2024年12月23日~25日 【自主山行】 

    燕岳(宮城ゲート→中房温泉→燕山荘) 2人 

 12月23日冬季ルート宮城ルートから10時前出発。中房温泉15時着。13キロの雪道をひたすら5時間歩いた。

 ワカン、アイゼンなんだかんだとザックが重いし冬用の靴でアスファルトの道を歩くのは足がメッチャしんどい!! 平日のせいか会った人は3人ぐらい。と、丸々太ったサル家族。サルは写真撮ってても動じない! 慣れてるんだ〜!

 中房温泉に着き温泉で体をあたため早々に休みました。

 次の日、燕山荘からの登山状況を聞き、登れると判断。7時30分、中房登山口でアイゼンを履きスタート。

 雪はしっかりあったもののトレースはしっかりついていたので歩きやすかった。合戦小屋からは樹林帯を抜けると風が強く、幾度か雪道にピッケル差し込み体を低くして強風が過ぎるのを待った!

景色は真っ白で何も見え無い!いや〜ほんと雪がサラサラだった。

 15時ぐらいに燕山荘に到着。

 時折雲が抜け燕岳が姿を表す、寒くて外に3分とはおれないぐらい風が強くて寒い。

 夜はクリスマス料理とケーキ、と登山者との会話を楽しみました。

 25日朝、風はほとんど無くこれ以上の天気は無いぐらいの燕岳ブルーを楽しみました。時間的に燕岳山頂は断念しましたが、それ以上に景色、槍ヶ岳、北アルプス、富士山、立山、絶景を楽しみました。

 8時30分過ぎに下山で有明登山者駐車場に16時30には着いてました。

 今回もいろんな経験、学ぶ所盛りだくさんの山行でした、面白かった! (M)

 

 2024年12月23日 【自主山行】 

       愛鷹連峰 越前岳~黒岳 3人 

 

雲一つない晴天で風もなく、0度近い外気温を除けば山登りには絶好な天気。

 「赤富士が見えた」と、車中で第一声。次には「噴火のくぼみがくっきりと真ん中に見える」「すそ野まで全て見える」と、駐車場から45分登った馬の背見晴台は写真スポット。

 陥没した道のわき道を登る時も、ちらちらと樹木の間から富士山が見える。2時間で越前岳に登頂。愛鷹連峰の最高峰である1504mの越前岳の頂上からは駿河湾も見ることができた。

 その後富士見台鋸岳展望台を経て黒岳へ。黒岳からのピストンを行った。いずれにしろ雄大な富士山を何度も見ながら歩く、今年を締めくくる素敵な山行となった。    (堀)

 

 2024年12月15日 【定例忘年山行】 

      赤坂山  20人 

15日は快晴で路面の凍結もほとんどなく、早朝「新・日本の街路樹百景」で有名な、マキノピックランドの約500本、約2.4㎞のメタセコイヤ並木通りに立ち寄った。立派な大木のメタセコイヤの街路樹は朝日が当たると紅葉が一段と赤さを増し見事な景観であった。新緑と紅葉の時期に多くの観光客が訪れるのも納得できた。

赤坂山へは、当初は2つのグループに分かれて登る予定であったが、健脚コースである寒風から赤坂山の周回コースは積雪と稜線の強風の予想のため危険と判断し止めて、赤坂山への往復コースのみに変更となった。前日降った雪は予想外に気温が高かったためか登山口からしばらく上部までは融けていた。途中のブナノ木平手前から徐々に積雪がみられ、赤坂山の山頂付近では膝くらいの積雪量で12月に入ってから最も積雪が多く、新雪の景色を眺めながらの登山を楽しむことができた。赤坂山の山頂は日本海、伊吹山、琵琶湖、高島トレイルの一部等360度の大展望が得られた。日本海からの風があったため山頂で集合写真を撮影してからすぐに下山開始し、風のないブナの木平の東屋で昼食をとり下山した。

予定より早く下山でき、マキノ高原さらさで入浴し高速道路の渋滞もなく早く帰宅できた。忘年山行の2日間は思いがけない積雪のある忘年山行となり雪山を楽しむことができ、思い出深い山行になったことと思う。バスや宿泊の手配、下見、詳細なしおりまで作成し、山行中はスマホで位置共有のフォローをして、全員の安全を見守ってくれたCL、SLにはご苦労をおかけしました。    (H)

 

 2024年12月14日 【定例忘年山行】 

      蛇谷ヶ峰  20人 

週末は全国的に寒波が来るという予報で、身構えていた。雪に備えてといざ前日になると、服装は?チェーンスパイクは、買ってあるけど、使用したことがない。ネットで履き方を検索してから、練習してみる。「え~ こんなに硬いの」靴を脱いで履かせてみてから、今度は靴を履いて装着!時間はかかるし、雪のある所でできるのかしら・・・一番の不安の種になってしまった。

当日は勝川駅6:45集合、7:00出発予定。予定より早くスタートできた。名神高速ではまだ紅葉を見ることができ、雪をかぶった伊吹山の存在感も堪能していた。しかし現地につく前あたりから雪が降ってきた。雪が降るかも、山の途中からは雪があることも他の人の活動日記で見てきてはいたが、予想より早くから、雪のお出迎えになってしまった。 

宿泊するくつき山荘に荷物を置かせてもらい準備する。20人中山行には行かないで、のんびりするベテランチーム。山行メンバーも3グループに分け、それぞれのペースで行くことになった。最初から雪があったおかげで、逆に山荘からチェーンスパイクをつけることができ、私にとっては良かった。

(でもなかなか履けなくて、「それでは履けないわ。」と少し手伝ってもらった。)

スタートが15分遅れ、1015になった。雪の中歩く。登山口に入ると、チェーンスパイクに落ち葉と雪が団子になってくっついてきて、歩きにくい。時々足を振って、おとすもすぐに団子状態。しかし思いがけない雪景色を見ることができ、きれ~い。木の枝に積もった雪が頭上から落ちてきて「おいおい しっかり歩きなさいよ。」と叱咤激励してくれる。途中の標識が蛇谷ヶ峰山頂13kmとあり、〝うそー″勿論もともと歩行6.2kmしかないはずなのにそんなことはない!1.3kmだ。そのまま進むとまた標識。さっきから300mしか来てない。雪はますます降ってくる。新雪のきれいな雪は楽しめるが・・・ 

後ろから「相談しよう!」の声がかかる。今から山頂目指しても、展望は望めない。食事をする場所もない。それに下手をすると下山のころには日が暮れてしまう。危険なので、それぞれ危なくない場所を確保して、簡単に食事して下山することに決定。さすがにみんな早いこと。さっさと食事を済ませ下山した。雪は登りより深くなっていた。13:30全員くつき山荘到着。時間も早いので、ゆっくりと温泉につかったり、道の駅に買い出しに行ったり過ごした。美味し食事と交流のゲームでより盛り上がった。こんなのんびりした山行もいいね!明日は晴れますように・・       (潤)

 

 2024年12月8日 【自主山行】 

      六甲山縦走(西コース)   8人 

神戸7時到着を目指して、春日井を朝4時に出発した。3月の大会本番のために、各自が自分のペースで歩くことにし、途中の集合場所を決め、ヤマップの位置情報を共有した。

菊水山頂で時雨が降ったが、あとは天気に恵まれて歩くことができた。神戸の街や瀬戸内海の景色を眺め、紅葉に感嘆し、思わずシャッターを切った。22kmを歩くというハードな山行であり、脚にかなりの負荷がかかったが、今年一番の紅葉に出会えた。計画してくださったリーダーや長距離運転をしてくださった皆様方に感謝したい。                                 (堀)

 

 2024年12月1日 【自主山行】 

     金華山  1人 + 27人 

121日に行われた愛知県勤労者山岳連盟組織部交流山行に参加しました。

 一般登山講座受講生をゲストに迎え、各会組織部関係者を中心とした参加者28名で催行されました。当日は天候にも恵まれ山行日和となり各会参加者との交流ができ、今後の県連活動についても意見交換ができました。  (岩)

 

 2024年12月1日 【自主山行】 

     天狗森山  4人 

入野谷山分杭峠付近に駐車スペースがないことがわかり、行き先を急遽、中津川の天狗森山に変更した。分杭峠はゼロ磁場で有名なパワースポット。どんなパワーがあるか興味があったが、次の機会に回すことにした。 

 三角公園に4人が集合し7時前に出発。高速を経由しないで下道から林道に入り、8時過ぎに風神神社を通過、林道ゲート前に車を止めた。ゲートをくぐり登山スタート、と思いきや登山口はまだまだ先。林道歩きを1時間で槙平(営林署小屋)に着き、一服。そこから10分ほど歩いて、やっと登山道入り口あたりに着いた。ここを左にとれば天狗森山方面に行けるのだが、そのまま真っすぐに20分ほど登ったところで道間違いに気づき戻ることになった。戻った後はいよいよ山道に入った。最初はそんなに急登でなかったが、途中か

ら落ち葉の上に2~3㌢積雪、おまけに背丈ほどの笹藪の急登があり、息を切らせて登らなければならなかった。30分ほど登り、やっと天狗森山頂上に着いた。少し雪をかぶった遠くの山々を見ることが出来た。ちょっと寒いがここでランチ。頂上からの眺めは今一だったが、久しぶりの“ 雪山? 〟を楽しむことが出来た。頂上では風神神社からバリエーションルートを登ってきた同志会の猛者7人に出会った。出会ったのはこの7人だけだった。アイゼンも用意したが、不要だった。帰路は同じ道を下り、ゲート前には14時に着いた。  ()

 

 2024年11月29日 【自主山行】 

     金勝アルプス  3人 

 来年2月の定例山行の下見のため、滋賀県金勝アルプスに行きました。

はじめはシダの生い茂る沢沿いの道を進み落ヶ滝を見、中腹からは雑木林の中の急登をひたすら登り、尾根道に出てからは岩場。 

琵琶湖と奇岩のすばらしい眺めに見とれながらも、足元注意で歩きました。

心配していた強風はなかったのですが身体が思ったより冷えていて、昼食にFさんが用意してくれた熱々のおでん&うどんがおなかに染みるくらいおいしかったです。

軽くなったザックと重くなったおなかを抱え、竜王山山頂に向かってから下山開始。

花崗岩が崩れたザレ場の急な下りはつい「ここ降りるの?」と言ってしまうほどでした。緊張の連続の中でも新たな奇岩の絶景が次々現れ、写真を撮ってくれたYさんに感謝です。

 雨雲に追いかけられながらの下山だったので駐車場に続く林道に出たときは心からほっとしました。(西)

 

 2024年11月24日 【自主山行】 

     鈴鹿 竜ヶ岳  8人 

今年1番の寒さか、という朝、鈴鹿山系の竜ヶ岳に登りました。

「上は風が強いよ~」と駐車場の係員の方の声に送られ、予定より30分早く歩き始めました。はじめは緩やかな林道、小一時間経つと急な登りの登山道、木々の間から望める景色に励まされました。

山頂近くになると急に展望が開け、正面に伊勢湾が輝いており、皆で歓声を挙げました。

確かに山頂は風が強い分、いっそう寒く感じ、景色は最高ながらも長くはとどまれず。早々に、風が少ししのげる山腹まで降りて昼食をとりました。 

秋晴れの中、バリエーションに富んだ登山道、広い展望が魅力のお山を楽しめました。(西)

 

 2024年11月24日 【自主山行】 

     鬼ヶ牙~臼杵山   5人 

CLH氏おすすめのトレーニング山行へ参加!

急登を登っては下り、また登っては下りが果てしなく続く。

片側が削ぎ落ちた細い登山道、木の根が張りめぐる尾根道、そして岩場。両手両足をふる活用しいくつものロープを掴みながら登ったり、下ったり・・・。まさにトレーニング!

この記事を書いている今、全身筋肉痛です()

鬼ヶ牙登山口からスタートし、本峰の前に東峰へ。地図アプリにはないルートの為、ルート外れの警告音が鳴る。

登頂すると、目の前には緑の山々の間に新名神高速が!振り返ると、これから向かう「鬼が牙本峰」そして奥には仙岳の双耳峰が。CLの「この景色見とかないとね!」に納得。

 ここから「鬼牙(本峰)」までは20分程、本峰では朝日に照らされ輝く伊勢湾がみえた。

私的には「鬼牙」から「長坂の頭」への急登が長く辛かった・・・。「御所平」へ向かう今日初の開けた稜線歩きは風が強かったがとても気持ちよく歩けた。そして目の前に見えた御在所岳・鎌ケ岳・仙ケ岳・野登山の眺めを堪能。滋賀県側から分厚い雲がきましたが、三重県側は終始光り輝く伊勢湾が今日登ったいくつもの山頂から眺めれました。

 「臼杵岳」山頂から少し奥へ進むと、ここに今日一番の眺望の岩場あり!ここもCLのおすすめスポットです!素晴らしい景色に、皆笑顔いっぱい。伊勢湾に浮かぶ船、四日市コンビナート、知多半島から渥美半島も確認でき遠くには神島も!「あれがセントレアかな?」と皆で盛り上がった。

最後の7座目「臼杵山」からの下りがまさかの“激下り~!!!「木を掴んで3点支持しっかりね」の声掛けに気持ちが引き締まる。すでに足や膝はクタクタです、意識を集中して下山。汗かきの私は下山なのに汗だくとなりました。

このトレーニング山行は、きっとこの先の私の山登にプラスになる事間違いなし!の経験が積めました。企画してくださったCLに感謝。充実した1日をありがとうございました。    (YK

 

 2024年11月23日 【自主山行】 

     妙義山縦走   2人 

人生山あり谷ありとの言葉があるが今回は岩登りあり崖下りありの言葉を凌駕する激烈な貴重な体験をさせてもらった。

 今までの岩登り経験なんて比べ物にならない壮大な経路で、大きく登って大きく下る連続で心が折れそうになる所を同行者の励ましで歩を進めた。

 途中地元のハイキングクラブ? の方々と合流し、装備の凄さ・経験値の高さで中でも一番経験・技量が高いであろう長老のザックはカラビナ大小10個以上・シュリンゲ多数から始まり、他私の経験で見たことない道具がハーネスにぶら下がっており道具の重量だけで10kgはあるんじゃない? 物を見せてもらった時には“ホントにハイキングクラブなの”と驚きを隠せなかった。(今度 谷川岳で待ってるよ!!なんてお声がけも頂いた)

 自分的には登り方向(ビビり岩・鷹戻し)は軽々ではないが、苦も無くクリアできたが問題は崖下りの場面で、長い場所は30mを超えるであろう長い壁を鎖と両手両足を頼りにしがみ付きながら必死に降りた。先輩から手で下るのでなく、足で下るんだよって、ご教示いただいており、降りてるときにも下から足の位置等を的確に声がけしてもらい、プルプルする手足を制御しながらなんとか降りた。

 何とか命からがら下山することが出来たが、太腿・両腕パンパンでいつもの登山ではない心地よい筋肉の張りを覚え、帰りにお得な温泉で疲れを癒し、帰路に就いた。

 同行していただいた、先輩及びハイキングクラブの長老には大感謝の良い一日であった。   ()

 

 2024年11月17日 【定例山行】 

     谷汲山   17人 + 1人 

もみじ祭り中の横蔵寺から同じくもみじ祭りが行われている華厳寺(谷汲山)まで18名で歩きました。天気予報では、曇り空ながらも降水確率0%でしたが、途中、何回か小雨が降りました。それでも、薄日が差す時もあり、暖かく総合的には、まずまずの登山日和でした。登山道では、晩秋だというのに、ヒルがズボンの裾を這い上がってきたり、蛙がいたりしました。例年なら、この時期、燃えるような赤い紅葉に出会える谷汲山ですが、今年は、まだ始まったばかりでした。いろいろ異常気象や地球温暖化を実感させられた山行でしたが、目的のひとつである「参道でよい柿を安く購入する」は、無事達成できました。 横蔵寺のイベント会場のテントで買った柿大福もおいしかったです。柿の実が丸ごと入っているのではなく、薄くて柔らかい餅生地の中は、柿ジャムを練りこんだあんこがぎっしり。食べるとほのかに柿の香りが感じられる上品な大福でした。筆者お勧めの一品です。    ()

 

 2024年11月9日 【定例山行】 

     比叡山 定例山行   17人 + 3人 

以前、ゴールデンウイークの雨の日に傘をさして訪れたことがある。その時は誰もいなかった。秋晴れの中、10年ぶりの再訪だ。表参道登山口からスタート。駐車場の方たちが笑顔で「いってらっしゃい」と見送ってくれた。何だかとても嬉しかった。緩い参道を上がると日吉大社の真っ赤な鳥居が出迎えてくれる。いよいよだ。「我が道を行く」の石碑に凛とする。いつもの登山とは空気感が違うと思った。暫く歩くと延暦寺会館に到着、予定より30分ほど早い。ここでゆっくり昼食やお寺巡り、鐘楼を鳴らすなど各々楽しむことができた。

京都からロープウェイで気軽に来られるからなのか、多くの外国人が訪れていた。お昼前にはどこも人でいっぱいだ。私達は山頂を目指し登山道へ。とても整備されていて歩きやすい。山頂は眺望がないので記念写真を撮り、すぐに下山した。駐車場まで降りると琵琶湖の竹生島、伊吹山。反対側には大津、京都、大阪のビル街まで見渡すことができた。視線を下ろした先にはシカも居た。眺望を存分に楽しんだ跡、ロープウェイを横目にさらに下山。小石や砂などで滑らないように注意した。途中、青空や少し早い紅葉に癒されて、無事に登山口に到着した。

今回の比叡山から修学院は、天気に恵まれて観光や歴史にも触れ、最高の山行だった。  ()

 

 2024年11月4 【自主山行】 

     磐梯山  1人 

朝霧が出てきて、今日は、天気よいかな?と期待しながら、八方台駐車場に到着しました。朝早く、出てきましたが、7時すぎには、駐車場もいっぱいで、なんとか1台車を止めることができました。まだまだ、次々と車も入ってきて、止めるところを探していました。お日様も眩しくとても良い天気で、紅葉も最後の連休とあり、大賑わいです。登山口は、風もなく、日差しが温かく感じられ、夏の格好でも大丈夫です。上着も着ずに八方台登山口から出発しました。携帯トイレ回収ボックスが登山口にありました。スタートからは、整備された緩やかな上りで歩きやすいです。ブナ林のなか、黄色やオレンジの落ち葉の絨毯の登山道で、朝陽が木々の間から眩しく差し込み、とってもきれいでした。中の湯あたりにくると、硫黄の臭いがしてきました。中の湯は廃業していて、古い温泉旅館が建っていて、ロープが張ってあり、近くへは入れない様子です。中の湯付近は、登山道に温泉が染み出て、グュグチュしているので滑らないように要注意です。ぬかるみも何か所かありました。

整備された登りやすい登山道でだんだんと展望の開けているところからは、青々とした檜原湖がきれいに奥のほうまで見え、青い沼湖と黄色に色づいた山肌のコントラストが素晴らしかったです。弘法清水小屋は、2020年夏に大規模改修され、建物の奥にきれいな携帯トイレブースの個室が2つあり、これ程安心できる携帯トイレブースは初めてみました。小屋の外から、扉を開けて入ることができます。弘法清水小屋の入口あたりには、湧き水があり、この湧水を使って作る焙煎珈琲「きよし珈琲」は名物のようです。小屋のあたりは、冷たい空気だけど、陽が照っていたので、上着1枚着て、休憩しました。裏磐梯の山肌や青い湖沼がドーンと見え、素敵でした。

ウキウキしながら、さらに山頂を目指します。山頂は、開けていて広く、多くの方がいらっしゃいました。猪苗代湖がドーンと眼下に広く遠くまできれいに見え、檜原湖の奥に朝日連峰、月山、鳥海山?360°パノラマビュー。飯豊連峰、安達太良山も。風も少し吹いて空気は冷たいけど、お日様が照っているので、温かくも感じ、1枚上着を着て、お昼ご飯を食べました。青い空、青い猪苗代湖、オレンジ、黄色に色づいた山々のコントラストが素敵すぎて長居してしまいました。下りの弘法清水小屋で、私は、名物なめこ汁(500円)をいただき、温まりました。小屋のなかは、休憩するには、テーブルや椅子もあり、快適ですが、扉は、オープンなため、ちょっと寒いです。小屋で薄紫色のバンダイクワガタの花の写真を見かけました。バンダイクワガタは、6月中旬~下旬に上部の岩場に咲く磐梯山の固有種だそうです。なかなか見られない花と聞くと見たくなります。天候もよく、紅葉最後の会津富士絶景展望を楽しむことができ、最高でした。   (中)

 

 2024年11月3 【自主山行】 

     蔵王山(熊野岳)  1人 

蔵王山は、風が強く、ガスの出ている日も多い。蔵王のシンボルのエメラルドグリーンのお釜を見ることができたら、ラッキーと思いながら、仙台空港から蔵王山頂レストハウスまで、向かいました。お天気は、とっても良く、蔵王エコーラインと蔵王ハイラインへと向いましたが、大渋滞。蔵王エコーラインは、115日の17時から、2025425日まで冬期通行止めになってしまいます。最後の連休、快晴とあって、皆さん、大賑わいでした。

予定より1時間遅れで登山開始。とにかく、風が冷たいだろうと二重手袋、耳当て付きニット帽子、冬用アウタージャケット、冬用ズボン、ネックウオーマー、完全防風防寒装備バッチリです。それでも寒ければ、レインウェアを着ればよいと思っていましたが、お日様が温かく感じ、助かりました。観光の大勢のかたは、山頂レストハウスから歩いて2分くらいの展望台からお釜を眺めていらっしゃいました。私は、蔵王ハイラインのゲートが16時に通行止めになってしまうので、先を急ぎました。馬の背を超えたところがお釜のビュースポットらしいです。馬の背は、風を遮るものはなく、写真を撮るために手袋を外したら、冷たくなってしまうので、要注意です。風は強いけど、足をとられることはなく、さくさくと歩くことができました。高い棒が登山道の脇に何本か立っていて、道標となっています。快晴で眩しいくらいのお日様が照っていたので、風のないところでは、温かく感じるくらいです。ビュースポットからは、ポスターで見たとおりのエメラルドグリーンのお釜をほんとに綺麗に見ることができ、感動しました。「これが、蔵王シンボルのお釜だ!」熊野岳山頂がすぐそこに見えました。山頂へ向かう途中、岩の間にシラタマノキを見つけました。

とってもお手軽コースでした。山頂からは、360°パノラマ展望。それも快晴で、飯豊連邦、朝日連邦、安達太良山を見渡すことができ、ラッキーでした。

刈田岳は、観光のかたが、すぐに登れるくらいレストハウスから近く、刈田山頂には蔵王刈田嶺神社奥宮がありました。刈田岳からお釜を見るころには、もう、エメラルドグリーンのお釜ではなく、グレーのお釜になっていました。ぎりぎりタイムでのラッキーな蔵王山でした。名物の玉こんにゃくやずんだ団子は、時間的に遅くて、もうお店は終わっていました。駐車場の入口で焼きとうもろこしを売っていたのでいただきました。刈田嶺神社で買ったキーホルダーに「コマクサ」の絵が描かれていました。あとから、蔵王のシンボルはお釜以外にも高山植物の女王「コマクサ」だと知りました。熊野岳山頂付近には、もしかしたら、パセリのようなきめ細かい葉が「ここにいるよ」と言っていたかもしれないと思うとまた、砂礫地帯のような荒地で風雨に耐えながら映えるコマクサ6月中旬~7月にかけて最盛期)に会いに行きたいなと思いました。   (中)

 

 2024年10月30 【自主山行】 

    大菩薩嶺周回  1人 + 3人

 ずっと行きたかった山のひとつ、大菩薩嶺にやっと行ってこれました。関東方面の知人夫婦と前日夜に現地集合し車中泊。上日川峠第1駐車場に駐車。(駐車場は第1から第4まであり)

 2-3日前まで天気予報は悪くて、雨予報。正直、登山は中止になるかな、と半分諦めていた。そこから予報は回復していき、雨のち曇り(薄日がさす程度)の予報となっていた。富士山の姿がチラリと見える位かも、、、と思いながら、カッパを着て朝7時過ぎに登山開始。 

 福ちゃん荘でトイレ休憩。ここはテン場があり、ここでテント泊するのも良いなぁと眺めつつ出発。9時頃、雨が上がり、だんだん陽もさしてきた。雷岩近くで後ろを振り返ると、なんとまあ、富士山が見えているではないですか!「ヤッホーーーー!!!」とみんなで叫んでみたら、2秒くらい置いて「ヤッホーー」と小さめだけどハッキリと別人の女性の声が返ってきて、めちゃビックリ。これが山びこというものなのか!!誰か女の人が山の向こうから返してくれたのか!?ちょっと謎(笑) 

 大菩薩嶺の頂上では眺望は無いので記念撮影のみをして、雷岩に戻り、昼休憩。ここは一番眺望が良くて、富士山~南アルプスオールスターズ(下の写真参照)~南八ヶ岳まで見れて感動。雲も多いけど、その雲がとっても良い仕事をしていて、一役買っているようでしたよ~。ここでみんなでヨガのポーズで記念撮影を。 

 雷岩から大菩薩峠までは、富士山を眺めながらの快適な稜線歩き。介山荘はこの日は休業でしたがトイレは使用できました。そこからの下山は遊歩道のような道をずっと下っていきました。 

 今日が初登山というメンバーも1人いたので、その人を含めてゲスト3人に対して、道中、声掛けをしつつ気にかけて危険の無いよう、無理しないよう、ゆっくりペースで休憩多めの山行となりました。無事に14時、登山終えることが出来ました。 

 今後スルジェで行くなら、上日川峠の駐車場横のテン場で前泊(テント泊)して翌日登山するのが良さそうだと思いました。1-2人なら車中泊、3人以上ならテント泊といった具合に。  (MK) 

 

 2024年10月28日~31日 【自主山行】 

   みちのく潮風トレイル(岩手県)  5人 

 

13年前の東日本震災後、初めての訪問。海岸は相変わらず綺麗でした。変わったのは、町から高い防波堤に阻まれて海が見えないことです。

  2日目は宮古の宿からメモリアルパークを経て潮吹穴や浄土ケ浜、浄土ケ浜ビジターセンターまで約4万歩を歩きましたが疲れはそんなに感じませんでした。

メモリアルセンターを過ぎると山道になります。海岸沿いに標高100m以下のアップダウンが続きます。左手の島や海を見ると疲れも吹っ飛びます。潮吹穴は大きな波が押し寄せると岩の間から諏訪湖の間欠泉みたいに高く潮が上がります。30mも上がることがあるそうです。私たちが見たのは10mほどでした。また1日目の宿の食事は海の幸いっぱいで最高でした。3日目、4日目は舗装道を2万歩近く歩きました。

 初日は、小牧空港からの出発便が2時間を超える遅れ、盛岡からのJRが運休などで歩けませんでしたので、バスで直接宿に向かいました。最終日も釜石からJRが運行停止。遠野までタクシーで行き飛行機にギリギリ間に合うことができました。行き、帰りともトラブルはありましたが楽しい旅行でした。みちのくトレイルは青森県八戸市から福島県相馬市まで1000キロを超えるロングトレイルです。来年は、どこを歩こうか次の計画を練るのが楽しみです。    (鷲)

 

 2024年10月27 【定例山行】 

     湖北 横山岳   7人 

滋賀県の小谷城SICを出て、横山岳白谷登山口駐車場(263)mへ。

経の滝、五銚子の滝を愛でながら少しずつ標高を上げ、やっと横山岳(1131m)山頂到着。見晴らしがイマイチなので横山岳東峰まで進み、お昼休憩をする。

その後、周回で東尾根コースを通り白谷登山口へ下山。

登った事がある山なのか記憶になく、最初の方から頂上近くまで小石混じりの急登でロープはいくつか張ってあるけれど、3点支持で登れるところが少なく歩き辛くハードでした。頂上に着いたら見覚えのあるハシゴが掛けてあるスチール製物置があり来た事があるのを思い出しました。 

5年前に登った時はそんなにしんどい山だった記憶が無いのは、5年の月日のせいでしょうか。   (張)

 

 2024年10月21 【自主山行】 

     高尾山   2人 

 筑波山での講習を受講したついでに、東京都民人気NO.1の高尾山に登ってみた。

 高尾山は多くのコースがあって私たちは2号路、4号路、時には横道にそれながら頂上を目指した。

 テレビで見ていた高尾山はお土産屋とか表参道だった。しかし、登山道は思っていたより自然がいっぱいで緑に覆われていた。

 登り始めは沢沿いの道で、琵琶滝や吊橋を楽しんだ。樹齢数百年はあるだろう立派な杉がたくさんあった。たこ杉とか天狗の腰掛杉とか何かにかこつけてネーミングされた杉に登山の足が止まった。また、シャガの葉が登山道に多く生息していて、花の時期はさぞ綺麗だろうと思った。もう少し時期が遅ければ紅葉もすばらしいのだろうが、逆に人が多すぎて興さめしそう。頂上付近の名店で団子やお蕎麦、黒豆饅頭を食べまくり満腹。

 下山時1号路には高尾山薬王院がある。本堂には、しめ縄がかかげてあり立派な赤い鳥居があるのに境内にはお寺にみられる鐘楼が建てられている。法要があるとかでお坊さんがほら貝を吹きながら歩いていらした。寺?神社?家に帰って調べてみると“神仏習合”というのだそうだ。お坊さんは神様の前でお経を読むんだそうです。なるほど、歴史を振り返ればそれがあってもいいと思う。   (日)

 

 2024年10月20日 【自主山行】 

     筑波山   3人 

 茨木県つくば市筑波ふれあいの里において、日本勤労者山岳連盟主催による「登山寿命をのばす為の講習」を受講しました。

 19日は机上講習とストレッチと筋力トレーニングの実技講習を受け、山での歩き方と日常でのトレーニングの見直し方を学びました。登山寿命を延ばすためには山に登るだけでなく定期的な筋トレが必要なようです。

 20日は筑波山の白雲橋コースで安心・安全な登高ペースの体験実習をしました。

 安心・安全な登高ペースは~350m/hです。登高速度計を使ってこのペースを確認してみました。私にとっては、このペースだと何時間でも歩き続けることができる最適なペースだとわかりました。実習は他の山岳会の人と一緒でした。いつも早いペースで歩いている人にとってはこのペースがかなりストレスになったみたいです。スルジェ山の会の会員でも歩く速度はそれぞれ違います。グループ登山ですからメンバーに無理がないかを確認して登高ペースの調整が必要だと思います。個人的にはこのペースで歩きたいです。 

 講習は弁慶茶屋跡で解散。その後私達は女体山、男体山の双耳峰を登って下山しました。

  弁慶茶屋跡から女体山までは母の胎内めぐりや屏風岩など奇岩の連続で飽きることなく歩けます。女体山の頂上では狭い頂上に立つのに凄い行列で、写真を撮るのも気が引けました。男体山頂上は展望台になっていました。

 下山は御幸ヶ原コースで、時々通るケーブルカーを見ながら筑波山神社まで歩きました。

 筑波山は877mで一番低い百名山です。2歳くらいの子供から高齢者まで多くの人が歩いていました。いろいろなコースがあり、ロープウエイやケーブルカーもあるので、多くの人に人気があるのがわかります。 (日)

 

 2024年10月14日 【自主山行】 

     奥医王山   4人 

20年以上前に金沢に住んでいた時、幼かったわが子とスキー場として訪れた医王山(いおうぜん)。リーダーが山行を計画していると聞いて、懐かしさで山行参加を申し出た。標高939mと聞いていたが、登ってみると予想外に手強かった。連休最後の日、医王山ビジターセンターの駐車場はガラガラ。家族連れのグループが1組いたのみだった。最初は緩やかな道。山行目的は「泉鏡花の小説 薬草取のモデルの山を歩く」。だがリーダー以外に『薬草取』を読んだ人はいない。私はネットであらすじをチラッと読んだ。この山にある薬草を1つでも見つけられたらいいな、そんな気持ちで歩き始めた。そうこうしているうちに、この山の名所(?)鳶岩に着いた。標高差が約100メートルの岩場が続く。しっかりとした鎖は付いている。「三点指示で慎重に、足場を決めて登れば大丈夫。」SL、Hさんの声が後ろから飛ぶ。足の置き場に少し迷うこともあったが、鳶岩頂上までたどり着いた。砺波平野から富山湾、白山の山並みの景色は、ここが一番良かった。次の目的地、白禿山を目指し水分を取りながら進む。白禿山で小休憩して夕霧峠に。ここは展望台があり、トイレもあった。ここまで車でも来られるようだ。トイレ休憩し、奥医王山に向けて出発。時折、景色が望めるが樹林帯の道が長かった。

 奥医王山は、眺望がそれほど良いとは言えず少し残念。帰り道は鳶岩を避けて別ルートで下山したが、段差もある階段がけっこうな長さだった。奥医王山まで行く先々で一緒になった1人登山の女性と話すうち、金沢市内まで一緒に行くことになり、下山は5人で行動。今年登山を始めたばかりだそうで帰り道の距離の長さに少し不安そうだったが、話をしながらゆっくり歩き無事一緒に下ることが出来、彼女もとても感激していた。医王山の薬草は薬草茶として耳にするセンブリの可愛い白い花を見つけることが出来た(すれ違った人に教えてもらった)2日目は、神社巡りと白山ホワイトロードを通って帰路に就いた。    (Y)

 

 2024年10月13日 【定例山行】 

     弥勒山 清掃山行   11人 + 7人 

    天気に恵まれた日曜日、弥勒山清掃山行を二コースに分かれて行いました。 

Aコースが弥勒山から大谷コースで、会員3名とゲスト4名が三角駐車場から林道をゆっくりと弥勒山休憩所から弥勒山山頂へ。あまりゴミは落ちていませんでした。

 Bコースは会員8名とゲスト3名。細野キャンプ場から道樹山、大谷山を経て弥勒山。大谷山から11時すぎには集合場所へ下山しました。ゴミは可燃物1.1Kg 不燃物2.5kgと少なかったです。なかなかゴミは落ちてなくて……。でも無いということは良い事です。弥勒山に登られる方のマナーが良いのだと思いました。今年も無事、清掃山行ができて良かったです。    (M 

 

 2024年10月6日~8日 【自主山行】 

     三ツ石山&秋田駒ヶ岳&栗駒山   4人 

 初日は3日間で最も天気がよさそうとの事で花巻空港から三石山(1,466m)登山口駐車場までレンタカーで行き、ここから出発し約30分の林道歩き後、登山道歩きが始まった。三石山荘迄はどろんこ道で終始足元に気をとられた。山荘前には三石湿原があり、ここから山頂を見上げるとガスと雲で覆われていたが、しばらくすると急にガスと雲が晴れ山頂付近が見えるようになった。石やぬかるみの登山道を山頂近くまで登ると、民放の山番組の収録のために女優の南野陽子さんと撮影スタッフが登っていた。この番組は1016日に放映される予定である。本州で一番早い紅葉が見られると言われる三石山の山頂付近では見事な紅葉の絨毯と巨岩を見ることできた。また大松倉山の左手には雲の中に岩手山の裾野が垣間見られた。雲が切れたのは三石山頂に登った20分位であり、下山する頃には再びガスと雲が立ち込めてきた。この日は昼頃から登り始めたことが幸いした。下山後は田沢湖近くのホテルで温泉とバイキングの夕食を楽しんだ。

 翌日は濃霧の中、秋田駒ヶ岳(1,637m)8合目小屋まで車で移動6時から濃霧の中を歩き始めた。片倉岳から男岳に登り阿弥陀池の端を歩いてから階段状の登山道を男女岳(秋田駒ヶ岳)まで登った。山頂から阿弥陀池小屋に降りる途中から濃霧と雲が晴れ、男女岳、男岳とそこから横岳に伸びる稜線、周囲の紅葉が見晴らせた。横岳に登ると今度は西に笹森山、烏帽子岳(乳頭山)や日本海がわずかに見られ、右手の眼下に女岳、小岳、駒池、ムーミン谷の絶景を眺めながら下山し5時間後の11時に8合目の小屋に戻った。その直後から雨が降り出した。早速待望の乳頭温泉郷の鶴の湯に行き、汗を流してから田沢湖駅前に向かい名物の稲庭うどんで遅い昼食をとった。夕方には横手に行き海鮮料理を味わい、雨の中、山道を源泉の湧き出す須川温泉に移動した。

 3日目は雨の降る中、5時から栗駒山(1,626m)に向かった。登山口脇には須川温泉の源泉があり、そこからから流れ出る湯滝を見ながら登山道を進むと、あちこちから温泉の噴気が立ち昇っていた。名残ヶ原湿原に向かう途中で雲が一時的に晴れ、ほんの束の間、栗駒山の全景をることができた。三途の川を過ぎると紅葉のトンネルのような登山道となり、南西方向に月山が見られ、眼下にはドラマチックな「神の絨毯」と呼ばれる紅葉に彩られた東側斜面が見下ろせた。山頂からは南斜面の紅葉と見晴らしがよかった。「山の神様、ありがとう!」。山頂から天狗平の先の展望岩頭に向かうもガスと風のため展望がきかないことと、帰路のことを考え引き返し下山した。下山途中では早池峰山も見ることができた。下山後は須川温泉の露天風呂を楽しみ美味しい昼食をとり、花巻空港に向かった。

 3山で花はわずかにオヤマリンドウ、シロバナトウウチソウ、バイカオウレン等が咲いていた。3日間で岩手、秋田、宮城3県にまたがる紅葉の名所3山と温泉をチーフリーダーの綿密な計画のもとに効率よく回ることができた。3山とも濃霧、霧雨からの視界が開けた紅葉の絶景の感動は素晴らしく、アルプス縦走並みの楽しい山行となった。天気のよくない中を殆ど雨に降られず3原色の紅葉を楽しむことができたのも晴れ女Nと晴れ男Hのパワーによるものだったのでは?  (H

 

 2024年10月1日~2日 【自主山行】 

     平標山・苗場山   3人 

 天気が悪くなるとの予想で、一日早めての出発にし、山行先も一日目を平標山、二日目を苗場山と出発前日の夜変更した。

 前泊し、山行一日目、平標山(標高1983m、花の百名山)。仙ノ倉山(2026m)を目指す。430民宿を出発、登山口まで歩いていく。松手山コースで登り、平標山、仙ノ倉山、また平標山まで戻り平元新道で下るコース。ライトをつけ、ルートを確認し、登り始める。クマが出るとの」情報で、「入るよう~。はっははぁ~」「ほっほほう」と叫ぶ。えっ こんなことするんだ。よしと私も「ふっふふう~」と叫ぶ。

 最初からいきなりの急登が続く。とてもよく整備されていて、道迷いすることはないが、階段が多い。樹林帯の中3合目、4合目の標識があり、「えっ これって、松手山の標識じゃないよね?」この先・・・と不安がよぎる。5合目まで来た時、松手山の標識があり安堵した。しかしまだ急登は続いた。ちょっと緩やかになったら視界も開け、850平標山登頂。民宿で一緒だった同年代の二人組の女性と一緒になった。なんと私たちより遅く登り始め、追い越し先に登頂。平日とあって、登山者はとても少ない。写真撮りあい、お喋りをしながら、果物を食べる。ほっとするひと時を過ごす。そして、仙ノ倉山を目指す。少し下り、風景一変し、紅葉が始まった山が見えてくる。気持ちもいい!

 あそこが頂上?でも近すぎる。「あの山を登った先に、また山があるんじゃない?」の想像通り、一山越えた先の山が仙ノ倉山だった。今までとてもいい天気だったのに、登頂したらガスって360度ビューが見えない。そんなぁ~。先に登頂した二人組の人が待っててくれ、また写真を撮りあった。下山する時ようやく視界が少し開けてきて、周りの山を見ることができた。平標山まで戻り、下山を始める。こちらも階段の連続だが、少しざれていた。その代わり草紅葉とクマザサのきれいな景色を眺めることができた。花のシーズンに来れなかったが、この景色に癒された。だんだんすれ違う人が出てきた。平標山の家で泊まり、次の日に下山の人かなぁと思う。そして私たちは13:10無事下山。次の山行の苗場山のふもとの秋山郷へ向かった。 

 二日目、苗場山小赤沢駐車場に向け410民宿出発。苗場山(2145m)駐車場はすでに3合目、435ライトをつけ、いざ出発する。

昨日に比べるととても歩き易い。参道が続く。この日程で、良かったね。と話しながら、進む。6合目くらいからは、大きな石、岩があり、濡れていて八ヶ岳のようだと思った。地面はぬかるんでいるし、足場を探しながら登る。

 8合目をすぎ、視界が開けると、湿原が広がり池塘も見える。天気も良く青空と湿原の風景がなんとも美しい。まわりに山々が見え妙高、火打山も見えた。『池塘につくと立っている植物が苗のように見えるから苗場山』という事を教えてもらった。

 少しの樹林帯を抜けると、最高の景色!紅葉、池塘、樹木、山々、そして青い空。さっき感激したのに、もっとすごい!景色を楽しみながら山頂まで進む。山頂では、民宿で作ってもらった、美味しいお弁当を堪能し、ゆっくりする。下山は素晴らしい景色が名残惜しく、足が進まない。また登った来る人とすれ違い、「最高の景色ですね!」と言い合う。こんにちはの挨拶が、この言葉になっていた。木道は水はけが良いよう溝のあるものが設置され、周りは自然保護のヤシのマットが設置されている。さすが100名山と感心する。

 ようやく下山開始。樹林帯に入るとすぐ、あのぬかるんだ石と岩。滑る滑る。こんな晴れた日でも滑るのだから、雨だったらさぞ大変と想像がつく。慎重にと思いお尻を低く下げて、脚を伸ばすが届かない、う~ん滑った。(後ろから見ている同行者は、お尻が、ポンポン弾んだと大笑い。私は痛くはない)まだまだ集中力が足りないのか、脚をついてはいけない場所についてしまう。疲れているせいもあるだろう。5合目あたりに来た時ほっとした。会の先輩は「いろいろ経験出来て、初心者に丁度いい山だね」と言う。そうか、確かに・・・。道中いろいろ教えてもらったし、とても学びが多かった。そして最高の景色に出会えた素晴らしい山行となった。先輩に感謝します。   (潤)