景に、雪渓を残した巻機山が、流れる雲間から垣間見える。

 御機屋、巻機山山頂を通って、牛ヶ岳を往復するとニッコウキスゲがちらほら咲いている。よく見るとつぼみがいっぱいだ。あと10日もすれば満開だろうと想像してみる。下山中、9合目から8合目で雷雨に襲われて全身ずぶぬれになり、靴の中にも水が入ってしまった。スパッツを持っていたのに装着しなかったことを悔やんだ。しかし、登山口の駐車場に靴洗い場や休憩所があって着替えもできた。避難小屋のバイオトイレも清潔で、登山者への心遣いをありがたく思った。 

 機織りの女神(男神かも?)を祀る巻機山はその全容が見たくても見られない、白いベールをまとって、雲の中に隠れている神秘的な山だった。

6/28 苗場山

 薄雲は多かったが晴天が広がり、池塘と雪渓と青空のコントラストが良かった。チングルマがちょうど満開に咲き誇っていた。苗場山頂ヒュッテからすぐの山頂から、見晴らし台に出ると、周囲の山々の前景に広々と湿原が広がっていてとても気持ちがよかった。しばし休憩。その後は雪渓の中のテーブルで涼しい昼食をとる。下山の雪渓歩きで軽アイゼンやチェーンスパイクを少し使った。98合目の段差の大きい岩場で、登るときはあまり気にならなかったが、下りで神経を使った。 

 新潟・長野の魅力的な二山に登り、この時期ならではの雪渓やお花畑を楽しむことができてとても充実した2日間だった。(杉)

 

 2022年06月26日  神崎川遡行  4

スルジェ初の沢登りにチャレンジして来ました。

当初は朝7:00に菰野町役場に到着し、武平峠を越えて元越左俣左沢を目指します。途中から林道に入りますが、殆ど車が走った形跡がなく、途中の土砂崩れの跡で転石をどかしたりして不安が走ります。林道の不通箇所の手前に車を止め、そこから崩れた林道を目的地を目指します。途中、何か所かの崩落地を越えて先を目指しますが、道が全く分からなくなり断念しました。苔が生えた湿った林なのでヒルが沢山いて、ほぼ全員がヒルに襲われてしまいました。

元越左俣左沢は断念して、愛知川支流の神崎川を目指します。こちらは打って変わって明るい渓谷で清らかな清流が美しい場所です。メンバーのうち3人は沢登りは未経験のため、最初はおっかなびっくりでしたが、段々に馴れてくると美しい渓流に引き込まれていきます。途中、川を渡る場所で水量が多く流れの早い場所があり、ザイルで確保して進みます。水中の石は苔が生えていて滑る場所があるので、細心の注意が必要です。朝方の元越左俣左沢のロスタイムがあった為、ツメカリ谷までは行けませんでしたが、最後の淵では泳いだりして十分に沢を楽しめました。途中に渓流釣りの人もいましたが、こういう場所で一日のんびり釣りをするのもいいなと思いました。 帰りは沢を下った後、林道を歩いて帰りましたが、キイチゴが沢山実っていて山の味覚を楽しめました。   (足)

 

 2022年06月18~19日

  安倍の大滝・山伏  12名+1名

 天気予報が毎日少しずつ変わり、山行ができるかどうかで気をもみつつ、当日を迎えました。4時50分に集合して、5時に出発。車3台に13人が分乗して乗り、テント泊の用意があるためにどの車も荷物は満杯でした。ところが前日の天気予報がはずれて、夕方から雨模様、翌日は晴れるというので、パーキングエリアで計画変更するかどうかの作戦会議を行いました。その結果、18日は安倍の大滝に行くことに決定し、昼食を安倍の大滝の登り口近くで食べることを決めました。

 まずは、梅ヶ島まで行き、梅ヶ島温泉駐車場から歩いて大滝を目指しました。長い吊り橋は肝試しのようです。なぜなら、歩くところは木製で、ロープはあるのですが、囲いがなく、揺れるからです。一人ずつ落ちないようにゆっくり渡りました。その後は川を渡り、緩い傾斜があるものの、歩きやすい道が続きました。途中で出会った人たちも気楽に歩いていらっしゃるように見えました。私たちもハイキング気分で歩きました。安倍の大滝の水しぶきは私たちの背中を濡らすほど豪快というか見ごたえがありました。往復1時間半ほどの道のりを堪能して梅ヶ島温泉駐車場に戻りました。

 前日午後から降り続いた雨が上がり、日曜日は天気に恵まれての出発です。

登山口に7時前に到着し、いよいよ山伏登山開始。まずは大岩・ワサビ小屋まで歩きました。川を渡る箇所が数か所あり、登山道の右と左の両方に滝が流れるという場所もあり、水が流れる音が気持ちよく、涼しく感じました。大岩は写真スポットでもあり、すぐそばではごつごつした岩の間を流れる川の流れも写真以上に素敵な景色として目に映りました。そこでA班と別れ、B班は頂上を目指しました。

 蓬峠までは大きながけ崩れの跡が3.4か所あり、残った木々が少なく、いずれは登山道もなくなるのではないかと心配になるほど狭い道幅のところもありました。お互いに石を落としてはいけないと思って慎重に歩くのですが、数センチの石が敷き詰められた道なので、石がずるずると落ちてしまいます。落ちた石が仲間にあたるのではないかとヒヤッとした瞬間もありました。西日影沢分岐に10時15分頃に着き、そこからは開けた広いなだらかな道でした。

 20分ほどで山伏に到着。雲があるものの富士山の頂上を拝むことができ、感激しました。シカがしっぽを振って私たちを歓迎してくれたのかな?また、赤石岳や塩見岳や北岳などの南アルプスの雄姿をしっかり見ることができました。頂上ではヤナギランをシカに食べられないように柵が囲ってありました。なだらかで、ゆったりしていて、頂上とは信じがたい景色が広がっていました。たくさんの写真を撮り、参加者それぞれが景色を堪能して帰途につきました。 (堀)

 

 2022年06月17~18日

     四阿山・浅間山  1

雨入りした雨の合間をくぐり抜け浅間山荘キャンプ場に一泊して四阿山と浅間山に登りました。

4時前に高速に乗り岡谷ICから一般道で菅平牧場に7時に着き、朝食と身支度をして登山開始。四阿山(6/17)は日差し交じりの薄曇りの登山日和の中、菅平牧場から中四阿山経由して四阿山・根子岳をへて菅平牧場に下山しました。登山道は四阿山から根子岳鞍部への下りが滑り易いが概ね緩やか。登り始めは牧場の柵沿いで子牛とツツジに癒されます。頂上は晴れていましたが遠望は利かず、浅間山も雲の切れ間から山容が窺えた程で残念でした。根子岳からの下りはダケカンバとクマザサの新緑とツツジのコンビネーションが最高で下山後の絞りたての牛乳は絶品です、ちなみにソフトクリームもあります。 

キャンプ場は7区画で小ぶりですが車が横付けでき便利。トイレも炊事場も綺麗ですが4kmほど未舗装区間があります。

浅間山(6/18)への登山道は概ね穏やかです。第二鳥居付近に不動滝、浅間神社・火山館(トイレあり)からは牙山・外輪山のトーミの頭が迫ります。賽の河原分岐から避難壕までは1時間程の連続的な登りが続き、頂上が遠く感じられ北西の風をもろに受け体温が奪われます。避難壕から前掛山までは更に風が吹き抜け防寒を兼ねてヘルメットを着装しました。頂上からの遠望は有りませんが内輪山の爆裂壁に立ち満足感の沸く山です。避難壕から賽の河原分岐の下りでは正面に外輪山の鋸山・黒斑山が迫り、噴火前の浅間山の偉大さが窺えます。ザレ石で滑り易いので注意が必要です。下山後の温泉は疲れが癒され最高でした。百名山も残り10座でカウントダウンに入ります、100座目は草津白根山と決めました。  (和)

 

 2022年06月12日

     伊吹山 2

三之宮神社登山口で協力金300円を払い、貰ったパンフレットにはきれいな花の写真がついている。しかし、初夏の花々にはまだ少し早く、パンフレットの花にはほとんど出合えなかったが、ハクサンフウロ、クララ、ミヤマキンポウゲ、クサタチバナ、ミミナグサなどを見ることができた。それらに混じってハルサキヤマガラシが、かなり見られた。抜きたい衝動に駆られたが知らない人から見たらひんしゅくものだろう。

 帰りの名神高速一宮JCT辺りで集中工事のため渋滞して、1時間近く遅れた。

 晴れて日差しが強かったが、終始涼しい風が吹いて、展望も素晴らしく爽やかな一日だった。山頂でゆっくりした。家族連れ、若いグループ、年配のグループ、いろんな人たちで賑わっている。私はいつもより速いぐらいのペースだったが、上りも下りもその人たちにどんどん抜かされた。 

しかし、7年前に登った時は、帰りに膝ががくがくして、仲間よりかなり遅れたことを思えば筋肉痛も膝も大丈夫なので、その間にちょっとは脚ができてきたのかなと少し自信を持った。 (杉)

 

 2022年06月11日

   石津御嶽~多度山縦走  6

石津御嶽山の登山口に待っていたのは階段の急坂。頂上までずっとこんな感じですというリーダーの言葉に意気消沈。滝のように流れる汗をかきながら登りました。きつ~いと思ったけれど、Tリーダーの計画する山はいつも30分から1時間頑張れば頂上なので急登でもがんばれます。登山道はよく整備されていてベンチや案内があります。頂上は見過ごしそう。石津御嶽神社は閉まっていてどこが正面かよくわからない感じでした。多度山への路は緑のトンネルが続いていてとても気持ちよく歩けます。道がどんどん痩せていくのも楽しいです。雨上がりの葉っぱの緑が美しく、涼しい風が吹いて森林浴しながら歩きました。初心者コースにはうってつけです。多度山上公園で昼食をとって下山。ついでに多度大社にお参りして帰りました。   (日)

(追伸) 

帰宅して上着を脱いでびっくり。シャツのお腹あたりが真っ赤だ。山ビルにやられた。登り始めに一匹見つけたが、まったく気にしなかったのがいけなかった。被害者は私だけだったのかな? 傷跡が痒くてしょうがない。今後は気を付けよう。   (横)

 

 2022年06月05日

藤原岳(ハルサキヤマガラシ駆除) 18名+5名

 県連主催の藤原岳清掃山行に行ってきました。10の会から総勢150名が参加。ほぼ同じ時間に登ったため、前がつかえてゆっくり歩きとなりましたので翌日の疲れはほとんどありませんでした。

 本日の山行は外来種のハルザキヤマガラシ駆除が目的です。場所は、藤原山荘から頂上に向かって左側の丘です。34年前に行った時には一面黄色の花が咲いていましたが今年は花は咲いてなく根からの葉が多かったです。根絶は無理だとしても毎年続けることが大切です。明らかに以前行った時より数は減っています。

 他の会にも顔見知りが数名おり、元気な姿が見れてよかったです。 (鷲)

 

 2022年06月01日

東谷山~高根山~山星山の周回トレーニング 4名 

 JRの高蔵寺駅から定光寺駅までを歩いてきました。歩くといっても道路ではなく山道がほとんどです。8時半に高蔵寺駅南口をスタートのはずがCLが来ない。電話をすると「まだ家です」との返事。どうも集合時間を間違えたらしい。CLを無視して8時45分にスタート。一般道と山道を1時間ほどテクテク歩き、名古屋市の最高峰である東谷山(198m)に到着。尾張戸(おわりべ)神社があり、その横の展望台から名古屋のビル街などを見ているとCLが追い付いてきた。ここからは4人で次の目標の高根山(235m)へ向かう。「まなびの径」という山道を1時間半ほどで高根山直下の森林交流館に到着。予定を変更してここで昼食休憩。だが、まだ行程の半分しか来ていない。でもここからは毎月のように来ている私のトレーニングコースなので楽だと、安心していたが、足の調子がいま一つだ。山星山手前で右足が攣り、続いて左足も。山星山(327m)のベンチでしばらく休憩。その後は何とか攣ることもなく、宮刈峠からHさんの車が停めてある城嶺橋東の駐車場に15時に着いた。定光寺駅から帰宅予定だったが、高蔵寺駅近くでジェラートを食べるためにHさんの車で高蔵寺駅に行ったが、肝心のお店が見つからないため断念した。次回に期待したい。

                  写真はウツギ ? の花 らしい。   (横)

 

 2022年05月29日  山伏(やんぶし) 5名   

          

来る 6/1819の定例山行に向けての下見山行に会員5名で出掛けた。 

遅刻者(私)の影響で春日井出発が20分程度遅れたが、順調に新東名経由し、テン場候補地(黄金の湯キャンプ場)も下見し時間通り登山口到着。 

通路としてザレ場はほぼほぼないが、渡渉箇所が大小合わせ12箇所と崖崩れのようになった場所の横断(50m程度)と岩場はあるが概ね良好。高低差は1210mで西日影沢分岐まで(山頂までの9割程度)は急登でありそこを過ぎると山頂までは緩やかであった。

 この辺りはワサビの産地でありワサビ田の跡地や、実際のワサビ田もあった。急登の途中で手摺にしては高すぎる場所にレールの様なものがあり、なんだろうね?と会話してたら、恐らく荷物運搬用のモノレールとの事。実際ワサビ田迄繋がっていた。

 山頂までの途中で、富士山が見られるかもとの話もありワクワクしながら登頂。靄や雲が遮ることなく、東側を見ると富士山を眺望する事が出来感激!!。又、北方向を望むと北岳・聖岳・光岳のパノラマが広がり苦しかった急登の事は忘れる事が出来た。

 上っている時は体力もあるせいか、そんなに急登を意識しなかったが、下りは足に負担がかかり、結構な急登を登ってきたんだな・・・って改めて感じた。ゆっくり休憩を取りながら歩いても、コースタイムより40分ほど短縮できたが、山頂までの経路は脚力を要す。渡渉箇所は最初の1か所目がチョット難易度が高い為、靴カバー等の用意が必要かも。 

 帰りに焼津港に立ち寄り、リーダーSさんチョイスの海鮮を堪能し帰路についた。  (野)

 

 2022年05月26~27日  

   上高地~徳沢園~西穂山荘 4名      

 シーズン真っ盛りのニリンソウを見ながら上高地を散策、そして憧れの徳沢園に泊まり、2日目は新穂高ロープウェイを利用して西穂山荘の名物味噌ラーメンを食べに行ってきました。

 1日目の午後から雨の予報。あかんだな駐車場からバスに乗り大正池に到着。あこがれの帝国ホテルに立ち寄り、河童橋に向け出発。梓川とバックにある山々の美しさに感動しながら河童橋に到着。名物(?)のアップルパイでコーヒータイム。ああ幸せ!河童橋周辺はさすが人気の観光地、団体のツアー客の姿もいくつか見受けられました。

 おなかも満たされ徳沢園に向け出発。お昼ごろ徳沢キャンプ場に着く頃には雨が降り始め、テントを張る練習を兼ねてキャンプ飯を作る予定を炊事場で食べた後、食後にテントの中でお茶タイムをしながら徳沢園のチャックインを待ちました。

 小説「氷壁の宿」として有名・人気の徳沢園。期待を裏切らない素敵な宿でした。もう一つ素敵だったことは、ちょうど信州割の期間で愛知県民も5月はブロック割の対象でワクチン接種証明書を持参して、なんと五千円引き+二千円のお土産券も。Hさんのひらめきに感謝。〈宿からの情報はありません〉ドミトリーですが個室使用のスペースはこれまた素敵。コース料理のデイナーの夕食モ大満足でした。

 2日目は雨の中、4時に宿を出発。バスターミナルで朝食を食べ、10時には雨が上がる予報を信じ時間調整。新穂高ロープウェイの駐車場に着く頃には雨も上がり、天気もだんだん回復してきました。しらかば平駅でチェーンアイゼンを付け出発。雪のため山道がわかりにくく迷いながら、柔らかい雪に足を取られながら進みます。出発時間もゆっくりだったため、西穂山荘を折り返し地点に変更、念願のラーメンを食べ下山しました。  (中)

 

 2022年05月24~25日  

    編笠山・権現岳 4名         

南八ヶ岳の権現岳と編笠山に23日の予定で行きましたが、テント泊の寒さと3日目の天気が雨予報だったため、12日に変更し2日目に2座を登りました。1日目は富士見高原ゴルフ場に駐車し、西岳を経て青年小屋まで。標高差1080m4人とも重さ12㎏前後のザックを背負い、2030分ごとに休憩し約6時間かけて登ってきました。テント場は、ソロテントの方が2人と私たちだけ。各自で温かいパスタやラーメンなどを作りました。夜空は満天の星で、寒かったけれどもテントの外に出てきれいな星空を眺めました。北斗七星だけすぐに見つけました。 

 2日目の朝、権現岳へ。荷物はテントに置いて軽装で行きました。青年小屋から335m登ります。岩場、鎖場もあり慎重に歩きました。権現岳の頂上は、お内裏様の後ろ姿のような形の岩です。頂上はゴロゴロ岩で大変狭く、他に登山者がいたら写真も撮っていられないほど。展望は抜群で富士山、南アルプス、御嶽、乗鞍岳、北アルプスが見渡せ、壮大な赤岳が目前です。再び用心深く岩場を下りて、約3時間半で青年小屋に戻りました。テントを撤収して重いザックを背負い、今度は編笠山へ。編笠山は、形は名前の通り丸い笠のようでなだらかな山に見えますが、登ってみると大きなゴロゴロの岩山で、足を乗せる岩を選びながら進みます。青年小屋からの標高は約200m。編笠山の展望も権現岳と同様360度のパノラマです。八ヶ岳連峰も北の蓼科山から南端の権現岳まで一望できます。

 苦しかった上りもここまで。これ以後は富士見高原ゴルフ場まで1220m下ります。荷物が重いのでバランスを崩すと危険です。下山途中の小鳥のさえずりが「がんばってー」と聞こえます。シラビソ林を抜けるとカラマツ林に入り、ここからは1日目も聞いたカッコーの鳴き声が。カッコーとウグイスとホトトギスが鳴いていました。 

 帰りはホテル八峰苑鹿の湯に寄り、温かい温泉で2日間の疲れが癒されました。 (志)

 

 2022年05月22日  高賀山  14名   

          

 当日の早朝に降雨があり天候が心配されましたが、雲は多めでしたが晴れの天気となり登りやすい日和となりました。登り口へは高賀神社の脇の林道を入り、林道の終点に高賀の森公園駐車場があり20~30台の駐車が可能です。高賀神社には円空ゆかりの地として「関市洞戸円空記念館」が併設されています。到着時には既に多くの車が止まっており地元を中心に人気があるようです。駐車場からは幅の広い道を進み、東屋を過ぎると登山道となりヒノキの林の中を進みます。林の中はひんやりとして快調に進むことが出来ます。途中に修験者が利用したという不動岩屋があり、人がもぐることが出来ます。七曲の坂を登りその先は急登となりますが稜線に上がるまではひたすら登りが続きます。稜線に上がったところにはベンチがあり、そこからは比較的なだらかな尾根道となり30分弱ぐらいで頂上に着きます。頂上にはベンチがあり開けているので、白山、荒島岳、近くの蕪山などが360度で展望できます。当日は霞んで白山は見えませんでしたが、視界が利く日には遠く槍ヶ岳辺りまで見えるようです。帰りは別ルートが廃道となっているため同じ道を下ることになります。帰りも急な下りとなるため滑らないように注意が必要です。途中、私の靴底のラバーがはがれてしまい、皆さんにご迷惑をお掛けしてしまいました。応急処置をして頂いて無事下山することが出来ました。下山後は円空記念館を見学する者の車と「高賀の森水」に寄る車などに別れて帰宅しました。「高賀の森水」には名古屋方面などから大きなポリタンクをいくつも積んで水汲みに来ている車が沢山ありました。    (足)

 

 2022年05月21日  磐梯山  1名

          

昨年の伯耆富士(大山)に続き、会津富士(磐梯山)を0泊3日で縦走しました。5月22日の登山開きの前日でもあり、まばらながらも賑わっていました。

天候は曇り、風も穏やかで日差しも垣間見られ最高の登山日よりでしたが、午後より靄がかかり遠望がきかず、猪苗代湖と1888年の大噴火で堰き止められた檜原湖・小野川湖・秋元湖等、雄大な表磐梯と荒々しい裏磐梯が見られ感激です。

 当初は深田久弥のルートを辿り、猪苗代登山口から中の湯跡から銅沼経由で裏磐梯登山口に下山を予定しましたが、裏磐梯ビジターセンタの銅沼付近の雪解けによる水没と北塩原村商工観光課の点検登山の情報と弘法清水小屋の親父の話から噴火口分岐方面への下山に切り替えました。このルートは最高に楽しめます、登りの赤埴山からの猪苗代湖とそそり立つ雄大な磐梯山が迫り、下りは小磐梯山の爆裂火口原に入り見上げる一面の荒々しい爆裂跡に息吹と感動を覚えました。磐梯山には多くの登山ルートがありますが今回のルートを推奨します。車でアプローチする場合は裏磐梯から時計まわりに噴火口分岐経由で登り、中の湯・銅沼経由の下山を勧めます、火口原から噴火口分岐に急登がありますがそれを上回る感動があります、地図上は破線ルートですが整備され安全です。短縮ルートは八方台からの往復があり、最近は多くが利用されています。黄金清水と弘法清水は冷たくて美味です、火口原で日本カモシカにも出合い、もう一度登りたい「宝の山」でした。   (和)

 

 2022年05月19日  秩父両神山  5名

          

晴天に恵まれた上に急激な気温の上昇がなく、歩きやすい山行であった。前泊した両神山壮の主人と家族の方々のおもてなしが良くて、朝食を5時半に食べることができるようにしてくれたため、6時に出発することができた。日向大谷の登山口から入り、植林した杉やその他の樹木の下を朝の陽ざしを感じ、また川のせせらぎを聞きながら、七滝沢分岐を越して八海山(地名)の弘法大師近くで小休憩。背丈が1m以上の弘法大師が祭られていて、しかもそのまま飲める水が引かれていた。宿の方から「途中で飲み水があるので、飲料水に困ったら汲めばよい」と言われたことを思い出し、帰りに水を汲むことにした。そこから清岳小屋までに岩場が続いたため、注意しつつ歩くことにした。清岳小屋は炊事場も備えているとてもしっかりした山小屋であり、シャクナゲの花が満開に咲いていた。両神神社には約1時間後についた。狛犬がオオカミであった。神社から岩場を登り、30分ほどで山頂についた。360度の視界。切り立った断崖や、ギザギザした稜線など、奥秩父の深い山々を見ることができた。頂上が込み合っていたので、両神神社まで降りてから昼食を食べることにした。岩場歩きがあるが、道はきちんと整備されていて、登りやすい山だと思う。 

後でわかったことであるが、両神山は秩父周辺のオオカミ信仰の歴史と関係があり、信仰の山として古くから親しまれているそうだ。 (堀)

 

 2022年05月15日 各務原アルプス交流山行 37名

  (スルジェ17名・法律友の会16名・ゲスト4名) 

春日井法律事務所友の会との交流山行が、雨天やコロナのため見送りになっていて、3年ぶりに行われました。参加者は合わせて37人です。スルジェ山の会の会長がマイクロバスを運転してくださり、マイクロバスと乗用車で行きました。登ったのは各務原アルプスです。4㎞コース(各務野自然遺産の森~大岩見晴台まで)と、5㎞コース(同所~金山まで)のうちどちらかを参加者が選びました。この日は、同じコースでトレイルランニングも行われており、ランナーと出会うと立ち止まって拍手して応援しました。 

37人が7つのグループに別れ、グループごとに行動しました。初対面の方々も多く互いに挨拶をしたり、スルジェの元会員と久しぶりの出会いを喜んだり。スルジェの会員のご家族も参加してくださいました。宮田弁護士は80歳でいらっしゃるそうですが、日常生活でもよく歩いていらっしゃって今日は4㎞コースに参加され、展望台まで往復されました。そして100歳まで生きる力をいただいたと喜ばれていらっしゃったそうです。春日井法律事務所のパンフレットでしかお目にかかったことのない弁護士さんや事務局の方々と、山の中を歩きながらお話ししました。この時とばかりさまざまなことをお聞きしました。また、友の会の会員の方々とお知り合いになりました。登山をやっていた人たちは、ペースをゆっくりにすれば、高齢になっても山を歩くことができています。友の会の会員の方々が、今日のようなペースでの山歩きに、今後も参加したいと希望されていました。

今回の交流山行では、集合場所の落合公園駐車場が、わいわいカーニバルのため使えないことが前日にわかったので、集合場所を朝宮公園駐車場に変更したり緊張することも起きて大変だったと思います。今日は曇り時々晴れの天気で、下見で4月に行った時のような暑さはなく、熱中症を心配することなく過ごせました。それでも、涼しく過ごせるようにと先発組がタープと、万一の時のための休憩場所としてテントを張っておきました。下山後に、クーラーボックスで冷やした麦茶を配ると、このことも好評でした。友の会交流山行の担当者が大奮闘され、それにつられて他のメンバーも協力し、安全で皆様に喜ばれた交流山行ができたと思います。本当にお疲れさまでした。 

※写真の黄色の花は、「コウホネ」という名前です。   (志)

 

 2022年05月14日

  三森山&水晶山 2名+1 

イワカガミの花を見るために三森山へ行って来ました。高蔵寺を出発する7時には前日からの雨がまだ降り続いていた。春日井から60㌔ほどの岩村ダムの駐車場には9時前に着いたが、小雨がまだ降っている。渋々ながら雨具を着るなど準備にかかる。9時に駐車場を出発。近くに三森山への道標とその横には参道入り口の看板もある。ここが登山口だ。木の鳥居をくぐって登山スタート。山頂への九十九折りの登山道は緩やかで歩きやすい。50分ほど登ると三森神社だ。登山道の両側にはイワカガミの群落はあるが葉っぱばかりで花は咲いていない。三森山に向かう途中も群落はあるが花は数えるほどしか咲いていない。近くの看板には「4月下旬から5月上旬が見ごろ」と書いてあった。花の季節はすでに終わっているようだ。三森山頂には11時前に着いた。

途中の登山道(参道)には石仏が何カ所かあり信仰の山であったことを物語っていた。三森山頂からは水晶山へ向かう予定だったが、展望が良くないのと水晶山からの激下りが危険と判断し、鈴ヶ根展望所(昼食)で引き返すことにした。このころより晴れ間が見え、周りの山々が遠望出来るようになった。目的の満開のイワカガミは来年にお預けにして、同じ道を下山にかかり、14時には登山口に戻ることが出来た。

 次に来る時は「女城主で有名な岩村城址」や近くにある「農村景観日本一の地」にも立ち寄りたいと思った。    (横)

 

 2022年04月30日~05月02日

  東海自然歩道(海老峠~睦平)  1名 

 東海自然歩道の愛知県内踏破に向け去年のGW・お盆と2度挑戦し台風や大雨で思う様な場所まで進めていない中、3度目の正直でようやく計画通りに歩を進める事が出来た。静岡県境迄残すところ10km弱の所まで辿り着いた!!

去年までは単独山行であったが、今回は2日目のみであったが、ゲスト(会社の同僚)が合流してくれ、今までは車の都合上同じ経路を往復しなければならなかったが、片道山行が出来、こんなに楽なんだと痛感した。

04/30 予定より1時間程度遅れで自宅出発したが、棚山高原の直近まで車を乗り付ける事が出来、予定の登山口からの山行と比べ往復2時間程度の時間削減が出来た。天候は快晴であったが、前日の雨で一部経路は小川のようになっていた。チェックポイントである棚山高原は想像していたものと大きく食い違っており、バンガローが10棟くらいあったが、完全に廃墟になっており高原なんて言えない状態であり、そうこうしてる間に宇連山山頂に到着。(大概のチェックポイントには看板が設置されているが気づかないままチェックポイントを通過していた) 宇連山から海老峠は急坂で足元に注意し歩を進め、海老峠で折り返し同じ道を辿り駐車場に到着しキャンプ場(公営施設・山びこの丘)でテントを張った。

05/01 ゲストと合流し互いの車をスタート及びゴール地点に駐車し前日と同様棚山高原付近駐車場より山行開始し鳳来寺山方面に向かった。ゲストは5年位前までは長野方面の山々を山行しており未経験者ではないがブランクがあり鳳来寺山まではアップダウンの繰り返しで相当参っていた感があり、1130頃より降雨にたたられた事もあり計画していた地点より短縮し下山した。

05/02 単独での山行。自車をゴール地点(鳳来寺山付近)に駐車しゲストにスタート地点(睦平)迄送ってもらい、快晴の中、山行を開始。引地~行者越までの区間は急登であり、がれ場の中を必死に上り前日のゴール地点(鳳来寺)に到着。

  3日間の総括としてやはり、山は一人で歩く物ではない(楽しさ半減)!!山登りを初めて2年を経過するがゲストと山歩きをした時、自身では大したこと無いと思っているが、ゲストは息も切れ切れで、足もガクガクと言っていたのを聞いたとき、一寸だけ体力ついてるジャン!!って、感じる事が出来、続けてきて良かったと感じた。     (野)

 

 2022年05月11日  白草山  4名 

白草山に行ってきました。もともとは小秀山に行く予定でしたが、林道が通行止めになっていることが判明。朝、計画書を作成し送信。急きょの白草山となりました。雲は高く見通しは良かったので御嶽山を期待したが、頭が少し雲に隠れていました。この日は前からの予報は雨模様だったので、上出来でした。

箱岩分岐ではミズバショウがちょうど見頃で綺麗でした。沢の流れも透明感抜群で登るたびに違う表情を見せてくれる白草山でした。     (岩)

 

 2022年05月08日 

尾張三山(尾張富士・尾張白山・本宮山) 9名+2名

 天候に恵まれ爽やかな季節を感じながらの山行に気分も上がりました。日差しが強く、歩き出すと汗が・・・。水分補給に気をつけながら1つ目の山、尾張富士を目指しました。下山して明治村の横を通り、2つめの山、尾張白山に登ったあと、入鹿池のほとりで田楽をいただきながら昼食。

 その後、天然記念物のヒトツバタゴ自生地では見事に開花したヒトツバタゴ(ナンジャモンジャ)に見とれ、写真タイム。

 そして信貴山向けて出発。山頂にある泉浄院についてのHさんの名ガイドもありその歴史など話に花が咲きました。景色も素晴らしく名駅のビル群やナゴヤドームなどを一望でき、爽やかな風が心地よいひとときでした。そして最後の本宮山で記念撮影とお茶タイムの後下山しました。中には入りませんでしたが、明治村の建物を横目に見て、入鹿池に行きゴールの大縣神社も通ってちょっとした犬山観光をした気分になりお得な(?)気分を味わえた山行でした。  (山) 

 

 2022年05月05日  仙ケ岳  7名

三連休最終日の55日に、鈴鹿山脈の南にある仙ケ岳に登った。424日に定例山行で行くことになっていたが雨で中止となったので、晴天のこの日に自主山行で行われた。

 標高こそ961mだけれども、前々から急な岩場、ハシゴ、渡渉、崖、滑落注意…と聞いていたので、ヘルメットにシュリンゲ、カラビナ持参で気を張って取り組んだ。

登山口駐車場まで車で行ったため、コースタイムが往復で約40分短縮となり、歩行5時間、休憩約1時間の6時間の行程。登山口から南尾根・白谷道分岐までは林道歩きで余裕。ここからが本番。登りが始まった。しかも長い。ひたすらがんばって登ると、滝谷不動明王の岩に着いた。石仏を拝んで一人ずつ全員、岩に登らせていただいた。ここから登り坂が三つ。ロープをつかんでよじ登ったり、フーフー言いながら登ること1時間。やっと東峰に到着。ここには仙の石と呼ばれている奇岩がある。ここで他の登山者にお願いして写真撮影。展望が大変良く、鎌ガ岳、御在所岳が目の前に。反対側を見れば新名神の高架が見える。この後少し下ってから、西峰に到着。人が少なくて静か、ここで約30分の昼食休憩。水分を2.3L持ってきてよかった、どんどん減っていく。

いよいよ下山。下りは白谷道コース。登りと下りの道が違うことは興味深くて楽しいけれども、何といってもこの山はスリルあり過ぎ。どんな道かなぁと好奇心と不安が入り混じる。とにかくヘルメット装着。ついに始まった細い崖路。こんな所から落ちたらロープでは無理、ヘリコプターだ、というような細くて片側が崖になっている道が何カ所もある。しかも落ち葉がいっぱいで滑りやすい。それに渡渉の多いこと!10カ所は軽く越えている。鎖場、ハシゴ、丸太の橋など変化に富んだコースを歩いて、朝来た分岐に出た。ペースが速かったので時間に余裕ができ、ここで約1時間のロープワークを行った。

 今日はイワウチワの群生をたくさん見たし、シロヤシオも咲いていた。そして満足感に浸りながら、穏やかな林道を1時間歩き、登山口駐車場に着いたのです。みんなうれしそうでした。    (志)

 

 2022年05月02日~04日  

  大峯山南奥駆路  1名

大峯山は紀伊半島の中央部、北は吉野から南は熊野に至る大山塊の総称で役小角が開山した修験道の揺籃の地です。羽黒三山・英彦山(ヒコサン)と並ぶ三大霊場です。奥駈路は昨年の北奥駈路と今年の南奥駈路で完成し、これまでの小辺地・中辺地・大辺地・伊勢路と合わせて熊野古道を完歩でき、一つの目標を達成できました。

今回は熊野本宮大社から玉置神社・太古ノ辻・小仲坊・前鬼口を前泊と山中23日で60km35時間で縦走しました。

 昨年の無念を糧に軽量化で南奥駈路を望みましたがコースタイムを刻むのが精一杯で、昼食と休憩時間が予定よりオーバーとなり今後の新たな課題です。熊野本宮からは順峰路で八経ケ岳まで登り基調で山々を尾根縦走するのでほぼ迂回路がなく直登で距離短縮しますが、全体的に急勾配で地図状でも10回ほどピークが続き気が滅入ります。奥駈路は水の心配とテントと食事の携行が必要で軽量化には限界があり、刻むより短縮日程(高速・長時間歩行)が好ましいです。北奥駈路では山上ケ岳の宿坊と弥山小屋の活用も良案です。修験道であり鎖場などの厳しい個所もあり疲れた身体には応えますが格別ではありません。頂上の表示は簡略的ですが靡(なびき=修行の場)の表示は立派です、挨拶では「お参りご苦労様」と声を掛けられます。紀州山地は山深く何重にも重なり合い山名も不明で特徴的な植物も少ないですが、雄大で心が癒されますが大変ハードな縦走路で心が折れそうでした。 追伸、足に目をやれば異様にむくれています。   (和)

 

 2022年05月03日~04日
  釈迦ケ岳・ハライド  4名

 11月の定例山行の下見を兼ねて朝明渓谷の西山荘キャンプ場にテント泊してきました。ゴールデンウイーク中で駐車場はいっぱいでしたが山は意外にすいていました。2日間とも天気に恵まれ最高の山行でした。

 初日は、釈迦ケ岳の庵座谷ルートで登頂。渡渉と急なガレ場もあり結構楽しめました。危険な所はロープがあり、足元を確認しながらゆっくり登れば大丈夫。下りは猫岳からハト峰の尾根道で下山。

 2日目は、ハライドからブナ清水へ。オオカメノキやアカヤシオが綺麗でした。希望荘で菖蒲湯につかって汗まみれの汚れを落とし、さっぱりしてから帰りました。   ()

 

 2022年05月03日   釈迦ケ岳  1名 +1

八風キャンプ場の少し先に駐車し、登山口が分からないような所から薄暗いスギ林のなかを登り始める。マイナーなバリエーションルートでアスレチック的でワイルドである。私の好きなルートの一つである。急登が続き、また、所々花崗岩の岩場やザレ場、痩せ尾根等を登ってゆくと、右手に八風峠や三池岳への展望が得られるようになる。また近くに鏡岩と呼ばれる巨岩もある。本来ならこのあたりからアカヤシオの花が見られるのであるが、今年は既に終わっていた。

登山道は花崗岩の風化した砂の上に落ち葉が積もっているために非常に滑りやすい。時折木に捕まりながら滑らないように登ってゆくと予期もしないシロヤシオが花をつけていた。例年よりも早い開花である。また足元には多くのイワカガミがピンクの花をつけていた。北山から先はシャクナゲの木が多くなるが、そのほとんが蕾をつけていない。岩ガ峰に到着するとわずかばかりのシャクナゲが花を咲かせていた。

 岩ガ峰からじきに垂直に近い急斜面をザイルを掴みながら登ると県境尾根である。ここからすぐに釈迦ケ岳山頂である。山頂付近はまだシロヤシオはまったく咲いておらず、オオカメノキが白い花をつけていた。帰りは釈迦ケ岳を振り返りながら太平尾根を下るが、この尾根の分岐はわかりにくい。ここから急降下の尾根が続く。途中でわずかばかりのアカヤシオが花をつけていた。下りもアスレチック的で全身の筋肉を使うようにして下った。この尾根には以前はイワウチワの小群落があったが、今回はまったく気づかなかった。   H

 

 2022年05月1日~3日
  仙丈ケ岳  1名

GW5/1

歌宿~北沢峠 

GW5/2(月)

北沢峠⇄仙丈ヶ岳(未登頂)

山頂直下でみぞれが降り風が強く10mの稜線が危険と判断しました。残念です。 

GW5/3(火)

北沢峠~歌宿

4:38分起床、前日からみぞれが降り一面、白くなっていた。

5::00→甲斐駒ヶ岳へ•••みぞれでトレースが消えている•••

それとかなりの筋肉痛、重心が前のめりになるとブレーキがきかず転んでしまう•••

甲斐駒どころか歌宿まで行くことができるか不安になり下山することにしました。 

信濃小桜の花が綺麗に咲いてました^_^  (市)

 

 2022年04月29日 

  大杉谷~シシ淵 3名

 

 心配していたお天気は、晴れとはならず、でも、雨はパラパラ。これは、行けると判断。お天気もすっきりしないせいか、駐車場には、私たち以外に1台だけ。そのかたは、桃の木小屋のお仕事をしてみえるかたで、私たちに「手袋、持っていますか?よかったら、あるので使ってください。濡れるから、取り替えもいるからね。」と言われていました。すっかり、雨だったら、防水手袋を用意してくるのを忘れていました。東屋で、合羽、スパッツ、ザックカバーと準備し、手袋も。防水手袋を準備しておけばよかったです。

 大杉谷は、日本三大峡谷と言われているらしいです。大杉谷は、大瀑布とエメラルド色の渓流、緑深い樹林と巨岩が美しいところ。秘境登山道の始まりは、中部電力宮川発電所の登山口から、勢いのよい川の白い流れを横に見ながら、足元を確かめ、ゆっくり歩きました。

 大きな岩に手すりのような鎖がしっかりと備えてありました。しっかりと鎖を握って、一歩一歩。下の方にエメラルドグリーンの大杉谷の景観が素晴らく見えました。でも、見とれてはいられない。吊り橋も揺れる。写真を摂るのも足元を確認し、止まってから。次第に緊張もほぐれてきて、鎖を使って岩場の上り、下り。とてもスムーズに出来るようになり、三点確保での岩上りも楽しいトレーニングになりました。

 苔の群生をたくさん見ることができました。黄色と黄緑の合羽のメンバーは、苔の群生に同化していて、写真を撮っていても、「あれ?どこかな?」と隠れてしまうくらいで面白かったです。吊り橋や徒渉も何度かあり、さっきも同じようなところあったなと思いながら、進んでいくと大きな滝の音が聞こえてきました。 

 見上げると高いところから、勢いよく真っ白な水のしぶきが溢れ出ていました。千尋の滝の看板があり、東屋に到着。ザックを下ろして、休憩。湿気もあり、合羽を着ているせいで汗もかきました。

 先に東屋にいらしたおふたりが「ヒル、いませんでした?私は、10匹くらい合羽についていました。」と言われていました。

 「えっ?ヒル!」歩いていたときは、必死で足元に気を付けて滑落しないようにとばかり考えていて、ヒル対策、忘れていました。そういえば、葉っぱが風もないのに、ピョンピョン跳んでいるなと思っていました。メンバーのひとりが、合羽を脱いだら、「いる、いる、ヒルだ!」10匹くらい。虫除けスプレー噴射でコロリと下に落ちてしまいました。すごい!虫除けスプレー。必須アイテムですね。

 気を取り直して、シシ淵まで、徒渉、岩場の鎖、上ったり、下ったりの繰り返しでしたが、大きな岩場を渡り、峡谷に辿り着きました。至極の絶景といわれるシシ淵は、そびえる岩とエメラルドグリーンの深い色の淵と大きな滝の白のコントラストが美しく、空はブルーではありませんでしたが、うっすらお日様が雲の隙間から覗いて日差しが暖かく感じました。晴れた日にも来てみたいと思いました。

 滑落注意の看板があちらこちらにありました。帰り道、バスできたかた何人かとすれ違い、「この先、危険なところ、ありませんか?」と心配されて聞かれたりもしました。

「大丈夫ですよ。足元に注意して、ゆっくりいってくださいね。」と言葉を交わし、皆さん、縦走されるかたみたいで 東屋に戻り、お昼ご飯を食べて、下山しました。無事に駐車場までついて、東屋で合羽やスパッツを脱いでいるとメンバーの顔こめかみから血が!「え~、ヒル!」ヒルに吸われなくてよかったと話していたところでの発見でした。血がたらたら、止まらない。痛くも痒くもない。ヒル初体験でした。

 大杉登山センターまでの道に大きな落石を発見。みんなで、石をどけて、登山センターまで行きました。1.000円の入山協力金を払い、バッチやキーホルダーの記念品をもらいました。

 奥伊勢フォレストピアの温泉に入って帰りました。メンバーのひとりは、お風呂から出たら、足のかかとから血がたらたら。「え~、ヒル~!どこで?」最後の最後にヒルでした。ヒルについてもお勉強になりました。次は、万全のヒル対策をしっかりと。楽しい山行となりました。(中)

 

 2022年04月10日 
各務原アルプス(友の会山行下見) 6名

 落合公園に集合してから2台に分かれて各務野自然遺産の森に向かった。日曜日の快晴というお天気に恵まれての山行であった。到着したのは8時過ぎだったが、広い駐車場に対して駐車は数台のみ。下見という気軽さのためか、ルンルン気分でゆっくり歩き出した。くもの丘、健脚の道分岐点、展望台といずれも木製のベンチがあり、どこでも休憩することができる。途中でイワカガミの可憐な花、ミツバツツジの紫の花、山桜など春の花々や木の芽を見ながら歩くことができた。大岩見晴台からの展望は川があり、街並みがあり、春日井三山・・・。いつ見ても見飽きない景色である。5分ほどで行ける金山からはUターン。本番の5月半ばの景色はどのように映るであろうかと思い描きながら多賀坂峠、迫間山へと歩いた。

 11時過ぎに着いた迫間山で昼食休憩。仲間の一人が予定よりも早く帰ることになったが、暑さのためか食欲が失せ、いつもの元気がない。とりあえず駐車場が分かるところまで一緒に下山することにした。下山した舗装道路の分岐点の周りで、シデコブシの木が数本あった。白くて大きな花の一部が散りつつも咲いていた。小学校の校歌「シデコブシの花膨らんで・・・」を思い出しながら歩いた。予定のコースから外れて明王山方面に向かったが、暑さのために体がもたず、途中で下山することにした。

 下山してから分かったことであるが、この日の気温は28度近くに。この暑さにバテ気味の人が複数出てしまった。寒さ対策に気を取られて、まさかの暑さ対策が必要であったとは。熱中症で仲間が倒れなかっただけよかったなと思った。   (堀)

 

 2022年04月10日
金華山(県連一般登山講座)  1名 +25

 今日は会の定例山行の下見の日だったが、労山愛知県連の一般登山講座の実技山行のスタッフとして、金華山実技に参加した。ABCに分かれてスタートして、途中、何度も地図読みの練習を繰り返しながら山頂に到着。ただB班は大幅に遅れてACだけで記念撮影して下山。スマホが電池切れなどのバックアップのため、紙の地図を読む力をつけるのは道迷い事故を防ぐため、ぜひとも必要なことです。最後に、どこかの山岳会に入っていただくことがきっと皆さんの山の世界を広げることになることをお伝えして散会しました。    (岩)

 

 2022年04月09~10日   角田山・弥彦山 4

4/9 角田山

400出発。中央道・長野道・上信越道・北陸道を走り、日本海の海岸線に出ると青い海と佐渡ヶ島の島影が広がった。初めて見る佐渡は思ったより長々と広く横たわっていた。

角田浜海水浴場の駐車場に車を停めて登山口を登り始めると、もう花、花、花雪割草(ミスミソウ)が、登山道の両脇斜面にいっぱい咲いている。白・薄紫・ピンク・青紫の可愛い花々。花の大きさ、色、形のバリエーションがすごく豊かで異なる花かと思うが葉を見るとみな3つに分かれた同じ形をしている。そのうちに、今度はカタクリが現れ両斜面を覆って、それが青い空と青い海をバックにして潮風に揺れていた。何というぜいたくな光景だろうかとつくづく思った。 

山頂に着いてから観音堂まで足をのばすとすばらしい見晴らし台だった。眼下には、田んぼが一面に広がる新潟平野、その向こうに雪をかぶった飯豊連峰が長く連なっていた。下りの灯台ルートの斜面もカタクリが満開だったが、木々を抜けると岩の混じった急な下りが始まり、岬をめがけて下りて行く。左の海岸に穴の開いた奇岩が見え、右に角田岬灯台が見えてくる。灯台の脇に下りて、駐車場に戻った。それにしても標高482mでこれだけの見どころを持つ山があるだろうかと感心してしまった。

4/10 弥彦山

 710西生寺横の登山者用駐車場に車を停めると、水芭蕉とニリンソウが出迎えてくれた。この山もカタクリが多いが、キクザキイチゲが白・薄紫・紫とこれも多彩で、カタクリの間あいだにまるで寄せ植えのように見られる。スミレも色・形いろいろあった。

 山頂の神廟に参った後、ロープウェイ駅で飲み物を調達して山頂に戻り、八枚沢口に下りる周回ルートに入ったが急な下りが続き、疲れた。その後登山口からまた能登見平の分岐まで登り返すのだが、その急登で皆バテ気味になった。どうも熱中症になりかかっていたような。寒さ対策ばかり考えていたぐらいなのでこっちは頭になかった。衣類調整・水分補給、休憩をして何とか歩ききることができた。この周回ルートでは、花もさることながらギフチョウが何羽もまるで道案内するように飛んでいたのが忘れられない。 

 この山行は片道450kmの遠路で運転手を交代しながら6時間半の道のりを走った。しかし、それだけ車を走らせてでも行く甲斐のある山だったねと旅を終えての4人の感想だった。  (杉)