2024年6月27日 【自主山行】

    佐渡島(ドンデン山荘~マトネ~金北山~白雲台) 4人 + 2人

金北山(きんぽくさん)は、新潟県佐渡市にある山。島内で最も高く標高は1172m。もとは北山(ほくさん)と呼ばれていたが、江戸時代初期に金山が発見されてから現在の名で呼ばれるようになった。

 ドンデン高原ロッジから白雲台へ縦走した。ロッジから縦走路入り口まで約20分、下りの舗装された道を歩く。その後は緩やかなアップダウンが金北山まで続いた。上り、下り、平坦な道とも10分続くことはないので非常に歩きやすかった。草を刈った後で登山道に朝露を含んだ刈り取った草があり、滑る個所もあった。両サイドに日本海が見え、名前は不明だが可憐な花もいくつか咲いていた。佐渡には鹿などの草食動物がいないため、春夏秋の花が楽しめるらしい。もちろん熊もいません。金北山手前の鏡池、あやめ池にはカエルの卵の泡が数多く木にぶら下がっていた。またあやめ池ではカキツバタやモウセンゴケの群生を見た。 

 金北山から白雲台までの下りは、主に舗装された林道を歩く。車も通れる広い道だがゲートがあるので一般車は通行不可。天気がよかったので最高の山行でした。   (鷲)

 

 2024年6月22日 【定例山行】

      北横岳~三ツ岳~雨池山 9人 + 5人

北横岳は、北八ヶ岳を代表するピークの一つです。北八ヶ岳ロープウェイの山頂駅からは短時間で登れるので八ヶ岳入門の山としても親しまれている。天気が良ければ山頂からの眺めは抜群です。最初に登る2473mの南峰からは縞枯山はじめ南八ヶ岳と南・中央アルプス、2480mの北峰からは、近くには蓼科山、御嶽山、北アルプスが見ることが出来る。どちらも展望には恵まれている山頂です。

 当日は久しぶりに会う旧会員やゲストらを含む14人が参加。前日に梅雨入りした曇り空の春日井市を6時に出発。途中の恵那峡SAと諏訪湖SAでトイレ休憩。徐々に青空が見え出した9時には北八ヶ岳ロープウェイ山麓駅の前に到着した。

9時半には山頂駅をスタート。坪庭の中の坂道を1時間ほどで北横岳ヒュッテに到着。そこからは岩場の急坂を20分ほどで最初のピーク南峰に。縞枯山がよく見える。風が吹くとちょっと寒い。そこから一番高い北峰には11時前に着き、風の吹かないところでランチタイムに。

 昼食後は周回コース組11人と往復組3人に分かれての下山に。往復組は1時過ぎに下山し、ゆっくりとコーヒーやソフトクリームを楽しんだ。周回組の最終は3時過ぎに山頂駅に到着した。往復組の私は周回組の岩場での様子はわからないが、厳しいコースのようだ。一人が岩場で滑ったり、山頂駅手前でも一人が転んだらしい。

 今回は山の変更、天気予報、参加者などで担当者が準備に苦労した山行だったが、梅雨入りしたものの曇り後晴れと天候には恵まれた。また懐かしい顔を見ることも出来ました。CLSLさんありがとう、ご苦労様でした。   (横)   

 

 2024年6月19日 【自主山行】

      礼文島(桃岩展望台 お花巡り) 10人

礼文島最終日、朝食前にハイキング。宿を3時半に出て、桃岩展望台を4時過ぎに出発。お目当ては、礼文町のシンボル「レブンウスユキソウ」。あいにく曇り空でガスっていたが、整備された歩道の周りは一面のお花畑。ハクサンチドリ、キンポウゲ、エゾシオガマ、ミヤマオダマキ。つばめ山までの途中には、可愛いカタツムリが葉の上で散歩し、「チチチ」と鳥の鳴き声も聞こえる。大きな葉や茎でいばってみえる花々の中で、ウスユキソウは、まるで白雪姫のように、恥ずかしそうに、清楚な姿を見せてくれた。礼文島のお花畑の魅力にますますはまってしまった4時間の早朝ハイキングであった。            (堀)

 

 2024年6月18日 【自主山行】

      礼文島(スコトン岬~澄海岬 岬めぐりコース) 10人

 ストコン岬・ゴロタ岬・澄海岬と3つの岬を歩くコースです。
 日本再北限の地 須古頓(スコトン)岬から出発! 今日は風も穏やかで天気も良くシシウド・シオガマ・ハナウド・カンゾウ等周りの花々を眺めながら歩きます。
 舗装道路から1本道に入り花の中をゴロタ岬に登って行くと遥か彼方のスコトン岬。あんなに遠くから歩いて来たのか~~っと
感動!!  
 反対を見ると昨日登った利尻山と礼文岳の

コラボ!素晴らしい眺めを楽しめました。下りていくと ハマナスが咲いている海岸沿いを延々と歩きました長かった!!
 鉄府の集落でNさんとFさんと合流しオダマキが咲く山を通って西上泊神社に下り澄海岬へ。展望台からきれいな海を眺めながら無事終了。
 今日は天気に恵まれてありがたかった きれいな景色をたっぷり眺められました。   (三)

 

 2024年6月17日 【自主山行】

     利尻山  10人

楽しみにしていた利尻山登山日、空は明るいながらも小雨が降り、風もありそう。

雨の装備を整え4時に登山を開始しました。

6合目位までは樹林帯のため雨がしのげましたが、レインハットとフードのせいで見通しが悪く、木の枝で頭を打ちまくり、背丈よりも低いダケカンバの生い茂る道に入るころには、霧雨のため手袋を通して手が濡れて冷たくなってくる。開けた稜線では強風が吹きつけて、姿勢を低くして歩かなければならないくらいでした。幸い登山道がわかりやすく迷う心配はなかったです。

避難小屋に到着して着替え、食事をとり、少しほっとできましたが、次々と登山者が入ってきて、すぐに小屋の中が満員になってしまいました。

ここで希望を聞き、山頂まで行く組と下山する組に分かれました。山頂までの道は勾配もきつくなり、樹木のないザレ道になってきたため、本来なら、かなり高度感を楽しめるところですが、霧雨とガスのせいで眺望はゼロ。「これ、ガスがなかったら怖くて下が見られないよね!」とポジティブにとらえることにする。唯一なぐさめてくれるのはエゾノハクサンイチゲの群生。多くの種類の可憐な花々に利尻の豊かさを感じました。

 避難小屋から90分、ようやくたどり着いた山頂でしたがやはり眺望は全くなく、小さなお社に、これまた小さな羽虫が大量にうろうろしているだけ。無事に登れた感謝のお参りだけをし、早々に下山を始めました。再び避難小屋で休憩をしてから歩き、第二展望台まで来る頃には晴れてきて、利尻島の美しい地形が見え、隣の礼文島が海に幻のように浮かんでいました。待ち望んでいた眺望をこころゆくまで楽しみました。   (西) 

 

 2024年6月15日 【自主山行】

     甲武信ヶ岳   1人+ 1人

 絶好の山行日和の中、我が家の相棒と共に百名山ピークハントに行ってきました。

430頃駐車場に到着したが、50台程度ある駐車場の8割程度が埋まっていた。スタートして緩やかな勾配の登山路を進み、大山祗大神に到着(名前に大神がついているため立派な建物と想像していたが、小さな祠でよく見てないと通り過ぎるところであった。

 今回経路は、千曲川の水源域で沢の音を聞きながらマイナスイオン“バリバリな環境で気持ちよく歩を進めた。

 ナメ滝を過ぎたあたりで、甲武信小屋への物資を運ぶ歩荷さん(重量50kg超え)と会い、水飲み場をご教示頂き、その方曰く水場は色々あるが、この場所の水が一番おいしいといわれ、格別な味(味は無いが・・・)とても柔らかくなめらかな感触であり生涯で一番おいしい水を味わえた。 

 風景はもののけ姫に出てくるような風景で、静かにしていると本当に“こだま”が出てきそうな感じであった。

 水場を通り過ぎ水源地を通過すると、登山路が一変し山頂までガレ場となった。山頂手前で富士山が見え、右方向には、間ノ岳・北岳の眺望も楽しめた。(山頂からも同様の眺望はある。)

  甲武信小屋デッキで昼食をとり、三宝山~大山~十文字小屋~ゴールに向かうが、大山では御年88歳のご婦人がおられ、鎖場含め急坂を難なく通過しており、スーパーご婦人だなと感嘆しあの年まで山行できてればいいなぁとも思った。

 

 三宝山からの下山は激下りで膝が壊れるかなって思う程だった。

 ゴール地点の駐車場に到着すると当然ではあるが朝の満車状態がなく10台程度であった。

 帰路は清里方面に向かい “小作”に立ち寄り、おいしいほうとうを食し、温泉に入って帰りました。(お客の9割が他県からの客であり、店を出た時には全車が他県ナンバーだった)

 我が家の相棒は初めての百名山で距離もそこそこあり、UP・DOWNもありましたが、頑張ってくれたので、怪我なく楽しい山行となった。    (野)                  

 

  

 

 2024年6月9日 【自主山行】

     岩古谷山・平山明神   4人

この山の読み方はいくつかあるようだけれども、いわこやさん・ひらやまみょうじんやまと読んでいる。三角駐車場を出発して約2時間で、北設楽郡東栄町の和市登山者駐車場に到着。和市駐車場には車が1台もなかった。ここから90m登山道に向かった所にトイレがある。910分に岩古谷山に向かって出発。名前の通りの岩山で、巨岩を眺めつつ急登を登って行く。岩の上に生えた木は、根を張ることができないため、太くてしっかりとした長~い根っこで大岩を取り囲み大木となっている。急な上りの箇所にはハシゴがかけてある。「猿すべり」と名前がつけられた斜度のあるハシゴもあった。下をくぐれる巨岩もあっておもしろい。途中のビューポイントでは、三瀬(みつせ)明神山が目の前に見えた。木道や鎖場を通過して、約1時間で岩古谷山の山頂に到着。

ここからが緊張を要する岩場となる。2年前にも登ったが、平山明神山の山頂近くのナイフリッジと呼ばれている狭い馬の背しか記憶に残っていなく、「こんなに険しい岩場あったっけ?」と、岩から滑り落ちないよう気を付けた。事前にYoutubeの動画を観た時は、少し険しく映っているだけなどと思っていたが、絶壁に近い岩場もあり、足を置く場所を探しながらかなり緊張して上ったり下りたりした。動画を提供してくださった方、すみませんでした。山頂に到着したころ雨が降ってきたので、休憩もそこそこに、傘が要らない木の葉が茂る分岐まで行くことにした。肝心の、狭い馬の背を通過するときは雨で、滑り落ちないよう座って移動した。

帰りは周回コースで、大鈴山に向かう途中のグミンダ峠で左折した。ヤマレコでは、この分岐からの登山道が薄くしか載っていないため、本当に道があるのかどうかと。分岐に着いたときは安心した。ところがこのコースは往路のような岩場こそないが、ヒル攻撃に遭ってしまった。4人中3人が足をヒルに噛まれた。足を止めるとヒルが靴に付く。ヒルが靴やズボンに付くと払いながら歩いた。登山前に行ったトイレに、ヒル避けスプレーの小さいボトルがたくさん用意されていた。CLが1本借りていてくれて、下山後返却した。結局この日は一人の登山者にも出会わなかった。急な岩場も、他の登山者に気を遣うことなく安全に通過できた。下山後の駐車場には、朝と同じようにCLの車1台だけ。ハードなアスレチックのような山だった。                 (志)

 

 2024年6月2 【清掃登山】

      御在所岳   16名 

 6月2日、今にも降り出しそうな空を気にしながら、御在所岳清掃登山に行きました。山に近づくにつれバスのフロントガラスが雨に濡れてきたので、車中でレインウェアを着こんだりしていましたが、出発地点の武平峠に近づくにつれ空が明るくなってきて「普段の行いがいいから~」と歓声をあげながらバスを降りる。そして駐車場でさっそくごみ拾い。

清掃登山は県連の他の登山会と合同で行い、それぞれの会が山を歩きながら、拾い集めたごみを最後に計量します。よって、重量のありそうなごみを見つけると、それを持ち運ぶ手間も考えずにテンションがあがってしまいます。

山道ではほとんどごみは見当たらず、休憩をするところ、山頂近くで拾うことがほとんどでした。傷んだビニール傘、酒瓶、沢山のたばこの吸い殻などなど。

山頂で休憩を取っているときに雨脚が強くなり、屋根のあるところで雨宿りをし、下山を始めるころに雨がやむ、という運の良さ。またまた「普段の行いが・・・」とお互いを褒めあう。

山頂からの裏道登山道の下りは、頂上近くは急なザレ場、中腹は滑りやすい石が露出しており気が抜けない。登山道入り口まで降りてきたところで壊れた工事用の三角コーンを見つけ、小躍りしながら回収。

 計量の結果はなんと10キロ越え!重いごみを持ちながら勾配のきつい山道を歩いた皆様、おつかれさまでした。  (西)

 

 2024年5月26 【自主山行】

      日向山    6名 

 前日の岩峰群が山頂近くに林立した乾徳山とは異なり風化の進んだ花崗岩と砂に覆われた日向山に登った。早朝起床後すぐに「なめさわキャンプ場」を出て尾白川渓谷駐車場から更に林道を矢立石登山口(1,120m)まで車で移動しここから登り始めた。周りは霧が立ち込めており幻想的な笹原の生い茂る森の中を傾斜の少ない登山道を進むと、朱色のヤマツツジやサワフタギ、アイズシモツケ、タガソデソウ等の白い花が咲いていた。また途中には炭焼き窯の跡も見受けられた。山頂まではハイキングコースであり約1時間半で楽に登れた。山頂の雁が原に着くと霧の中に突如、白砂の砂浜のような景観が現れた。とても山頂とは思えない光景でまさに「天空のビーチ」であった。スリルあるこの砂浜を歩いて風化した花崗岩の岩場を30分程楽しんでから下山した。山頂から甲斐駒ヶ岳や八ヶ岳が見れなかったのは残念であった。 

 山頂近くの足元にはわずかばかりのシロバナノヘビイチゴ、マイズルソウ、キジムシロ、ギンランなどの花も見られた。下山後は「尾白の湯」で汗を流し帰路についた。   (H)

 

 2024年5月25 【自主山行】

      乾徳山(奥秩父前衛)    6名 

 

4:20、春日井発。乾徳山登山口バス停駐車場に8:20着。しばらく林道を歩いた後、つづら折りの登山道に入る。樹林帯の単調な道を登ること2時間弱で錦晶水の水場に出る。この辺りはブナやミズナラの新緑に木漏れ日が差し込んで美しい。その空気の中を少し行くと国師ヶ原の十字路に出る。満開の白い花を付けたズミの木やシラカバが点在していて、広場のようになっていて気持ちがいい。少し登ると笹原に出た。ササの芽は鹿に食われていて、フキの葉が目立つ。月見岩に出る。後ろから登ったり、前からボルタリングのように登ったりして皆で楽しんだ。

 

ここを過ぎると、石の多い道になり、その石がだんだん大きく段差も激しくなって岩場が始まる。この岩場が乾徳山の目玉である。髭剃り岩、かみなり岩、胎内岩…見たりくぐったり登ったり・・・場所によって鎖やはしごは付いているが、三点支持の手足の置き場をしっかり見極める必要がある。

最後の鳳岩は垂直に近くなっているので、鎖に体重をかけ足場を見つけて登っていくしかない。割れ目のような狭い足場しかないので結構緊張した。登り切ればそこが山頂、狭い岩場が登山客でにぎわっている。楽しみにしていた展望は雲がかかって残念だったが、近くの山は見ることができて2031mの高度感が味わえた。

12:50下山開始。岩場ではないルートだが大きな石がごろごろして急坂なのでこちらも気が抜けなかった。国師ヶ原の十字路に戻ったときはほっとした。15:50駐車場到着。 

乾徳山は人気の高い山で関東からの登山客が多い。山頂へ至る岩場のバリエーションは、小さい頃に遊園地のジャングルジムや遊具で遊んだときのスリルやわくわく感を思い出させてくれた。これが「岩」の魅力というものかあ、体験出来て良かったと思った。  (杉)

 

 2024年5月18 【交流山行】

     海上の森(物見山)    11名 友の会全体で29名

友の会交流にスルジェ山の会から11名参加。他にOBの方も2名参加された。今回の目的は交流にあり、春日井から車に乗り合わせて、現地駐車場に集合。また山口駅に到着された方をスルジェのメンバーが迎えに行き合流した。森の作業日と重なり、駐車が困難だったが、なんとか確保できほっとした。 

当日は30℃予想の真夏日。とにかく暑さ対策が必要な日で、水分補給の重要性を確認して準備運動をした。そして4班に分かれ、1.2.3班は周回コース。4班は散策コース。それぞれ9:30頃駐車場を出発した。四つ沢まではすべての班が同じで、そこで三角点を目指す13班。4班は里山サテライトを目指した。

陽の当たる場所はとにかく暑い。どうなることかと思ったが、三角点から先はほとんどが樹木のおかげで日陰。時折吹く風はとてもさわやかだった。なだらかな道が続く。五叉路三角点入口からは山道らしくなり、木の根が出ていたり、段差がある道になり、友の会の方にとっては山行として楽しんでもらえた!?

物見山山頂に着くと、それまでと変わり、街並みとうっすらと遠くの山々の眺望もあり、ちょっとした感激!2班からの要望で、この場で3班とも昼食にした。OBの方や初めてお会いする方ともお話ができた。ゆっくりと過ごし、山を下りた。里山サテライトに立ち寄り、休憩と見学をして、林道を帰路とした。途中途中、花の名前(エゴノキ、コアジサイ、桐、・・・ミツバツツジも少し残っていた)も沢山教えてもらい、自然の中で見る花は、あでやかさはないが、心和ませるなぁ~と思う。沢近くは涼しくとても気持ちが良かった。 

駐車場で砂防池の方まで足を延ばした4班と合流した。ゆっくりとした4班は交流が十分できたようだった。最後に疲れを残さないためにストレッチ等をしながら、交流を終えた。    (潤)                      

 

 2024年5月17日 【自主山行】

     石鎚山    5名 

前後泊を石鎚神社会館に取ったため、石鎚神社本社でお祓いを受けることができた。朝の清々しい空気の中太鼓の音が響いてお祓いを受け、5人の登頂に向ける機運が高まる。 

ロープウェイ下谷駅に8:00前に着いたがこの時期は8:40始発とのことで、30分ほど待って乗車し、8分で成就駅に着。8:50出発。すぐに石鎚神社中宮に着き、お参りの後、「登山口と書かれた立派な山門をくぐっていく。1時間ほど気持ちの良いアップダウンの木漏れ日の中を歩く。ブナの新緑や古木を楽しみながら、今、1年で一番いい季節だなあと実感する。その後は階段が多くなり、遥拝所の鳥居から下ると八丁峠があり、そこから八丁坂の長い登りが続く。途中「試しの鎖」があって少し練習してみる。また、上りが続き、意外なところに「力あめ」の茶店があって少し驚いた。それから、少し下ると峠があり、正面に山頂までの岸壁がそそり立っているのが見える。上の方の鎖が垂直に近いように見える。私はこの時点で二の鎖、三の鎖はどうしようかと思っていてさらに迷いが出た。

一の鎖は全員で挑戦した。太い重い鎖を手でつかみ足を岩のくぼみにかけながら登るが、良いくぼみを探すのが難しい。途中の難所では左の方に木の根をつかんで登る場所を見つけたりして、何とか5人ともクリアできた。二の鎖から三人は迂回路をとることにして階段や網目の通路(これも意外にひやひやする)を歩いて行った。 

鎖を選んだ二人は鎖の輪を握り、滑らないように慎重にひと足ひと足登って行った。岩の足場があるところはよいが、垂直に近づくほどに難しくなり鎖に付いた足掛けを利用する。しかし、足掛けの向きが悪くてつま先が入れにくいところもあり、悩む箇所が数か所あった。私はそういう時は絶対に下を見ないように気を付けた。弥山山頂に12:20着。鎖のメンバーも、迂回路のメンバーもほぼ同時に着いた。鎖踏破のメンバーはそのまま天狗岳を往復した。狭い登山道ではあったが矢印通りに行き、危ない箇所は岩を這うようにして進んだ。

山頂で瀬戸内海を見渡す眺望やシコクハタザオ(名前は神社会館に寄った歩荷さんに教えてもらった)という花を観賞したり、昼食を含めて1時間ゆっくり休憩した。

下山は迂回路を通るが、階段ばかりで膝に堪えた。二の鎖の下に公衆トイレのある休憩所があり多くの人が休んでいた。15:50ロープウェイ成就駅に到着。 

今回、最高の天気に恵まれ、石鎚神社の本社・中宮・奥宮にお参りして三つの鎖で「鎖禅定」も経験することができて、ありがたくも信仰の山、石鎚山を味わい尽くすことができた。天・人・地に感謝。(杉)

 

 2024年5月4 【自主山行】

     伯耆大山    7名 

 大山の近くには5つの駐車場があるが、7時前でかなりの駐車スペースが埋まっていて、14時の下山時には満杯に近かった。さすがゴールデンウイークである。夏山登山口715分出発。気温が低くて寒いくらい、日本海から吹く風は冷たい。岩カガミ、一輪草、稚児菊だけでなく、ムラサキヤシオや山柳などの花々があちらこちらに咲き誇っている。しかし、整備されているものの、登りの木の階段がずっと続き、いつまで続くのかと気持ちが萎えてくる。 

 6合目避難小屋でほっと一息ついたのが9時。徐々に家族連れや若い人のグループ連れで登山道は賑わい、すれ違うたびに止まることが多くなった。 8合目手前から日本海と米子市や大山町の街並みを見ながら、整備された木道を歩き、1010分に頂上小屋に到着。昼食休憩後に弥山に行き、景色を堪能したいが、人人・・・・。1045分に下山開始。石室を通り、日本海の景色を見ながら8合目に。行者コースは途中で山が崩れて流れてきた岩々と堰堤、地滑りのような北岩壁など、見ごたえがあった。大神山神社奥の宮と大山寺を経て夏山道登山口に1340分に到着した。大山は雪と風を除けば登りやすい山であり、人々を魅了する山であると思う。   (堀)

 

 2024年4月28日 【定例山行】

     池田山   14名+ 3

 晴天のGW初日に、岐阜県揖斐郡と不破郡に跨る池田山(標高923.9m)に登ってきました。養老線の池野駅から登山口の霞間ヶ渓(かまがたに)まで、片道50分道路を歩きました。今年一番、暑くなった日で登る前から汗です。この山は、パラグライダーとハンググライダーができることで有名だそうです。道を歩いている時も、パラグライダーが2基、空を舞っていました。山頂下あたりに離陸所が見え、登山口に向かっている時にちょうど、着地所の横を通りました。

 登山道は岩場もなく、整備されています。新緑の中、赤いツツジやドウダンツツジの白い花がきれいでした。池田山森の駅(駐車場になっている)からは伊吹山が、弥勒山の山頂からとは違う形で見えました。この森の駅で休憩した後、10人が池田山の山頂に向かいました。入山料をひとり200円払います。往路はほぼストレートのコースを行き、約25分で着きました。帰りは、10人中7人が往路とは別のジグザグコースに行ってしまい、約200mほど下ったあたりで気付き、往きと同じコースに戻りました。 

 帰路は登山口から池野駅まで43分。往路では少し遠回りをしましたが、道に馴れ帰りはスムーズでした。報告書によると、歩行時間は7時間43分(休憩を含む)、歩行距離は約19㌔でした。    (志)

 

 2024年4月26 【自主山行】

     宇連山 上臈岩   1名 

 今回は、まだ歩いた事のない東尾根、シャクナゲ尾根を歩くことと、まだ訪れたことのない上臈岩(奥三河のフィヨルド)に行くことであった。今回は一番のロングコースをシャクナゲの花の見頃の時期に登りたいとのことでJRを利用して周回してみた。 

 愛知県民の森の南尾根の登山口から登ると、すぐにホソバシャクナゲの花が出迎えてくれた。馬の背のような岩場の急登を登って行くが気持ちがよい。モチツツジも見頃を迎えていた。西尾根を経て宇連山に登ったが、山頂近くのアカヤシオは1株を除いて既に散っていた。 

 山頂で小休止後、北尾根からアップダウンを繰り返しながら上臈岩に向かった。この北尾根でも多くの満開のシャクナゲの花々に出会い疲れを忘れさせてくれた。宇連山から上臈岩までは長く感じたが鳳来湖と垂直に切り立った岩峰の眺めはまさに奥三河のフィヨルドであった。

 帰りは 尾根、シャクナゲ尾根を経て愛知県民の森へ降りた。ロングコースであったが多くのシャクナゲの花に出会い岩場から鳳来湖の眺望も素晴らしく見所に満ちたコースであった。距離17㎞、累積標高差1,535m 歩行時間7時間40分 休憩時間34分   (H

 

 2024年4月25-26 【自主山行】

  入道ヶ岳テント泊&伊勢山上 3名+1名 

 予定していた北アルプスのお天気が良く無く、急遽!鈴鹿山系、入道ヶ岳テント泊に変更。

 朝8時すぎ春日井出発、椿大神社11時登山スタート。入道ヶ岳には水場がないので少しザックは重いのですが、お天気も良く、皆んなルンルン気分で山頂をめざしました。青空と、空気の美味しさ、山の匂いに癒されながら、、、。

 

 山頂は風がめっちゃ強かったですが、個々に自分の好きな所にテントを張り刻々と時間と共に移り変わる大自然の絶景を、ゆっくりみんなで眺める事が出来ました。

 2日目の伊勢山上は少し曇りの天気、油こぼし〜大天井〜飛び石〜飯福田寺と2時間程で降りてこれました。岩と飯福田寺絶景楽しみました。

 テント泊、日帰り、絶景求めて山旅行きたいですね。 (M)

 

 2024年4月20 【自主山行】

     宮指路岳~入道岳周回   4名 

9月の定例山行のため、コースの状態などを調べる下見に、ちょっと早いが、暑さやヒルを避けるために決行した。

大石橋Pまで、小岐須キャンプ場からの道幅が狭いのでマイクロバス利用は無理かと思った。740登山口発。宮指路岳山頂まで木の根をつかんで登っていく急登箇所が多い。滑りやすい落ち葉が堆積していて気を遣う。Hさんが好きなせせらぎの横のイワウチワの群生は、うすピンクの可愛い花を付けていた。2時間弱で山頂へ。

 次は入道ヶ岳を目指して長い尾根歩きを続ける。長いがアップダウンの差はあまりなかった。この調子ならと思ったのが間違いで、イワクラ尾根に入るとやせ尾根の強いアップダウンが続き、ロープが設置されたザレ場の下り箇所には神経を使った。一方で山桜を模様のように咲かせた鈴鹿の山々、アカヤシオとミツバツツジの競演が目を楽しませてくれる。仏岩・重ね岩などの奇岩も面白かった。

やっと奥の院通過、アセビのトンネルを通って大鳥居のある山頂に13:00着。たっぷり30分の休憩をとって池が谷コースで下山。谷筋を右左に渡渉を繰り返しながら下る、テ-プが小刻みにつけられているので迷うことはないが、時々立ち止まって探す。その後、斜面に付けられた狭い道に鎖がついているところもあり、枯葉が積もっているので慎重に歩いた。1510大石橋Pに戻る。

 今回、ただロングコースというだけでなく、変化に富んだ面白い山歩きができた。特に、ザレ場の登り下り、簡単な渡渉、幅の狭いトラバース道の通過など山歩きのスキルや経験を積むにはもってこいのコースだと思った。しかし、リーダー側としては、参加者の安全に十分な目配りができるかという不安も持った。

  秋の実施に向けて課題を見つけた山行であった。 (杉)  

 

 2024年4月19 【自主山行】

     雲仙 普賢岳   6名 

 今日は5日間の九州滞在中、唯一の山行日。登る山は30数年前の噴火で多くの犠牲者を出した雲仙普賢岳。噴火活動で平成新山が出来るまでは雲仙の最高峰だった。計画書によると標高は1359mだが標高差は348mしかない。コースタイムは約3時間で周回が可能なコースだ。当初、ロープウェーを利用し3時間で普賢岳山頂に着き、下りを1時間半かけて登山口に戻るという時間設定だった。CLが念のためにコースをネットで調べたところ一部が通行禁止とわかり、ロープウェーを利用しないコースに変更した。

登山当日は仁田峠駐車場を8時半にスタート。ロープウェー駅を横に見ながら、普賢神社横の登山道に入る。樹林帯の中なので展望はほとんどない。薊谷を経由し緩やかな登りを1時間ほど歩くと紅葉茶屋に。別に茶屋があるわけではないが、ここでひと休み。右に行くと普賢岳まで400mとの標識があったが、まだ登らない。紅葉茶屋からは時計回りで新登山道の周回に入る。平らな道をしばらく行くと西の風穴に。穴からの冷たい風が気持ちいい。北の風穴では、きれいな柱状節理も見ることが出来た。西と北の風穴の間では鷹が飛び立とうとしている鷹岩も。〝鳩穴の分かれ〟からは海の眺めが素晴らしいはずだったが、黄砂のため霞んでいたのにはガッカリ。そこから急坂を登った後に見た立岩の峰と普賢岳山頂からの平成新山の姿は圧巻だった。今回の登山のハイライトだと思った。おまけに山頂には〝ガメラ岩〟の奇岩もあり、見るべき個所がたくさんある山行だった。ただヒカゲツツジの満開には遅く、ミヤマキキリシマを見るには早過ぎるなど花の季節には恵まれなかった。

 下山では鎖場などの危険な岩場もあったが、駐車場には13時半に到着。歩行3時間、休憩2時間の楽々な山行を無事終えた。   (横)

 

 2024年4月14 【自主山行】

     野登山&仙ヶ岳   1名 

 20年以上前に白谷から仙ヶ岳(961m)、仙鶏尾根を通り野登山(852m)に登ったことがある。今回は前回と異なるコースで登ることにした。坂本の棚田近くの駐車場から生活道路を通り、すぐにスギ林の中の旧道に入った。この薄暗い旧道を登ってゆくと一旦「ゆめ広場」と呼ばれている広く明るい広場に出た。本来ここから東に伊勢湾が見渡せるのであるが、この日はガスっていて展望がきかなかった。再びスギ林の旧道に入り登ってゆくと「鶏足山、奉納醍醐天皇勅願」とは刻まれた石門に出た。ここから広い参道となった。参道には樹齢数百年といわれている立派なスギの巨木がありその脇には多数のミツマタが黄色の花を咲かせていた。由緒ある寺はやや荒廃しており往時の華やかさは感じられなかった。寺の脇の桜は満開で見頃を迎えていた。ソメイヨシノとは品種が異なりピンクの色が濃い。次に天然記念物のブナ林の中を山頂に行き、次いで国見広場に寄った。ここも広く日当たりがよく休憩や昼食には適地である。本来なら展望がきくのであるが、やはりこの日は遠くを見通せなかった。ここから道路に沿って仙鶏尾根への分岐に到着した。ここから仙鶏尾根の登山道に入った。薄暗いスギ林の中をしばらく下り登り返すとスギの木も少なくなり明るい細尾根となった。この仙鶏尾根は花崗岩が風化しており、ざれているために滑りやすいので注意が必要である。小秀山のカモシカ渡りのような急登の岩場が続き、難路となっており上級者コースといっても過言ではない。今回のコースでは唯一危険な個所でここを往復することになった。

 仙ガ岳は360度の展望が得られいつ来ても飽きない。雨乞岳、鎌が岳、御在所岳、宮指路岳、入道ガ岳等が見渡せた。仙鶏尾根で咲きていたアカヤシオはここではまだ蕾であったが東峰と西峰の間の登山道にはバイカオウレンが多数咲いていた。

 仙鶏尾根の往復後みつまたの森へ下山した。この尾根はスギ林が続きスギの木々の間にミツマタの木が多数あり花を咲かせていた。これだけ多数のミツマタの木と花を見たのは初めてであった。鶏足山野登寺のミツマタ、サクラ、仙鶏尾根のショウジョウバカマ、満開のイワウチワ、アカヤシオ、バイカオウレン、タムシバなどの早春の花々を楽しむことのできた「春らんまん」の山歩きであった。野登山だけなら初心者コースで、仙鶏尾根を通るコースを選択すると健脚向けとなる。   (H

 

 2024年4月12 【自主山行】

     伊勢山上&飯福田寺   1名 

松坂ICを降り、飯福田寺に向かいます、お寺の受付で入山料、500円と登山道の説明聞き薬師堂へ。ここからスタート。油こぼし、岩屋本堂とクライミング満載のコースを進みます

岩屋本堂を過ぎ林道を少し歩きます。最高点の大天井を過ぎると目の前に山寺絶景! 下りの亀岩から始まり次々と岩場が続きます。幾つもの岩と絶景を楽しみ下山。ワクワク、ドキドキの伊勢山上。どこか懐かしい山里に歴史を感じる山でした。    M

 

 2024年4月7 【定例山行】

     賤ヶ岳   10名 

 4日前まで、降水量70%だった。当然中止だと思っていたのがいつのまにか晴れた。青春18切符の人と中止だと思って18切符を使った人は、青空フリー切符を使っての出発。

いつものように電車の中は、話に花が咲く。窓から見える桜の花もいっぱい咲いている。もうワクワクしかありません。

9時30分、身支度整えて余呉駅から

スタート。出発してすぐ目に飛び込んだのは、余呉湖から流れる川淵に咲く菜の花と桜。見慣れた風景だけど気分は、上がる。民家のそばにしっかりとした登山口の標識、ありがたいです。歩きやすい登山道。メンバーの一人が平和の鐘をつく、やっぱり世界平和ですね。

最初のピーク岩崎山、枝にぶら下がった小さな木札の表示。向かいの木の幹に張り付いたのは、なんと!赤い色の木札に黒い字の表示。なんで赤?戦場だったから?砦跡だから?岩崎山に続いて大岩山、ここも砦跡。負けた中川氏の立派な墓の横に大きな地図と説明書きの看板で今日登らなかった砦跡が、点々と記されている。今日は勉強会?先を進むと中川氏の首を洗った池。想像すると怖いです。でも足元の可愛いスミレでホットする。ほんとにいいお天気、いい気分。

ちらちら見えていた余呉湖が、バーンと見えた。戦士の大きな像に迎えられ頂上です。戦いに疲れたんですね。右に左に余呉湖、琵琶湖が広がっている。凄い!パノラマビューだ! 気持ちいい景色!あれは、竹生島?遠くに見える山、なんだっけ?戦士達もこんな景色を眺めるひと時もあったでしょうか?頂上には、テーブルにイスが沢山、今日は、人も沢山。リフトで登れば~超楽。観光地ですね。戦士の顔に入っての写真撮影スポットもありました。歴史に苦手の私でも、なんかもう一度学習してみたくなりました。

ゆっくり景色を眺めながらの昼食タイム。公法寺山の表示も赤い表示。少し下りまた昇った先は、最高点の大平良山。食べ過ぎたかな、ちょっぴり息が弾む私。ここも赤い木札。なんか気になります。あとは下るだけと,おしゃべりしながらスイスイ歩いていたら道が違う!戻りました。基本ですね。今日は、沢ガニとマムシらしき蛇に遭遇。登山道を抜けひたすら、のどかな道を歩き余呉駅到着。思ったより暑い日になったけどいい汗かいて余呉湖周回できて楽しい山行でした。 (副)

 

 2024年4月2 【自主山行】

     伊豆三山    1名 

 青春18切符を利用しての久々ぶりの伊豆三山縦走であった。気温は低いが風は殆どない。電車から見ると葛城山、城山の山腹はヤマザクラがいたるところで咲いていた。城山の見事な大岸壁を眺めながら大仁駅を出発した。堤防にはツクシが伸び、ボケの花が咲いていた。子育て地蔵を左手に見ながら城山登山口から登り始めた。

 霞がかかっていて展望は期待していなかったが城山山頂から北から東側の展望がよく、少し雲のかかった富士山や箱根や狩野川、天城山が見渡せた。葛城山山頂テラス付近は平日にかかわらず、外人も含め多くの観光客で賑わっていた。ここからの富士の眺めはいつ来ても素晴らしい。アスレチックコースの方から葛城山を半時計方向に周回するように下山した。今回は時間がないため益山寺には寄らずに発端丈山に登った。ここは誰もいないために静かに景色を楽しんでから三津へ下山した。ヤマザクラ、タムシバの花々、富士山、箱根山、天城山、狩野川、駿河湾などの景色を堪能できた満足の山行であった。   (H)