2024年9月6日  

   雨飾山  4人+1人

 

登山口にある雨飾り高原キャンプ場に前泊し、4:00出発。

満点の星を見上げて好天を確信する。「〇/11」という登山標識を見て「なんで『11ぶんの』なんだろうね」と言いながら登っていく。荒菅沢に下っていくとき、左手に布団菱と呼ばれる岩壁が見える。「菱形は分かるけどなんで「布団」が付くのか、「山が布団を掛けている」という見立てかなどと歩きながら考えてみた。 

荒菅沢から笹平までは、小石、岩の多い登山道でところどころ小さいはしごも付けられていた。笹平からは開けた平坦な笹原の中を進む。青空の下、それほど暑くもなく時折涼しい風が吹く。

最後に山頂に向かって10分ほど登れば北峰に上がる。可愛いお地蔵さんが四つ並んでいる。その眼下に日本海が広がる。糸魚川の町も見える。右に目をやると鋸岳から高妻山に連なる山々、その奥に登ってくる途中に見えた妙高や火打もあるんだろう。左方の白馬連峰は雲をかぶっていたが、遠くに槍ヶ岳の頭も見られた。

次に南峰に移動してこんどは真下に見える雨飾りの女神を堪能した。これに最初に気づいた人はどんなにうれしかったかなーと思う。左向きの女神の横顔はとっても美人だった。9:00山頂出発。笹平から荒菅沢までの下りは時間をかけ、慎重に歩いた。結局、登山口には計画より10分遅れの12:30着であった。 

「雨飾山」という名前も素敵だし、女神の横顔もきれいだし、私はこの山がすごく好きだと思った。    (杉)

 

 2024年8月25日~8月26日 【自主山行】  

  霧島(高千穂の峰1,573m、韓国岳1、700mと御池巡り) 1

 

 学生時代に同級生数人とまだ山に興味のなかった時に登った高千穂の峰に約40年ぶりに登った。炎天下でツクツクホウシの鳴く森の中を歩くと、すぐに森を抜け赤褐色のスコリアが露出した斜面になった。この斜面を登ると背後には錦江湾と桜島が見渡せた。暑いものの吹き渡る風が心地良かった。じきに御鉢に到着し、すり鉢状のカルデラと溶岩ドームの高千穂の峰がよく見渡せるようになった。山頂には坂本竜馬が抜いたと伝えられる天逆鉾があり360度の好展望地であった。この日は台風10号の影響もなく晴で山頂からは韓国岳などの山々も見渡せた。

 翌日はタクシーの早朝のお迎えができないとの事で縦走をやめて大浪池から韓国岳、えびの岳(1,293m)に登り、その後3つの御池巡りに変更した。台風の影響か天気は曇りで大浪池や韓国岳山頂付近は霧で約50m先も見えないくらいであった。時々霧が晴れて大浪池の水面が見渡せた。韓国岳山頂では視界がきかなかった上に風が強く寒かった。えびの高原の方に下ると晴れ間が広がり、硫黄山からは盛んに火山性ガスが噴出していた。この付近を通る県道1号線や登山道はえびの高原から不動池の間は火山性ガスの濃度が高くこの日から通行止めになっていた。硫黄岳への分岐からえびの高原の方に下る登山道脇にはキクバヒヨドリの大群落があり多くの花を咲かせていた。えびの高原周辺は広大なアカマツ林で、硫黄山から噴出する亜硫酸ガスによりススキの穂がえび色に染まっており、その色から「えびね高原」と名づけられている。

 えびね高原に下りてからえびの岳に登り、再びえびね高原に戻り白紫池、六観音御池、不動池を廻った。3つの池と韓国岳、硫黄岳、夷守岳を見ながらの周回コースは気持ち良いハイキングコースとなっている。時折、硫化水素臭がするえびね高原に戻り道路を歩いて数キロ先の霧島温泉郷の方の駐車場に戻る途中、短時間だけ韓国岳山頂付近の雲が晴れて全景が見られた。

 えびね高原は学生時代の冬に天然スキー場で滑り、夏に韓国岳に登ったことがあり懐かしく山歩きと御池巡りを楽しんだ。    (H

 

 2024年8月20日~8月21日 【自主山行】  

     御嶽山域 開田頂上  7人+4人

 

昨年、剣が峰登頂を果たしたOB4名と今年は、五ノ池小屋を目指して三ノ池ルートで登る。今年は現役会員もたくさん参加して心強い。

8/20 春日井市内出発時は土砂降りの雨、不安な気持ちになるが、tennki.jpの1時間ごとの予報で御嶽山は曇りと弱雨で降水量は1mmと出ている。ロープウェイ山麓駅に着くころには薄日も差してきたが山頂駅(7合目)に着くと、ガスに包まれていて弱い雨。この日は結局何度も雨具を脱いだり着たりを繰り返した。

 女人堂(8合目)までに疲労を感じたゲスト3名は体力と今後の行程を考え、ここで登頂を断念。もう1名もしばらく歩いて付き添い1名と女人堂へ戻り宿泊することにした。

結局OB 1名を含む7人で三ノ池ルートを歩いた。地図で等高線を見たとき、高低差の少ない歩きやすい道かと思っていたがここ数年の豪雨のためか、3~4か所の谷筋で中岩、小岩が崩れ落ちてきていて、道が崩落していた。はしご、ロープ、鎖などで道は確保してあったが、通過に神経を使った。 

 三ノ池分岐から五ノ池小屋まで池周回のルートをとり、五ノ池小屋がやっと見えたときはほっとした。

8/21 早朝、継子岳までの往復を予定していたが、メンバーの疲労もあり周辺の散歩にとどめ、ご来光やコマクサの花を楽しんだ。快晴ではあったが三ノ池ルートは戻らず、二ノ池~石室山荘~女人堂のコースに変更。摩利支天乗越分岐までの登りがきつかったがその後は順調に歩けた。ロープウェイ山麓駅にレンタルバスと4人のメンバーが待っていてくれた。

OB方の希望で今回も御嶽山を選んだが、今の実力と山が合っていなかった。リーダーがゲストの脚力を把握していなかったことが問題であった。次は無理のない山で全員登頂できるように準備・計画したい。

 今回宿泊した五ノ池小屋は程よい規模で心地よく食事もおいしくて快適だった。御嶽山の山域にはピークがいくつかあるので個人的にはまた別のルートでも登ってみたいと思っている。  (杉)

 

 2024年8月19日~21日  【自主山行】  

      立山三山 & 剣岳 3人

 

 出発直前まで天気予報に惑わされたものの、リーダーの判断で山行を実施したが、この判断が良かった。まず室堂に到着してすぐに立山の湧水を汲んでから出発した。登山道脇には夏から秋にかけての花が咲き競っていた。曇りの中、室堂から一ノ越を経て雄山に登った。暑くも寒くもないが急登では汗をかいた。 

 雄山を過ぎると急に登山者が減った。立山三山の登山道脇にはトウヤクリンドウが多くの花を咲かせていた。真砂岳付近では雷鳥のつがいに出会いしばらく観察できた。曇りや霧の日に雷鳥に出会うことが多いそうである。真砂岳を経て別山に向かう稜線は美しい曲線美で私の好きな風景の一つである。内蔵助カールや真砂岳カールには例年のごとく雪渓が残っていた。別山南峰、北峰を経て剱岳キャンプ場まで下り、山小屋に到着した。

 翌日は4時ヘッドライトを点けて出発した。剱岳までの標高差は少ないがガレた岩場の連続で気を遣い歩行時間も長かった。山頂直下のカニのヨコバイ、タテバイは特に慎重にならざるを得ない。山頂では喜びを分かち合い、しばらくパノラマ風景を楽しんだ。富士山も眺めることができた。下りは登る時以上に気を遣った。午前中は快晴で2機のヘリコプターが多くの山小屋に物資の積み下ろし作業をしていた。この作業を時折見ながら山小屋まで下山したが、ここから剱御前小舎までの長い緩やかな登り、ライチョウ坂の長い下り、室堂へ続く長い上りの階段は剱岳を降りてきてからの足にはつらかった。雷鳥荘からリンドウ池にかけては登山ガスの濃度が高く目やのどが痛く咳も出たためにこの遊歩道は立ち止まらず速めに通り過ぎ3時前に室堂に戻った。 

 2日間雨に降られず、快晴の時に剱岳に登ることができ満足した。立山三山の登山口から、剱岳登頂、下山後山小屋に戻るまで関西学院ワンゲル部の3人娘と、よく似たペースで歩いた。剱岳下山後、室堂まで歩くのは疲れた足にはつらく、今回が最後の剱岳登山になったと全員が思ったことであろう。    (H)                                                  

 

 2024年8月18 【定例山行】  

     蓼科山  17人

 

 蓼科山の7合目登山口から登山開始。途中きれいな苔を楽しみながらザレ混じりの登山道をひたすら登る。いつまで続くのと思っていたところで、将軍平に到着。蓼科山荘前で休憩しているとかなり曇ってきた。お天気を心配しつつ山頂に向かう。岩場になっている道が前に見える。これを登るのか・・・。後ろを振り返るのがちょっと怖いと感じながら上だけ見て一歩一歩登る。蓼科山荘ヒュッテが見えると山頂まであと少し。平原になっているが石がゴロゴロしている。石と石の間にはまってしまうのでは不安に思いながらなんとか山頂に到着。

蓼科神社でお参りして雄大な景色と下界では味わえない涼しさを堪能。お昼を食べヒュッテで御朱印いただいたり登頂記念の品を購入したりと各々楽しみ下山開始。

 焦らずゆっくりと脚を伸ばして岩場を下っていく。下に将軍平が見えほっと一息。休憩後、ザレ場を下る。登りも歩きにくいと思ったが下りは滑って更に歩きにくい。一層注意しながら下山。

 久しぶりの山行の身には少しハードでしたが、無事日本百名山の一座に登頂できて良かったです。皆様、ありがとうございました。   (成)

 

 2024年8月16日~8月17日 【自主山行】  

     北穂高岳  1人 + 1人

 

 16日】9時半、上高地バスターミナルスタート。河童橋、明神、徳沢園、横尾と長い3時間。なんか台風の影響か? 人が少ないし猿も一匹もいない。

13時過ぎ横尾山荘出発。テント泊装備のザックが肩にくいこんで痛いし重い。頭の中で何を減らせば軽くなるんだ、と考えながらの3時間30分。17時までには涸沢と思い、重い足を上げる。

登り左手に屏風山を巻きながら川沿いを歩いていくと、本谷橋で登山者が涼をもとめ休憩してる。川の水は綺麗で冷たい。少しの癒しで気分も上がった。山の中腹に旗が泳いでる。やっとかと思いホットしたが意外に遠く、ん〜って感じ。

1630分に涸沢カール到着。受付をすませテント⛺️張って、ご飯を食べ早々に休みました。

17日】3時に起床。もう隣の人は前穂高に登攀でいない。北穂高岳を見ると灯りが少し見える、空を見上げるとオリオン座が傘みたいにかぶさってる。今日は天気が良い。ご飯食べ5時に出発。登山道はしっかりしているが、石がゴロゴロ。岩のとりつきは三点支持守り、石落とさないように優しく歩いた。

これほど、登山道口から頂上までアルプスの景色が楽しめる山はあるだろうか? 北方に槍ヶ岳、南方に奥穂高、前穂高、西方に笠ヶ岳、東方に常念岳。頂上の景色が素晴らしい。特に槍ヶ岳からの大キレット、北穂高岳までの縦走路は素晴らしい。いつかは行きたい。

帰りの時間がないので早々に下山。12時過ぎには涸沢カールを出発。中腹で雨に、横尾山荘からは急いで上高地バスターミナルへ。最終バスには間に合わずタクシーで沢渡駐車場へ戻った。 

北穂高岳頂上からの絶景と朝日、夕陽を見に、再度来たいと思いました。   (M

 

 2024年8月13 【自主山行】  

     木曽駒ケ岳  1

 

木曽駒ケ岳は行き帰りにロープウェイを利用した日帰り、御所谷からロープウェイを使わずに登り、帰りはロープウェイを使用した日帰り、桂小場からロープウェイを使わず木曽駒ガ岳手前の将棊頭山までの日帰り往復の経験はあったが、今回は上松からロープウェイを使わずに日帰り往復を計画してみた。

7月末に登った風越山へ行く道路を通りアルプス山荘に着いたが、滑川砂防公園駐車場は閉鎖されており、手前の上松Aコース登山口駐車場に駐車した。既に2台の車が駐車していた。ここからは約30分の林道歩き、その後、敬神の滝小屋からが登山の開始である。なだらかな登りであるが合目間の距離が随分あり、途中に合目半とういう表示がしてあった。恵那山の宮前コースは山頂が20合目となっているが、上松Aコースは山頂が10合目だが、この「半」の表示があるためで実質20合目まであるのと同じである。天気は曇りで展望がきかなかったが6合目から上は涼しかった。6合目から7合目まで約1時間かかり何度も休憩をとった。あまりのきつさに8合目あたりから山行を中止し帰ろうか思ったくらいであった。随分時間をかけて7合目に到着しても表示は山頂までは3時間であった。13時30分までは何とか我慢して花崗岩の岩場を木曽前岳に登り、9合目の玉ノ窪山荘ではザックをデポし、山頂に向かった。

 山頂付近でテンポよく登ってくる登山者に抜かされ、その方にどこから登ってきたか尋ねると「富山」からとのことでヘルメットとゼッケン30を付けていた。トランスアルプスジャパンレース2024の開催中(2年に1回開催され富山湾から北アルプス、中央アルプス、南アルプスから駿河湾までの総距離415km、累積標高差27,000mを踏破するレースで、例年NHKで内容が放映されています)でこれに参加している選手であった。

曇りで景色は殆ど楽しめなかったが9合目にかけて多くの高山植物が花を咲かしており、一部秋の花も咲き始めていた。山頂まで約7.5時間の登りで、木曽駒山頂への到着が13時30分を超えていたためすぐに下山を開始した。9合目から雨になり、傘から雨具に替え転倒に注意し慎重に下り、薄暗くなった18時頃ようやく下山できた。ロングコースで登る人も少なく、この日は2人の登山客に出会ったのみで静かな山歩きができた。      歩行距離17.3km、累積標高差2,150m。     (H)

 

 2024年8月11日~12日 【自主山行】  

     神坂山~富士見台~千両山  3

 

39度が予想される春日井を8時前に出発。神坂峠に着いたのは10時半過ぎ。連休中なので登山口近くの駐車場はほぼ満車。たまたま空いたスペースに駐車して、避難小屋を目ざしてスタート。いつもの日帰り山行に比べてシュラフなどのため2~3㌔ザックが重い。萬岳荘を経由して避難小屋には11時過ぎに到着。小屋に荷物をデポして身軽になり、神坂山に向かう。肩近くまで伸びた笹をかき分け、何とかお昼頃に神坂山に到着。時折吹く風が気持ちいいが、炎天下のため暑くて昼食どころでない。とても南沢山までは無理と判断、いったん小屋に戻ることにした。30分かけて小屋に戻り、昼食兼酒宴。その後は昼寝。

涼しくなった5時過ぎに取りあえず富士見台まで行こうと空身で向かう。10分ほどで着いたが、みんな下山した後で誰れもいない。ただ雄大な恵那山の姿だけが印象に残った。後は夕食(ウナギ)を食べて寝るだけ。8時には就寝。

翌日はご来光を見るため4時起床、再び富士見台へ。その後、千両山登山口まで車で行き、登り下りに30分ほどの千両山へ登った後、暑くなり始めた7時過ぎ、帰路についた。

 涼しさを期待しての山行だったが、小屋付近の朝夕は涼しく、夜は寒いくらいだった。昼間はやっぱり暑かった。   (横)

 

 2024年8月7日~9日 【自主山行】  

     槍ヶ岳  4

 

 天気が心配されましたが メンバーの意思のもとGO!当初の行程を何度も見直し、天気、高山病、熱中症、行程など打ち合わせを重ねました。 

 雷雨対策で両日、山荘を早朝4時出発。願いが通じたのか なんとピーカンの登山日和に。 途中先日の豪雨で何ヶ所か崖崩れ跡などがありましたが、注意して歩みを進めました。 青空と山々の稜線、可愛い花や高山植物に癒され気がついたら山荘に。 小休止を取り、いよいよ頂上アタックです。慎重に手足を置く場所を確認しながら歩みを進めます。 最後のハシゴを上ると山頂に。拍手と360度の圧巻の眺望が私達を出迎えてくれました。素早らしかったです。 山荘に戻ると土砂降りの雨。それでも、夕焼け、満天の星、朝焼まで堪能することができ何とも贅沢。 生涯の想い出に。 今回、立役者の方が参加できなく大変残念でしたが、その下地があったからこそ成し遂げられた槍ヶ岳山行でした。メンバー全員感謝しています。ありがとうございました。   (ち)

 

 2024年7月29 【自主山行】  

     白草山  3

 

1年半前の11月以来の白草山。その時、頂上から見た御岳山頂は雪で真っ白で寒かったと記憶している。

 酷暑の春日井から少しは涼しいと期待しての白草山だったが、暑かった。8時半に黒谷林道入り口に着き、40分ほどの林道歩きは風がなく、蒸し暑い。やっと登山口についたものの、そこからも風はまったくない。おまけに頂上までの1時間半、ずーっと登りだ。帽子のひさしから汗がしたたる。景色もまったく見えない。やっと箱岩分岐から尾根に出て、白草山の頂上が見えた。でもそこからはカンカン照りでさらに暑い。10分ほどで頂上に着いた。われわれを含めて10人ほどの登山者がいた。暑くてとても昼食を食べる気になれず、目の前の御岳や乗鞍の写真を撮っただけで木陰のある箱岩分岐まで戻り、そこで昼食。昼食後は下るだけだが、また大汗をかいて車まで戻った。下山後に入った「おんぽいの湯」で生き返った。   ()

 

 2024年7月28 【自主山行】  

     木曽 風越山  1

 

今春にJRを利用しての木曽の風越山(1,699m)に登るトレーニング山行が計画されていたが、天候により中止になった。今回はレンゲショウマの花に会うために一人で登ることにしたが、暑さと登山口までの長い距離の往復には予想以上に疲れ後悔することになった。

上松駅に到着した時には、気温は既に29℃と暑い。中山道と木曽古道を通り登山口に到着するまでに多量の汗をかいた。登山口には3台の車が止まっていた。暑い時には駅からタクシーで登山口まで来るか自家用車の利用を考えたほうがよい。

登山口からは急登が続き平坦な所はなく登山口までの疲れもありピッチがあがらなかった。カヤトの丘に着くと急に展望が開け風が吹いていて涼しい。ここは本来御嶽山や乗鞍岳の展望の良いところであるが、この日は生憎と雲に覆われていた。キソチドリやセンジュガンピ、タカネナデシコ、ヨツバヒヨドリ、マツムシソウ等が咲いており、ここのお花畑でしばらく休みをとった。ここから更に登りが続き山頂に到着するが展望が開けない。山頂から南の中央アルプス展望所まではすぐである。山頂付近が雲に覆われた中央アルプスを眺めながら展望所で昼食をとった。山頂周辺にはバイカオウレンやマイズルソウの大群落がありこれらの花々が咲いているときは見事であろう。

レンゲショウマの花を求めて山頂から北方面に進むことにした。ここからは急坂を中央アルプスの敬神の方に下った。約30分ほど下った所でようやく約20年ぶりに念願のレンゲショウマの小群落に出会った。この花は気品が高く幽玄であり疲れも忘れて至福の時を過ごした。山頂に戻り、登山口までの下りは快調であったが、吉野集落からの帰路は長く暑く、急に疲れが出て足が重く上松駅が遠く感じられた。    (H

 

 2024年7月25 【自主山行】  

     トムラウシ山  3

 

前日の724日の朝、中部国際空港に向かっている時、次のようなことがありました。

新千歳空港行きの出発時刻は朝900でした。この日の朝645ごろ、名鉄常滑駅の構内で人身事故があり、電車は中部国際空港まで行かず太田川駅でストップ。私たちも巻き込まれました。太田川駅では、空港に行く客のタクシー待ちの長蛇の列ができていました。なかなかタクシーの番が来ないため金山駅に戻り、815にやっと来たタクシーに空港までお願いしました。運転手さんは安全かつ大変スムーズに空港に向かってくださり、900ちょうどに空港に着きました。飛行機に乗り慣れているメンバーの、「こういう場合は飛行機が遅れることもある」の言葉を頼りに、半ばダメ元で行きました。空港でタクシーを降り1人が荷物をほぼ全部持って、身軽の2人が走って走ってANAのカウンターに行くと、なんと飛行機の出発は30分遅れるので乗れます、と。思わず歓声を上げました! 結局、飛行機は1時間遅れて出発し、念願だった今回の登山が実現しました。

 スルジェの経験者のアドバイスにより、国民宿舎東大雪荘に泊まりました。朝256に出発し、未舗装のでこぼこ道を8㎞、35分車で走ると、トムラウシ山短縮登山口駐車場に着きます。ここにはバイオトイレが設置されています(協力金 100円)。400に登山開始。ヤマレコの記録によると、初めの2時間は泥濘(ぬかるみ)とのことだったので、初めからスパッツを着用しました。コマドリ沢を超えると、お花畑と呼ばれている高山植物が群生している登山道に出ます。聞いていた通り、7月の北海道の山は美しい花々がいっぱいです。その後からは岩場が続き、前トム平という平地を通過後も岩場で、トムラウシ公園を除き、ずっと岩場です。美しい円錐形の十勝岳と十勝連峰が見渡せます。山頂に930に着きました。30分山頂にいて、1000に下山開始。全体の3分の2は岩場で鎖やロープはないので、つかまる岩や足を置く岩を選びながら上り下りします。カムイ天上に差しかかった1330ごろから小雨が降ってきました。上りでは多くの登山者に会いクマの心配はしませんでしたが、下りではわずか数人と出会っただけで、クマ鈴を鳴らしながら下山しました。標高差は1200mくらいですがアップダウンが多く、写真を撮ってよく立ち止まったので要した時間は往路5時間30分、復路4時間55分でした。岩場が多いため下山にも時間がかかりました。

 東大雪荘は、夕食は懐石料理、朝食はバイキングのおいしい料理と、源泉のある素晴らしい温泉、清潔な館内、行き届いたサービスでとても人気のある旅館です。運よく東大雪荘のオーナーに往路で3回出会い、お話を聞くことができました。オーナーは、中学生が山頂下にある南沼(みなみぬま)野営指定地でキャンプをすることになったため、下見に行くと言われていました。お料理は、お客さんにも従業員にも喜んでもらえるものにしているとのことでした。

 1日予備日があったので、翌日は富良野に行き、「北の国から」のロケ地3ヵ所の見学をしました。「また全部の映画を観たいね」と話しながら、3ヵ所に建てられている家々を巡りました。北海道からの帰りには、もう来年の山行計画です。来年は?シレトコ?? スルジェに入会してよかった! 自分ひとりでは春日井三山に行けるだけです。これまでに行った素敵な山々と会の皆さまを振り返り、あらためてそう思っています。   (志)

 

 2024年7月25日~7月27日 【自主山行】  

     双六岳  1人 + 1人

 

先週の木金土で新穂高から双六岳に行って来ました。初日は土砂降りでしたが、雨が降り出す前に、わさび平小屋に着けて良かったです。翌日は、小池新道分岐の先からシシウドが原あたりまではガラガラの石の灌木帯で日が照り付け、かなり暑かったです。途中から曇り空となり鏡池からは槍ヶ岳・穂高の稜線が、時折顔を見せます。双六小屋でテント設営を終えて、いよいよ双六岳に向かいますが、雲が垂れ込め天気がちょっと心配です。登りの途中に急な岩石の岩場があり、なかなかスリルがあります。やっと着いた頂上はガスガスで何も見えませんでしたが、雷鳥に出会えたのが良かったです。

下山日は天候も回復し、弓折岳分岐までの稜線からは槍ヶ岳・穂高の稜線が見渡せ、雄大な景色を楽しめました。途中の鏡平山荘ではかき氷を食べて疲れを癒すことが出来ました。また、鏡池と槍ヶ岳のコントラストが美しかったです。 シシウドが原あたりから先は暑さと疲れでちょっとバテ気味でしたが、わさび平小屋でノンアルビールを飲んで生き返りました。雄大な槍ヶ岳・穂高の景色を楽しむことが出来た山行でした。   (足)

 

 2024年7月25日~7月27日 【自主山行】  

     燕岳~大天井岳  3人  

 

 当初の計画は725日(木)中房温泉から燕岳、燕山荘に1泊。26日に大天井岳、常念岳を目指し、常念小屋に2泊目。そして27日に一の沢から下山を予定していた。

 しかし天気が不安定で、3日間とも天気というわけにはいかないみたい。前日夕方まで悩み、3日目の一の沢からの下山時に雨なのは不安が残るので、計画を急遽変更した。1日目の燕岳は変わらず、2日目は大天井岳の稜線歩きをし、引き返して燕山荘から下山する。その後中房温泉でゆっくりと温泉につかり、宿泊するという計画にした。

 1日目4:30少し前に春日井を出発。穂高神社の駐車場にタクシーを730予約してあるので、そこまでには着きたいと急ぐ。予定通り7:30には駐車場を出発し、燕岳登山口まで、送ってもらう。830登山開始。合戦小屋でスイカを食べ、燕山荘ではケーキセットを食べるという、目標があるので、スタートはルンルンである。

 3名のうち1名は昨年も燕岳登っている。一番最初に急登があると聞いていたので、覚悟はしていた。どの山でも体が慣れる最初がきついのに、尚更しんどい気がするのだろう。

 道は整備され、途中1のベンチ、2のベンチ、3のベンチ、富士見ベンチとあり、休憩する場所は沢山ある。ベンチでは昨日登った人たちが、「暴風雨でとても怖かった。」「大変だった。」と口々に言われる。皆さんレインウエアに身につけていらっしゃる。少し雨がぱらついたので、私たちもザックカバーをしたりして、雨に備えた。樹林帯の中なので、たいして濡れることもなく、登れたが、風景が変わらないので、長く感じる。時々休憩しながら、ようやく合戦小屋に到着。タクシー運転手の方に聞いた松本のブランドスイカはなんと美味しいことか・・・600円という値段まで安く感じる。元気を取り戻し、ハクサンフウロやゴゼンタチバナ、イワギキョウなどをに癒されながら、燕山荘に1320到着。受付をして、部屋に案内されると、すぐに雨がザーと降ってきた。リーダーが「去年もそうだったから、午後は雨が降りやすいから、早く着きたい。」と言っていた通りになった。燕山荘は中学生の山行があり、とても人が多い。(槍ヶ岳を目指すはずが、断念して、燕山荘に2泊になったとのこと)私たちは売店を物色したり、お茶をしたりしていると、なんと明るくなってきて、薄日が差してきた。北アルプス女王と言われる姿がやっと見えた。ソレとばかりに、燕岳山頂(2763m)を目指した。しかしすぐに小雨が降ってきてしまったが、コマクサをはじめいろいろな花を見ながら登頂できた。

 2日目、午後からの雨に備えて、5:00少し前に大天井岳(2922m)に向けて出発。槍ヶ岳はガスで全く見えない。稜線歩くはとても気持ちよく、コマクサがあちらこちらで咲いている。雷鳥にも出会い、ますます気持ちはハイ!念願のパノラマ表銀座!ガスも晴れてきて見える山々は美しい!大きな岩があったりしてまた気分も変わる。今日も中学生や学生さんの団体とすれ違う。みんな元気で楽しそう。

山行計画にある蛙岩が見つからないが、進んでいくとまた雷鳥に出会う。今度は親子連れ。皆元気で大きくなってねと願いながら写真を撮ったりする。時々槍ヶ岳の一部が見えてなお嬉しい。何とか大天井荘へ到着。途中遊びすぎたようで、時間が押している。稜線で雨が降り出したら大変と、大天井岳に急いで登り、下山。気がつくとあれ?「喜作レリーフはどこにあった?」帰りに探すが分からない。山アプリでこの辺とはわかっても???行きかう人に聞いてもわからない。まあいいかと燕山荘を目指す。蛙岩もわからずじまい・・「あの辺の岩のどこか」と他の人も言われる。そして帰りはこの稜線が長い。まして下山の道は、長くこんなにあったかなあと思える。しかし女子3人お喋りに花が咲き、ず~っと会話を楽しんだ。おかげで関係がぐっと近づいた感じがした。

 1615中房温泉到着。今日はここでお泊まり。美味しいものをたべて、ゆっくり温泉につかるだけ。なんと幸せなことか!縦走はできなかったけど、来年は、常念、蝶ヶ岳に挑戦するよと決意する。仲間がいて始めてできる山行。それに一緒に行かなくても心配していろいろアドバイスをしてくださった仲間に感謝する。    (潤)

 

 2024年7月5日~7月7日 【自主山行】  

     スイスアルプストレッキング③完  2人  

 

【7月5日】宿泊地グリンデルワルトへ移動。アイガーが間近に見える町だ。グリンデルワルトに着くと早速ユングフラウヨッホへ向かった。

アイガーグレチャーまで乗るロープウエイはアイガーの北壁の真横を走る。真下は高山植物のお花畑。こんな広いお花畑見たことない。アイガーグレッチャーからはユングフラウ鉄道に乗り換えて、ヨーロッパ一標高が高いユングフラウヨッホへ。この鉄道は約4分の3がトンネルの中だった。ユングフラウヨッホ(スフィンクス展望台)でみるヨーロッパアルプス最大といわれるアレッチ氷河の迫力は感動だ。写真でその迫力を伝えられないのが残念だ。 

ユングフラウ、メンヒ、アイガーの三山が並んで見えた。感動というよりあまりの近さにこれがユングフラウ三山??と言いたいくらい。アイガーはここからなら登れるでしょう、登ってみたいと思った。確かに一番簡単なコースは2、3時間で登れるらしい。スイス人はどうしてこんな所まで鉄道を引くことを考えたのだろう。ヨーロッパ人の発想恐るべし。3571mへ誰でも行くことができる。

【7月6日】フィルストからバッハアルプゼーをハイキング。たくさんの牛が放牧されている。うんちを踏まないように牛に蹴飛ばされないように気をつけて歩いた。ロープウエイに乗って上からスイスらしい、かわいいおうちの集落を眺めた。なぜこんな崖の上や谷に集落を作ったのだろう。

 【7月7日】雨模様だったので、予定を変えてトゥリュンメルバッハの滝に行く。一見の価値はある。そこいらに流れる滝とは少し違う。表面からは見ることはできない。わずかな岩の隙間からすごい勢いで流れる出る滝だ。地表の割れ目?鍾乳洞?を連想させる。水が暴れ落ちて長い年月をかけて岩を削ってできた造形物だ。アイガー、メンヒ、ユングフラウの氷河から流れでる水がここ1か所に集まってくるのだからその水の勢いは想像がつくと思う。

 ツェルマット、グリンデルワルトにそれぞれ3泊していろいろな角度からスイスの名山をゆっくりと時間かけて堪能できた。日本で見ることができない景色をみたりハイキングしたりは当然のことながら、街歩きや食べてみたかったいろいろな料理を食べることができたのがうれしい。それはツアーではなく手作り計画書があったからとしか言いようがない。    (日)

 

 2024年7月2日~7月4日 【自主山行】  

     スイスアルプストレッキング②  2人  

 

【7月2日】電車とバスを乗り継ぎツェルマットに移動。ツェルマットのホテルは高台にあり、ベランダからアルプスの女王マッターホルンが見えるという好立地だった。早速、地下ケーブルカーでスネガ展望台へ出かけた。ツェルマットから約3分で着く。左右に伸びたマッターホルンの稜線が美しく見える展望台だ。マッターホルンを見ながら念願のカフェでランチ。スイスに来たーって感じだ。下山はライ湖を通って高山植物のお花畑の中をハイキングした。

【7月3日】登山列車に乗り、マッターホルンに近づいたり、遠ざかったりしながらゆっくり上ること約30分、ゴルナーグラード展望台から眺望を楽しむ。モンテローザやリスカム、目の前に流れるゴルナー氷河などの絶景が360度広がっている。下山はリッフェル湖に映る逆さマッターホルンを楽しみながらハイキングした。

 この日の夕食は、ツェルマットでは絶対外せないと思っていたレストランシェーファーシュトーベンでブラックノーズ羊のラムチョップとスイスワインをいただいた。スイスワインはほとんどが国内で消費され国外に出回ることはほとんどないそうだ。羊なんてと拒否反応を示していたリーダーだったが、その美味しさに感服されたようだ。

 【7月4日】ゴンドラでシュヴァルツゼーまで上がり、マッターホルンの北面を楽しみながら下山した。ほとんど歩いている人がおらず迷いそうになった時、ヤマップを頼りに歩いた。スイスでもヤマップが使えたのには驚きだった。スイスは午後9時くらいまで明るい。カーテンを開けたままだと寝る時も起きた時もマッターホルンがそばにいた。   (日)

 

 2024年6月30日~7月1日 【自主山行】  写真なし

     スイスアルプストレッキング①  2人  

 

【630日】羽田前泊。

【7月01日】940発ルフトハンザドイツ航空でミュンヘンへ出発、乗り継いでジュネーブ1925(現地時間)到着予定。

海外旅行経験の少ない私達が旅行会社のツアーを使わないのだからハプニング続出。やっと搭乗手続きに着くと、まだ機体が着いていないので出発が20分遅れる、乗り継ぎ時間に余裕があるので大丈夫と思うがトライしますかと言われた。トライする? 当日のホテルを予約しているし今更どうしようもない。“トライします”しかないでしょ。結局1時間近くも遅れての出発。乗り継ぎ、間に合うのかな(心配)さすがに到着時間3時間前になると心配でモニターで確認すると、到着予定時刻が乗継機出発時刻と同じだった。ヤバイ、無理、どうしよう。

日本人の乗務員に相談したが、何の情報もなく、取り敢えずこの飛行機から一刻も早く脱出するしかないと言われた。シートベルト着用サインが消える前に出口に向かって私は走った。無理とは思ったけど、ひょっとして乗り継ぎの飛行機も出発が遅れているかもしれない。走った、走った。しかし、手荷物検査も長蛇の列。事情を話しても“並べ”の一言。イライラする。並んでいると、日本人の女性が声をかけてくれた。海外旅行に慣れている様子。入国審査も長蛇の列だったが、彼女が巧みな英語で順番を変わってもらえるよう交渉してくれた。私達は、さも彼女の同行者の如く後ろに続いた。幸いにも思った通り出発時刻が遅れていて、間にあった。

ホッとした私達は、ミュンヘンだ!!ビールでも飲んで出発を待とう!そうだね!ビールを買って搭乗口に戻ると誰もいない。え~? なに? ビール買っているうちに出発したの? ありえない(涙)。ビールを飲もうなんて浅はかな自分が嫌になった。気分を落ち着かせて、周りの人に聞いてみた。電光掲示板を見るように教えてくれた。また、搭乗口が変わっていた。なんの連絡もない(なかったはず)ジョッキ片手にまた走った、走った。結局1時間以上も遅れて出発となり、ジュネーブのホテルに着いたのは、9時過ぎ。日本と時差が7時間あるので、就寝したのは皆さんが起きる時刻。24時間横にならなかったのは人生初めてだ。おやすみなさい。海外では搭乗口がころころ変わるので注意が必要だと学んだ。7月2日はマッターホルンの見えるツェルマットに移動だ。    (日)

 

 2024年7月21日  【定例山行】

     夏山 瑞牆山  18人  

 

みずがき山自然公園キャンプ場でテント泊しての翌朝、510分出発。百名山の1つで奥秩父山系の西側に位置する瑞牆山に登った。1名はキャンプ場に残り、18名で出発(そのうちの2名は当初、キャンプ場→瑞牆山のピストンコースであったが、周回コースに変更)。樹林帯の道は日差しが遮られ暑過ぎず歩きやすかった。目にも優しく美しい苔が道の両側あちこちに。行程の半分あたりで不動滝に到着。マイナスイオンもいっぱい浴びることが出来た。上を見ると頭上には迫力満点の岩峰群が。途中には鎖場もあり、岩場を慎重に手を使って上がった。 

瑞牆山頂は岩の上なので、高所恐怖症の私は恐々ながらも見下ろす岩峰群は圧巻だった。360度のパノラマで富士山、山頂部は雲に覆われていたが、八ヶ岳連峰の素晴らしい姿も見ることが出来た。下りは岩々の道がしばらく続いた。鎖場やはしごを使い、慎重に歩きながらも変化にとんだ楽しい道程であった。富士見小屋でかき氷を食べた仲間によると、おいしかったそうだ(当たり前!)。私は下山後に食べたキャンプ場の桃のソフトクリームが格別だった。    ()

 

 2024年7月20 【定例山行】

     夏山 飯盛山 19人  

 

奥秩父の飯盛山に行ってきました。春日井から車に乗り合わせて中央道を進みましたが、途中の道中では時折、雨が強く降り天候が危ぶまれました。幸い現地では雨も上がり、途中多少雨に降られる事もありましたが、なだらかなしっかりした登山道で、眼下には野辺山の宇宙電波観測所も見渡せ、快適に歩を進めました。山頂からは八ヶ岳の山々や奥秩父の山並みが見渡せます。頂上近くの草原にはアヤメやニッコウキスゲなどが咲き誇り、花々を楽しむことが出来ました。程よい行程で景色もいいため、多くの登山者で賑わっていました。

 下山後、車で当日の宿泊地のみずがき山自然公園に移動しましたが、瑞牆山が目の前で眺めも良く、涼しくていいキャンプ地です。翌日の瑞牆山に胸が高鳴ります。   (足)

 

 2024年7月13日 【自主山行】

    白山  1人 +1人  

 

 週前半より徐々に天気予報が改善方向に向かい、前日に1日前倒しに予定変更しての山行となった。下山途中に山頂方向を振り返るとガスが張りこめており、帰りの車中ではワイパーが必要な位の雨であり、天気も味方してくれた一日であった。

 計画時より中々の健脚コースとは解っていたが、“案ずるより産むがやすし”の言葉通りであった。(当日の足の調子も十分に関係するが・・・)

 上述より体調がいつも以上にバッチリで登りは難なくとは言い難いが、問題なく登頂できた。(相棒はかなり憔悴していたが💦

 イベント的には室堂の御朱印・生ビール・道中の花・雪渓であり、あまり花に興味のない自分でも可憐な花たちに出迎えられ、感激した!!

 事前のヤマップ情報によると、クロユリがみられるとの事で想像の中では通常の百合の花ビラが黒っぽいものと思っていたが、実際はもっと小さく相棒に教えてもらわなかったらせっかくのシャッターチャンスを逃していたことは間違いのない事実で、百合に似た黄色のニッコウキスゲはたくさんあるのに、クロユリが中々見当たらないので、時期が終わったのかな???  なんて思ってました。

 室堂では無料の水を飲んだが、前回(甲武信ヶ岳)の水質とは全く違い、メリハリのある硬い水で、自分的には甲武信ヶ岳派だなと思いました。また、人気のある石川県側からのルートもあるが、今回の岐阜県側からのルートも登山者が多く、全部で100台位の駐車場も満車であった。

 最後に、下山時間が超過する可能性があり、留守宅ご担当の方に事前連絡しなきゃと思い、下山時は15分おきに電波状態を確認しながらの歩行であったが、電波の状態(au)が駐車場・室堂・山頂辺りは間違いないが、道中は非常に悪くヤキモキした一面もあった。

 今回は結果的には時間通りの下山時刻にはなったが、見どころ・イベント満載で各チェックポイントで計画時間を超過した事が原因で上述の事態になった為、計画時にもう少し余裕のあるスケジュールの立案が必要だなと痛感した。   (の)

 

 2024年7月8日 【自主山行】

    荒島岳   5人 

 

    荒島岳 標高1523m  累計標高 1269m

  7時半 登山開始。

 天気が心配されていました。

登山口までの舗装道路が急登で、蒸し暑さも加りなかなか大変でした。登山道は小石、根っこ、赤土、 泥、岩場の連続です。なるほど荒島岳です。

 そんな登山道でしたが、仲間からの励ましと、ブナ林や野草や花に癒され 高度を上げることができました。シャクナゲ平辺りで山々や里の眺望が開け、ホッと一息!

尾根に出ると風があり肌寒さも感じました。 少しガスってましたが滑落に注意して山頂を目指します。

 

  12時 登頂。

 保温対策をして、写真、ランチタイム。ガスで周りは真っ白ですが、可愛いお花のお出迎えに、ここでも癒されます。神社にお礼をして下山開始。降りても降りても続く下山道。滑り易いので細心の注意です。

  15時半 駐車場に到着。

 全員汗びっしょり。今回の山行は天気、水分量、衣類の着脱、岩場のロープ、鎖などが体験できた大満足の夏山トレーニングでした。無事下山出来たことを仲間に感謝です。  (武)

 

 2024年7月3日 【自主山行】

    経ヶ岳   1人 + 1人

 

 梅雨の合間に200名山でまだ登った事のない南箕輪村の経ヶ岳(2,296m)に登った。駐車場から登山道が始まる。 曇りで気温は20度で爽やかな風が吹き涼しい。クマザサとカラマツやダケカンバの中の整備された登山道である。登り始めるとすぐに里見平に到着した。ここから伊那谷の展望が得られた。所々にササユリがあり保護の柵があるがどれも殆ど蕾であった。約1時間で電波塔に到着。切り株の椅子がありよい休憩地である。ここにはアヤメが咲いていた。徐々に高度を上げてゆき、シカ柵のある明るいお花畑と水場に出た。ハナニガナが多数咲いているが、ササユリの多くは蕾である。このお花畑を抜けると北沢山である。ここには多くのササユリ、ヤナギラン、アヤメがある。ヤナギランはどれもまだ咲いていなかった。ここから中央アルプスの一部と南アルプスの展望が得られたが、御嶽や乗鞍方面は雲がかかっていた。じきにアヤメ山に到着。

 この周辺にも多くのアヤメが咲いており見事である。タガタチドリやアオジカバチソウも咲き始めていた。ここからコイノコまでは気持ちの良い稜線歩きである。登山道の両側は花が終わったマイズルソウの群落が続いていた。所々ゴゼンタチバナが花を咲かせていた。ここから山頂まではまだしばらくかかるが、最後の約1時間は急登であった。経ヶ岳山頂は多くの倒木がありここで昼食をとるもののコバエ等が目や耳など顔の周辺にまとわりつき、ゆっくりと休むことができない。この山は最初からコバエなどの虫が周囲にまとわりつき、ネットの持参が必要と感じた。春日井の最高気温は約35度の予想であったが、経ヶ岳山頂付近はおそらく気温が15度位で風が吹くと寒いくらいであった。猛暑の梅雨の時期に涼しい山行ができ多くの花にも巡り合えた。   (H)